メンズバレンタインデーとはいつ？意味や由来、イベントは。

「９月14日　　メンズバレンタインデー」

■はじめに

筆者の友人知人のだれもが「メンズバレンタインデー」なる日を知りませんでした。

いかなる日かを説明すると、全員が一様に驚き、あきれ、そして笑い出しました。

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メンズバレンタインデーとは

ホワイトデーの半年後の９月14日を「メンズバレンタインデー」と言うそうです。

これは女性用のインナー、ナイトウェアのメーカー団体である日本ボディファッション協会（NBF）が1991（平成３）年に制定した日で、バレンタインデーの向こうを張って、男性から女性に愛を告白する日です。

しかし、残念ながら、この日は見事なほど企画倒れに終わりました。

「男性から女性に下着を贈って愛を告白する」という大胆なもので、当然ですよね。

この企画倒れの最大の原因は、告白の使者にチョコレートならぬ下着を任命したことで、これは衆目の一致するところです。

そもそも、そんな日でなければ女性に告白できないというのは、少し情けないのではと思いますが、草食系男子なんて言葉も生まれている時代なので、そこは譲るとしましょう。

しかし、女性にしてみれば、いきなり恋人でもない男性や、多少の顔見知り、職場の同僚、同級生から下着をプレゼントされたら、一体どういう気持ちになるでしょう。

社内であればセクハラ騒ぎになってしまうかもしれません。

もうひとつ難関があって、男性が女性下着売り場に足を踏み入れるのは、相当な勇気が必要で、間違いなく胡散臭い目で見られます。

どうしてもと言うのなら、通販を利用するのがよいでしょう。

この企画の話題性から、初年度は多くの媒体で記事になりましたが、それだけのことで終わってイベントもなく、最近ではこの日を知る人は１割もいないと言います。

貴男がどうしても蛮勇をふるって、想いを寄せる女性に「メンズバレンタインデー」を敢行するなら、以下のアドバイスに心してください。

まずは、相手との関係の距離感を間違えないで、相応のデザインを選ぶことです。

ただでさえ下着というハンデを負っているので、箱を開けてギョッとされるのは覚悟の上ですが、微笑んでくれるようなら、たぶん合格です。

しかし、現実としてはかなり難しいですね。

次はうっかりしがちなサイズの問題です。

実際のサイズより大きいものを贈ったとしたら、その瞬間にゲームオーバーです。

また、下着に限らず、プレゼントされてうれしいものは、自分で買う気にはならないけど、欲しいなとは常々思っているものですが、これは知りようがありませんね。

安物は論外ですが、高価すぎてもいけませんし、色の好みも大切です。

これだけのハードルが待ち構えていますよ。

ホワイトデーから半年後という日にちにどういう意味があるのかわかりませんが、この日は「メンズバレンタインデー」の他に、「セプテンバーバレンタイン」とも言われ、女性から恋人に別れを告げていいという駆け込み寺のような日です。

女性からの別れ話が年１日とは、女性差別の最たるものですから、この日の別れ話に対しては、男性が一切の異議を唱えられない日とすべきでしょう。

また当初、この「セプテンバーバレンタイン」は、男性が男性に告白する日と誤解されていました。

時代を思えば、こっちのほうがふさわしい気がしますね。

さらに、この日は「コスモスの日」という別の名を持っています。

愛し合う２人がコスモスの花を添えてプレゼントを交換し、お互いの気持ちを確かめ合うという微笑ましくも、うらやましい日です。

こちらのほうが盛り上がってもいいように思いますが、あまり聞いたことはありませんね。

この３つは、日本国内限定の記念日であることは言うまでもありません。

■まとめ

男性にせよ、女性にせよ、そんな企画の日に背中を押されなければ、またプレゼントに頼らなければ、愛の告白ができないようではいけませんね。

「バレンタイン」は１年365日と心得てください。

他にもおもしろい記念日がたくさんあります！