大晦日といえば、1年の最後の日で新しい年を迎える日でもあります。
正月を迎えるにあたって、大晦日はどう過ごすのでしょうか。
また、大晦日ってどのような意味や由来があるのでしょうか?
「おおみそか」っていう読みだけじゃないんですよ!
目 次
晦日・小晦日・大晦日とは?違いや由来は?
晦日とは、月の最後の日のことで、「みそか」「つごもり」「かいじつ」という読みがあります。
「みそか」というのは、月の満ち欠けで30番目の日(三十日)ですが、実際の日付に関係なく、月の最終日を意味しています。
31日まである月(大の月)は30日ではなく、31日を「みそか」と言います。
「つごもり」というのは、陰暦では月が隠れる頃が月末にあたることから、「つきごもり(月隠)」が変化したものです。
「かいじつ」というのは、「晦日」の音読になります。
大晦日とは12月31日のことで、一年の最後の月の最終日であることから、「大」をつけて「大晦日」となりました。
大晦日は「おおみそか」か「おおつごもり」としか読みません。
小晦日とは「こつごもり」と読み、大晦日の前日をさします。
なので、12月30日を小晦日といいます。
つまり、
◆晦日は月の終わり 各月の末日
(大の月31日、小の月30日・・・2月は28日、閏年は29日)
◆大晦日は1年の終わり 12月31日
◆小晦日は大晦日の前日 13月30日
ということになります。
大晦日の過ごし方は
大晦日は一年のしめくくりにあたる大切な日ですので、午前中に家の内外の掃除をすませ,お正月料理と晴れ着の準備をしておきたいものです。
昔は、お正月には下着から足袋・下駄まですべて新しいものに取り替えていました。
こうすることにより、気分も一新して新しい年への意欲をかき立てたようです。
年末の大掃除
大掃除には一年分の汚れを取り除いて、歳神様(としがみさま)を迎える準備をするといった意味があります。
普段は掃除していない場所や、隅々まで綺麗にしてみましょう。
着なくなった服や、使っていない物などを「断捨離(だんしゃり)」して、新年をすっきりした気分で迎えると良いでしょう。
大掃除の窓拭きのコツは?新聞紙もいいけど、こういう道具もおすすめ!
正月三が日の料理を作り置き
神様を迎える1月1日~3日の三が日は、できるだけ台所で作業をしない方がが良いという習わしがあります。
2~3日分の料理は大晦日の内に作り置きしておきましょう。
元旦に食べるお雑煮や、おせち料理を何品か作るの良いですし、最近ではおせち料理の代わりにオードブルを買ったりするのも一般的になってきました。
家族揃って年越しそばを
大晦日に欠かせないのは年越しそばです。
長く幸せに暮らせるようにと願う縁起ものですので、ぜひ食べるようにしましょう。
年越しそばは,必ず新年を迎える前に食べるのがしきたりですので、年に一度の機会ですから家族全員が顔を合わせて楽しみたいものです。
年越しそばについてはこちら
除夜の鐘を聞いてから新年のあいさつを
大晦日には各地の寺院で除夜の鐘が鳴らされます。
除夜の鐘を鳴らすのは108回で、人間の持つ煩悩の数と言われています。
そこで、近くの寺院に除夜の鐘を撞きに行くのも大晦日の過ごし方の一つです。
除夜の鐘を付くことで、煩悩を取り払い、苦しみや悩みを断ち切る効果があるようです。
そして除夜の鐘が終わったときに新年のあいさつをかわすのがならわしとされています。
大晦日の夜にお参りに出かけて、神社で元旦を迎える「二年参り」も盛んに行われています。
家族や恋人と年越し蕎麦を食べたあとに、揃って出かけるのもいいでしょう。
以上、大晦日についてでした。
これで新しい年をすっきりした気分で迎えましょう!
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