フライドチキンの日とはいつ？意味や由来、イベントは。

「11月21日　　フライドチキンの日」

■はじめに

1972年９月、ケンタッキーフライドチキンの日本でのフランチャイズ１号店「江ノ島店」が華々しくオープンしました。

筆者、おぼろげな記憶もありますが、フライドチキンが何だかよくわからないまま騒いでいたような気もします。

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フライドチキンの日とは

11月21日は「フライドチキンの日」。

だれがこの日を制定したのかは、みなさんの予想通り、あの「ケンタッキーフライドチキン」（KFC）を運営する日本KFCホールディングスですね。

1952年、米ユタ州ソルトレイクシテイに１号店をオープンした「ケンタッキーフライドチキン」の日本初お目見えは、1970（昭和45）年の大阪万博に出店したアンテナショップで、１日に280万円を売り上げるという大盛況でした。

腰を据えた日本進出はその年の11月21日、名古屋市の１号店オープンからで、「フライドチキンの日」はこの日が由来となっています。

しかし、この栄誉ある１号店の「名西店」は売り上げ不振のため半年で閉店し、２号店の大阪「東住吉店」、３号店の「枚方店」もパッとしませんでしたが、１年後、外国人の多い三宮の４号店が大当たり、７月には青山店（５号店）で東京に進出しました。

以降は破竹の勢いで全国展開、22年後の1992年には1000号店が新千歳空港に開店し、2019年現在、全都道府県で1133店が営業しています。

マクドナルドにも言えることですが、ここまで名を成すと１号店に由来した「ハンバーガーの日」や「フライドチキンの日」はお役御免となったようで、KFCは通年であれこれとイベントやサービスなどを展開しているものの、「フライドチキンの日」を冠したイベント開催はないようです。

毎年、時期不定での「タウンミーティング」や「キッズスクール」でチキンのおいしさをアピールしていますが、2020年はコロナのため中止になってしまいました。

また、毎年の行事として東京と大阪で執り行われているチキンを供養する「チキン感謝祭」の実施も危ぶまれています。

KFCの創業者、カーネル・サンダース（1890～1980）を知らない人はいないでしょうが、正しい名前はハーランド・デヴィッド・サンダースと言い、「カーネル」はケンタッキー州に貢献した人に与える名誉称号です。

店先の「カーネルおじさん」の立像は60歳時の顔、姿そのままの等身大像ですが、90kgの体重だけは26kgにダイエットされています。

その「カーネルおじさん」がとんだ災難に遭ったのは1985（昭和60）年の10月16日、阪神タイガースがセ・リーグの優勝を決めた日です。

熱狂的で有名な阪神ファンが道頓堀に集まって大騒ぎする中、ケンタの店先の「カーネルおじさん」がファンたちによって道頓堀川に投げ込まれ、後日の捜索でも発見されないまま行方不明となりました。

しかし24年後の2009（平成21）年、道頓堀川の川底調査中にダイバーが「カーネルおじさん」を発見、人形ドックでの治療を経て、現在は大阪のKFCオフィスで「幸運の象徴」として立ち続けているそうです。

聞くところによれば、から揚げは味付けよりも鶏肉本来の味がするそうで、手羽先やもも肉の食感を楽しむなら、断然から揚げをおススメすると友人１号は言います。

ところが友人２号はハーブやスパイスなどの洋風の味付けと、小麦粉をまぶして油で揚げた食感がマッチして、これぞファストフードの王道だと主張していますが、ナゲットしか食べない本人１号は、そう聞かされてもフライドチキンとから揚げがどう違うのかわからないままですね。

■最後に

道頓堀の大騒ぎの後、阪神は西武ライオンズを破って、２リーグ制になってから初の日本一となりました。

バース、掛布、岡田の３連発は今でもオールド阪神ファンの語り草になっていますが、それ以来35年間、日本一の栄冠に見放されていることから「カーネルの呪い」と言われています。

他にもおもしろい記念日がたくさんあります！