▪はじめに
みなさんはタクシーをよく利用されますか?
運転が出来ない人や、終電や終バスが終わった後などタクシーがあるととても助かりますよね。
今回は、多くの人が利用するタクシーに関する記念日や雑学についてのお話です。
目 次
タクシーの日とは
タクシーの日は、毎年8月5日にあります。
タクシーの日は、1912年(大正元年)8月5日に日本で最初のタクシー営業が開始したことに因んで、東京乗用旅客自動車組合が1984年(平成元年)に制定した記念日です。
▪意味
タクシーの日は、日本全国でタクシー普及を目的としたキャンペーンを行う為にあります。
▪由来
タクシーの日は、1912年(大正元年)東京有楽町に設立されたタクシー会社が8月5日に営業を開始したことに由来しています。
最初のタクシーは6台のT型フォードで「辻待ち自動車」と呼ばれていたそうです。
▪イベント
毎年タクシーの日には、日本各地でイベントが行われています。
その中の1つで、2018年に北海道札幌市にある北海道ハイヤー会館で「タクシーの日ファンフェスタ」が開催されました。
イベントの内容は、展示物でタクシーの歴史を学ぶブースやタクシーの運転席に乗れるイベント、地元大学生によるダンスや大道芸人によるパフォーマンスなどでした。
また、沢山の食べ物の屋台や小さなお子さんが遊べるキッズスペースなども設けられて、親子で楽しめるお祭りです。
タクシーの日は8月で子供たちも夏休み中なので、お住まいの所のお近くで行われるイベントにご家族で足を運んでみてはいかがでしょうか?
タクシーの雑学
<日本のタクシーはどうして自動ドアなの?>
日本でタクシーと言えば自動でドアが開くのが当たり前ですが、日本以外では自動ドアはほぼみられず、日本独特のスタイルなのだそうです。
ではなぜタクシーの自動ドアが日本で当たり前になったのでしょうか?
タクシーの営業が始まったばかりの頃は、タクシーを利用する人のほとんどが富裕層だったため、運転手がドアを開けるサービスを行っていました。
しかし、運転手がいちいち降りてドアを開けていたら停車時間が長くなり交通の妨げにもなる為、1950年代後半頃にタクシー自動ドアが開発されました。
その後、東京オリンピックが開催された1964年に外国人観光客に気持ちよくタクシーを利用して貰う為に大手タクシー会社各社が自動ドアを導入したことで日本全国に広まっていきました。
現在は、サービスの意味だけでなく利用者の安全を守る意味も含まれています。
お客さんが乗り降りする際、バイクや自転車が突っ込んでくる可能性もあるからです。
タクシーのドアは、運転手がしっかりと安全確認をしてから開けられるので、勝手に開けないように注意してくださいね。
<「助手席」はタクシー業界で使われる用語だった?>
みなさんが今では当たり前のように使っている車の「助手席」という言葉は、実はタクシー業界で使われるものだったのです!
タクシーの営業が始まったばかりの大正時代はタクシーに利用される車のほとんどが外国製のものでした。
外国製の自動車は車高が高くて、着物を着ていた日本人には着物の裾が引っ掛かるなどしてとても乗りにくかったのです。
ですから、当時はタクシー利用者の乗り降りを手助けする「助手さん」と呼ばれる人が一緒に乗っていました。
助手の仕事をする人は必ず運転席の隣に座っていたので、その席を「助手席」と呼ぶようになり、「助手さん」がいなくなった今でも「助手席」という言葉だけは残ったのです。
▪まとめ
タクシーは近年、運転免許を返納した後などの理由で自分で運転することのできない高齢者にとって、買い物や病院に行く時に欠かせない足になっています。
また、妊娠中の方が産気づいた時に病院まで連れて行って貰うよう前もってお願いすることが出来るサービスなども行われています。
タクシーの日にはイベントなどに足を運んでみて、困った時にお世話になることが多いタクシーのことをよく知る良い機会かもしれませんね。
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