▪はじめに
MBSラジオとは、大阪に本社を置く民間のラジオ放送局です。
戦後の民間放送の創成期から現在まで続くラジオ放送で、関西圏を中心に人気の番組を現在も放送し続けています。
今回は、そんなMBSラジオに関する記念日や雑学などについて紹介していきましょう。
目 次
MBSラジオの日とは
MBSラジオの日は、毎年9月6日にあります。
MBSラジオの日は、日本初の民間放送局である株式会社毎日放送(MBS)が、2016年(平成28年)に制定した記念日です。
▪意味
MBSラジオの日は、2016年(平成28年)3月に開始したワイドFMによるクリアで聞きやすいMBSのFMラジオをPRするために制定されました。
▪由来
MBSラジオの日が9月6日となったのは、MBSラジオのワイドFMの周波数が90.6MHzであることに由来しています。
▪イベント
MBSラジオでは、2017年(平成29年)以降の9月6日(日曜日以外)には「MBSラジオの日」を記念して長時間生放送を行っています。
過去には、「9月6日はMBSラジオの日~飛び出せ!PR大作戦~」というタイトルで長時間放送が行われ、毎日放送の福島暢啓アナウンサーによる「ちゃプラステージ」(本社M館1階オープンスペース)にて公開生中継などが放送され、大きな反響を呼びました。
普段とは違い記念日ならではの放送が聞けるので、興味のある方はぜひ聞いてみてください。
MBSラジオの雑学
<MBSラジオは日本で2番目の民間放送をした放送局だった>
MBSラジオは、日本で最も古い民間放送局の1つです。
第二次世界大戦直後、GHQは民間放送の設置を否定していました。
しかし、1950年(昭和25年)に民間放送の設置を認める放送法が施行され、日本各地に民間の放送局が次々と設立されます。
大阪にも現在の毎日放送の前身となる「新日本放送株式会社」が1950年(昭和25年)12月27日に設立し、1951年(昭和26年)4月21日に他の16局の放送局とともに放送の予備免許が交付されました。
そしてその年の7月8日に阪急百貨店の屋上に設置されたスタジオから日本初の民間放送としての試験放送が行われ、9月1日に愛知県の中部日本放送(現・CBCラジオ)に次いで日本で2番目の民間放送としてのラジオの本放送を行ったのです。
新日本放送の放送日は中部日本放送の放送日と同じ9月1日なのですが、中部日本放送は午前6時30分に本放送が開始され、新日本放送は正午から本放送が開始されたので惜しくも2番目となってしまいました。
新日本放送の第一声は、坂本登志子アナウンサーのよる「JOOR、みなさまの新日本放送でございます」でした。
<MBSラジオの長寿番組とは>
MBSラジオでは、MBSの代表ともいえる人気の長寿番組が2つあります。
1つは、民間ラジオ放送の番組としては最も長い「歌のない歌謡曲」です。
「歌のない歌謡曲」は、新日本放送が本放送を開始した翌日の1951年(昭和26年)9月2日から始まったもので、歌が入っていない歌謡曲を各局の担当パーソナリティの軽いおしゃべりとともに数曲流す番組です。
かつては毎日放送されていましたが、現在は月曜日~金曜日の朝7時30分から15分間、全国37局で放送されています。
もう1つは、「ありがとう浜村淳です」という番組です。
この番組は、1972年(昭和47年)から放送されていた「おはようリスナー坂本時彦です」という番組の後継番組として、当時深夜番組で好評だった浜村淳を起用し1974年(昭和49年)4月8日から始まりました。
浜村氏は、最初はこのオファーを断っていましたが、1~2年という約束で出演を承諾したそうです。
しかし、ダジャレや歌を交えた「浜村節」と呼ばれる特徴のある語り口調や小気味よい話術が人気となり、現在までじつに45年以上続く長寿番組となりました。
現在は、月曜日~金曜日の午前8時~10時30分に放送している「ありがとう浜村淳です」と土曜日の午前8時~11時30分に放送している「ありがとう浜村淳です土曜日です」があり、いずれも生放送でその日の新聞に載っていた時事ネタや芸能情報、クイズ、映画情報、ありがとう劇場というリスナーの投稿で創られるラジオ寸劇など色々なコーナーがあります。
「ありがとう浜村淳です」は関西圏のラジオ聴取率調査では常にトップの人気で、まさにMBSの看板ともいえる番組です。
▪まとめ
MBSラジオは最も歴史の古い民間ラジオ局の1つで、開局当初から続いている番組がある事に驚きました。
ラジオを聞く人が減少しつつある現在も、MBSは人気の番組を作り続けています。
ラジオのアプリを使用すると全国のラジオ放送を聞けるので、関西圏以外の方もMBSラジオの放送をぜひ聞いてみてください。
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