▪はじめに
労務管理とは、企業に勤めるヒト(従業員)を対象とした労働条件や労働する環境の整備などを管理する仕事のことです。
企業にとってこの重要な労務管理という仕事に関する記念日がありますので、雑学とともに解説していきます。
目 次
労務管理の日と
労務管理の日は、毎年4月7日にあります。
この記念日は、労務管理認定サービスを行う労務管理OK株式会社が1947年(昭和22年)の4月7日に「労働基準法」が公布されたことに因んで制定したものです。
▪意味
労務管理の日には、労務管理OK株式会社が行う労務管理認証サービスをPRする目的があります。
▪由来
労務管理の日は、1947年(昭和22年)4月7日に「労働基準法」が公布されたことに由来して制定された記念日です。
▪イベント
労務の日に関するイベントは、残念ながら見つけることができませんでした。
労務管理の雑学
<労務管理ってどんな仕事?>
労務管理とは、現在働いている従業員が最大限に能力を発揮できるように考え実行する重要な仕事です。
労務管理の主な業務としては、就業管理・労働条件や企業内のルールの変更及び管理・労働時間の管理・勤怠管理・給与及び賞与の計算業務・福利厚生の管理・健康管理・労働環境の改善などがあります。
労務管理を行う部署は企業によって違っており、多くの企業では人事部や総務部の仕事の1部として含まれています。
また、労務管理の業務が複数の部署に分けられている場合もあり、給与計算などお金に関する業務を経理部が担当し、そのほかの業務を総務部が担当するといった企業もあります。
<労務管理士の資格を取る方法とは>
労務管理を行うには、労務法規に関する知識や実践的な専門知識が必要になります。
これらの知識を持っていることを証明するのが「労務管理士」の資格です。
労務管理士の役割は基本的に企業内での業務で、人事や労務の分野における高度な専門知識をもって相談または指導などをすることができます。
労務管理士の資格は、一般社団法人日本人材育成協会と一般社団法人日本経営管理協会が運営する民間資格で、労務管理の業務をする人にとって役立つ知識が得られる資格とされています。
労務管理士の資格を取るには、次のような方法があります。
- 公開認定講座
全国主要都市で順次行われる公開認定講座に参加し、資格認定試験に合格すると取得できます。
- Web資格認定講座
必要な研修をインターネット上で履修し、Web資格認定試験に合格すると取得できます。
- 通信講座
所定の通信研修を履修し、通信による到達度試験に合格すれば資格認定試験に合格したのと同じとなり、労務管理士として登録できます。
- 書類審査
実務経験を重視した取得方法です。
労務に関する3年以上の実務経験証明書(履歴書または在職中の事業所の職務証明)と労務管理士資格取得者からの推薦書と課題論文を提出し、協会審査委員会の審査に合格すると取得できます。
いずれの方法でも合格率は高く取得しやすい資格となっています。
労務管理に関する資格として「社会保険労務士」という資格もあります。
社会保険労務士と労務管理士は、2つの大きな違いがあります。
1つは、社会保険労務士は国家資格だということです。
社会保険労務士の資格は社会保険労務士法に基づいて厚生労働省が年1回実施する国家試験に合格すると取得できますが、難易度は高くて、近年の合格率は6~7%ほどとされています。
2つ目は、社会保険労務士にしかできない仕事があるという点です。
社会保険労務士だけが行える業務とは、従業員の健康保険、雇用保険、労使保険などの手続きで、これらの業務を労務管理士が行うと法律違反として罰せられてしまいます。
社会保険労務士は難易度は高いですが、労務管理の専門家として需要の高い資格です。
▪まとめ
企業経営にとって重要なのは、「人材」「設備」「資金」「情報」といわれていますが、その中でもとくに重要なのが「人材」だとされています。
労務管理は「人材」である従業員が最大限に能力を発揮できるようにするための大切な業務です。
労務管理の業務には専門的な知識が必要となるため、自己のスキルアップのためやより高度な業務が行えるようになる資格があります。
最近では、様々な企業で働く人たちの性別や年齢、国籍など昔よりも多様化していて、労務管理に求められることも増えるので、常によい方向へと進化し続ける業務ともいえるのではないでしょうか。
4月7日は何の日?誕生日の有名人や星座、花言葉・運勢・性格は
他にもおもしろい記念日がたくさんあります!