▪はじめに
カラオケは老若男女問わず人気の高い娯楽の1つです。
現在では日本だけでなく世界中で爆発的な人気となり、日本文化の1つとまでいわれています。
今回は、そんなカラオケに関する記念日の1つを雑学と共にご紹介しましょう!
目 次
カラオケ文化の日とは
カラオケ文化の日は、毎年10月17日にあります。
この記念日は、カラオケ機器の販売やリースに関わる事業者の全国協議機関である一般法人全国カラオケ事業者協会(JKA)が協会の創立した日に因んで制定したものです。
▪意味
カラオケ文化の日は、「カラオケはわが国が生んだ最大の娯楽文化」との認識から、カラオケを通じた文化活動の支援や文化交流を行い、その普及を図ることを目的として制定されました。
▪由来
カラオケ文化の日は、1994年(平成6年)の10月17日に創立したことに由来して制定された記念日です。
▪イベント
カラオケ文化の日に関するイベントは、残念ながら見つけることができませんでした。
カラオケの雑学
<カラオケボックス発祥の地は岡山県!>
現在では当たり前になっていて日本各地にある個室のカラオケボックスですが、もともとはトラック用のコンテナを使っていたことを皆さんはご存知でしょうか?
カラオケボックスが生まれたのは1985年(昭和60年)で、発祥の地は岡山県早島インター付近です。
それまでカラオケは、スナックやカラオケ喫茶などの飲食店で提供されるサービスでした。なぜコンテナを使用したのかというと、岡山県のとあるスナックのママさんが事故で入院してしまうことになり、困った旦那さんがトラック用のコンテナにカラオケの機械を置いて1曲100円のセルフサービスで歌えるようにしたところ、大好評となったそうです。
そこで、使われなくなったコンテナを改造して開業したところ、瞬く間に日本各地に広がっていきカラオケブームの立て役者として一役買ったといわれています。
私が若い頃はこのコンテナタイプが主流だったので、なんとも懐かしい思い出です。
<カラオケは世界で最も愚かな賞を取っていたって本当⁈>
日本で大ブームとなったカラオケは、その後世界中に広まっていきました。
とくに欧米での人気は高く、遂にはカラオケの発明者でカラオケのビジネス化に成功したとされる井上大祐氏(本名:井上祐輔)が2004年(平成16年)9月に「イグ・ノーベル賞(愚かなノーベル賞)」の平和賞を受賞するまでになったのです。
「イグ・ノーベル賞」とは「人をまず笑わせ、そして考えさせる研究、絶対に真似できない・真似すべきではない業績を対象」として授与される賞で、ノーベル賞のパロディとしても有名な賞です。
近年では「床に置かれたバナナの皮を人間が踏んだ時の摩擦係数を計測した研究」や「イヌ語の翻訳機・バウリンガル」、「たまごっち」、「話の長い人を黙らせる機械」などで日本人が受賞し話題になりました。
カラオケは数あるイグ・ノーベル賞の部門のなかで、平和賞を受賞しています。
カラオケは機械だし経済効果を生み出したことを称えられるのなら、物理学賞や経済学賞とかじゃないの?と思ってしまいがちですが、そこはイグ・ノーベル賞!
まっとうな理由ではなく、「お互いの歌をじっと聞くというような、忍耐強さを鍛える全く新しい方法を編み出した」という理由から「平和賞」が贈られたということなのです。
さすがイグ・ノーベル賞、皮肉を交えたなんともユーモラスな理由ですよね。
実際、イギリスのカラオケは防音設備のある個室が無く、「最も重要と思いつつも最も不快に感じる発明品」として選ばれています。
また、井上氏は授賞式のスピーチで「人々に歌うことを教えたくてカラオケを発明した」とコカ・コーラの古いCMソング「I’d Like to Teach the World to Sing(世界に歌うことを教えたい)」の一節を歌ったりしてその日唯一のスタンディング・オベーションを受けたのだそうです。
▪まとめ
私たちに馴染み深いカラオケが、じつは世界的な賞を受賞していたことに驚きました!
現在では一人カラオケや、バンドや吹奏楽などの練習場所として提供されるサービスを行っている店舗も数多くあり、これから日本の音楽文化を築く人たちを支えているのかもしれませんね。
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