■はじめに
梅雨が明け、夏を迎える7月から、8月に入るといよいよ本格的な夏休みを意識するシーズンになります。
学校や職場によっては、すでに夏休みがスタートし始めているところも多いですよね。
そんな7月の終わりには、私達の通信手段として元祖であり、趣味としてたくさんの人達が愛用しているアマチュア無線の日があります。
目 次
アマチュア無線の日とは
アマチュア無線の日は毎年7月29日にあります。
アマチュア無線の日が制定されたのは、1973年(昭和48年)のこと。
愛好家を中心に組織された団体、日本アマチュア無線連盟(JARL)によって制定されました。
■意味
アマチュア無線の日は、日本でのアマチュア無線の健全な発展を図るといった意味合いがあります。
そして、無線科学や文化の発展と向上に寄与することを示す日でもあるんですね。
アマチュア無線は金銭利益を得るためではなく、個人的に訓練や技術を研究するために行うものです。
正しい扱い方に関する講演やイベントが各地で行われています。
■由来
1950年(昭和25年)に施行された電波法に基づいて、1952年(昭和27年)7月29日にアマチュア無線局の予備免許が全国の30人に発給されました。
これは、太平洋戦争勃発により禁止されていたアマチュア無線が、戦後初めて復活した日になります。
この再開を記念して、アマチュア無線の日は7月29日に制定されました。
■イベント
1975年(昭和50年)から毎年、日本アマチュア無線連盟主催の【アマチュア無線フェスティバル】が開催されています。
これは、アマチュア無線を一般にもPRし、情報交換や友好を深めることを目的にスタートしたイベントで、国内外からたくさんの参加者が集まります。
関連手続きや展示、催事などが行われる他、機器メーカーによる新製品などの発表、機器の販売や各クラブ活動による報告、フリーマーケットの設置など、アマチュア無線の文化祭のような内容となっています。
2018年も延べ約39,000名の来場があり、大盛況だったとのこと。
43回目のとなる2019年も8月31日(土)・9月1日(日)の2日間にわたり、東京ビッグサイトにて開催予定となっていて、2020年に向けて国内外での活性化や発信を呼び掛けるテーマにて準備を進めています。
他にも、全国各地でアマチュア無線をテーマとしたイベントや記念運用が行われています。
啓発などを目的としたシンポジウムであったり、女性や子どもたちにも分かりやすいイベントなど。
販売店の参加やセールを行うイベントも多いので、既に無線を楽しんでいる方も始めて購入を考えている方も、ぜひチェックしてみてくださいね。
アマチュア無線の雑学
アマチュア無線の日にちなんだ雑学をご紹介します。
□アマチュア無線の仕組み
アマチュア無線は電話などが発達するよりも前から、電波で世界を結ぶ通信手段として親しまれています。
□ハム(HAM)とは!?
アマチュア無線家のことをハム (HAM)と言います。
この由来は、大根役者(アマチュア)のことを英語でハムと言うことからであったり、amateurの最初の2文字を取り発音しやすいようにhをつけたなどの諸説があります。
■まとめ
アマチュア無線の日についてご紹介させて頂きました。
今ではインターネットや電話が当たり前のように使える時代ですが、例えば災害時に停電が続いたら、ほとんどの通信手段が機能せず様々な支障を来しますよね。
そこで、救助などの急を要する際に活躍したのが無線です。
趣味としても魅力的なアマチュア無線ですが、救助やボランティアにも必要とされている通信手段なんですね。
毎年7月28日アマチュア無線の日には、愛用している方は機器のメンテナンスをしたり、興味をお持ちの方は関連イベントをチェックしてみるのはいかがでしょうか。
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