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万歳三唱の日とはいつ?意味や由来は。本来は「万歳 万歳 万々歳」だった

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▪はじめに

国や会社のお祝い事やスポーツなどの大会で優勝した時などに万歳三唱をすることがありますよね。

じつはこの万歳三唱が生まれた時に起こった、ちょっと面白いエピソードがあるのです。

そこで今回は、万歳三唱が生まれた時のことや万歳三唱に因んだ記念日などについてご紹介しましょう。

 

万歳三唱の日とは

万歳三唱の日は、毎年2月11日にあります。

この記念日は、1889年(明治11年)の2月11日に行われた大日本帝国憲法発布の式典の時に日本で初めて「万歳」を「バンザイ」と発音して万歳三唱を行ったことに因んで制定されたものです。

 

▪意味

万歳三唱の日には、明治時代に日本初の万歳三唱が行われたことを記念するという意味があります。

 

▪由来

万歳三唱の日は、1889年(明治11年)2月11日に大日本帝国憲法発布の記念式典の祭、青山練兵場での臨時観兵式に向かう明治天皇の乗った馬車に向かって大学生たちが日本で初めての万歳三唱を行ったことに由来しています。

 

▪イベント

万歳三唱の日に因んだイベントは、残念ながら見つけることができませんでした。

 

万歳三唱の雑学

<「万歳」は中国から伝わった言葉?>

万歳三唱のときに使う「万歳」という言葉は、中国で使われていた「千秋万歳(せんしゅうばんぜい)」という言葉が由来となっています。

千秋万歳の「千秋」は「千年」、「万歳」は「万年」という意味があり、昔の中国では「千年も万年もの長い間の長寿と繁栄」といった意味の言葉です。

この言葉の「万歳」という部分を皇帝の長寿や繁栄を願う意味を込めて皇帝を祝う時に使われていました。

 

「万歳」という言葉は平安時代には日本で使われていたといわれていて、当時は中国と同じように「バンゼイ」や「マンザイ」、「ヨロヅヨ」などと読んでいたようです。

「万歳」を「バンザイ」と読むようになったのは、1889年(明治11年)の大日本帝国憲法発布式典の時からで、それまで読まれていた「バンゼイ」は言いにくいという意見から「バンザイ」と読むことになりました。

 

<万歳三唱はもともと「万歳 万歳 万々歳」と言うはずだった⁈>

万歳三唱を大日本帝国憲法発布式典で行うことになったのは、東京帝国大学の教師たちの提案からでした。

当初学生たちは、式典の催しの1つだった青山練兵場での臨時観兵式に馬車で向かう明治天皇を最敬礼でお見送りする予定でしたが、それだけでは物足りない、フランスやイギリスのように明治天皇をたたえる言葉を唱和しようという案が教師の中から挙がったのです。

 

しかし、日本には他の国のように天皇をたたえる言葉がありませんでした。

そこで、和田垣健三教授が提案したのが中国から伝わった「万歳」という言葉でした。

 

この万歳を「万歳、万歳、万々歳」と唱和し、さらに高揚感を高めるために両手をあげるという「万歳三唱」を行う事が決定しました。

しかし当日、一声目の「万歳」の声の大きさに馬車の馬が驚いて立ち止まってしまったため、二声目は小さな声になり、三声目は言うことができませんでした。

この出来事から「万歳三唱」は「万歳」を単に3回繰り返すものとして世間に広まり、その後もお祝い事の際に「万歳、万歳、万歳」という形の万歳三唱が行われるようになったのです。

 

因みに、万歳三唱のときに手をあげる際の正しい作法は、万歳の発声と共に両腕を垂直にあげ、その時に手のひらを内側に向けて指を真っすぐ伸ばすというものです。

両腕をあげた時に手のひらを外側に向けた形が一般的になっていますが、これだと「降参」を意味する形になってしまうので、手のひらは必ず内側に向けるよう注意しましょう。

 

▪まとめ

万歳三唱が現在の形になったのにはちょっとした失敗から生まれたものだったのは面白いですね(当時の学生さんたちは血の気が引いたでしょうが)

嬉しくて気持ちが高ぶった時に万歳三唱をするとなんとも気持ちがいいものです。

しかし、しかるべき場所では正しい作法で行わないと失礼にあたるので、万歳三唱の日と一緒に正しい作法もぜひ覚えておいてくださいね。

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