「金の日」というのを聞いたことがあるでしょうか?
金といってもジュエリー等の装飾品から食品、薬代わりに使われたりと多種多様ありますが、いったいどのような記念日なのでしょうか。
紹介していきます。
目 次
金の日とはいつ?意味や由来は?
「金の日」とは、毎年1月24日にあります。
1848年のこの日、アメリカ・カリフォルニアの製材所で働くジェームズ・マーシャルが川底に金の粒を発見しました。
この噂は全米に広まり多数のアメリカ人がカリフォルニアに押し掛ける「ゴールドラッシュ」となったのです。
そして、この一獲千金を求めて集まった人達は「フォーティーナイナーズ」('49ers)と呼ばれました。
この「ゴールドラッシュ」の結果カリフォルニアは1850年にアメリカ合衆国31番目の州となり、当時ネイティブアメリカン(インディアン)以外、僅か1万4千人だったカリフォルニアの人口は1852年には20万人以上に急増しました。
そして西部の開拓を加速させ、道路、教会、学校および新たな町が建設されたのです。
しかし、最初の頃には1日で10年分近い所得を得ることが出来た幸運な人(リッチ・ストライクと呼ばれていたそう)もいたそうですが、「ゴールドラッシュ」は僅か2、3年で終わりを迎え、地表部分にある金は全て取り尽くされ、個人レベルの設備ではどうにもならなくなってしまいました。
よって採掘者の中で富を手にしたのはごく僅かで、殆んどの人たちは財産を増やすことなくそのまま故郷に帰ったか、資本を使い果たしその場に留まり続けるしかなかったそうです。
金に関するイベント
ゴールドフェスティバル
金の魅力を伝えるため「ゴールドフェスティバル」は2012年から始まりました。
こちらのフェスは、より多くの方に「金」という魅力ある存在の様々な側面・可能性について、楽しみながら学び体感して頂く場にすることを目的に、規模・内容・連動企画共に構成の充実をはかりました。
お問合せ:ゴールドフェスタ運営事務局
E-mail:goldfes@gmail.com
なぜ人は金に惹き付けられるのか、金の魅力についてや、金の税金、投資についての講演も行われたそうです。
その他、本物の金に触れたり、アンティークコインの展示、金彩アートの実演や金箔コスメの進呈等々、たくさんの展示、販売コーナーが催されました。
金の種類
金は美しい黄金色の光沢を持ちジュエリーや宝飾品として加工されることが多いです。
金自体は酸化しにくく安定した金属ですが、そのまま加工すると柔らかい物質なので変形したりキズがついてしまうことから、別の金属との合金を行うことがほとんどです。
他の金属と混ぜやすいという特性も持ち合わせている金は、硬い金属を加えて合金にすることで欠点を解決し、さらに色が変わるなどの美しい効果も発揮されるのです。
ちなみに、どのような割合で混ぜられているのかは、よく聞く24金(24K)とか18金(18K)といったかたちで表記されます。
これは24分率で表示していて、24金というのは混ぜ物の無い純金で18金(日本で最も一般的)の配合率は金が75%、それ以外の金属が25%を含む合金ということです。
その18金のうちの25%にあたる金属のことを割り金(わりがね)といいます。
割り金の配合で、どのようなゴールドが出来るのか紹介していきます。
イエローゴールド(Yellow Gold)
割り金が銀と銅を同量あわせた種類になります。
(18金の場合、金75%、銀12.5%、銅12.5%)
銀と銅の割合が同量っはなく、4対6のものを「しぶろく」、5対5を「ごうごう」、6対4を「ろくよん」等とも呼びます。
色は一般的な金色とほぼ同様です。
グリーンゴールド(Green Gold)
割り金がすべて銀となる種類になります。
場合によって、少量の銅を混ぜる場合があります。
青割り、青金などとも呼ばれていて、イエローゴールドよりもやや緑がかった色をしています。
ピンクゴールド(Pink Gold)、ローズゴールド(Rose Gold)
割り金に銀、銅、パラジウム(それぞれ数%)を混ぜた種類になります。
色は薄いピンク色をしています。
レッドゴールド(Red Gold)
割り金がすべて銅を使った種類になります。
場合によって、少量の銀を混ぜる場合があります。
赤割り、赤金などとも呼ばれていて、イエローゴールドよりもやや赤みがかった色をしています。
ホワイトゴールド(White Gold、WG)
ニッケル系とパラジウム系の2種類があります。
ニッケル系はハードホワイトゴールドと呼ばれ、パラジウム系はソフトホワイトゴールドと呼ばれます。
割り金は、ニッケルまたはパラジウムと少量の銀、銅、亜鉛などを混ぜています。
その他にも、鉄を混ぜ合わせた「ブルーゴールド」、アルミニウムを混ぜ合わせた「パープルゴールド」などが存在します。
金と割り金の含有率によって色合いの変化が楽しめるとのことです。
昔から、金には人を惹き付ける魅力があるんですね。
この日にちょっと、金で出来たものに触れてみるのも面白いかもしれませんね。
以上、金の日についてでした。
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