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再石灰化の日とはいつ?意味や由来、歯の再石灰化とは

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▪はじめに

再石灰化とは、歯を守るために口の中で常に起きている現象のことで、再石灰化が上手く行われないと虫歯になりやすい状態に陥ってしまいます。

最近ハミガキのCMなどでよく耳にするようになった再石灰化について、再石灰化に関する記念日と共に、分かりやすく紹介していきましょう。

 

再石灰化の日とは

再石灰化の日は、毎年3月1日にあります。

この記念日は、食品や化粧品、医薬品などの事業を手掛ける株式会社ヤクルト本社によって制定されたものです。

 

▪意味

再石灰化の日は、ヤクルト本社の化粧品事業部が製造販売しているハミガキ「薬用アパコートS.E.<ナノテクノロジー>」の活用を通して、歯の大切さや口の中の健康を訴えることを目的として制定されました。

 

▪由来

再石灰の日が3月1日と制定されたのは、「さ(3)い(1)せっかいか」という語呂合わせが由来となっています。

 

▪イベント

再石灰化の日に関するイベントは、残念ながら見つけることができませんでした。

 

再石灰化の雑学

<歯の再石灰化とは>

再石灰化とは、唾液の働きの1つで、私たち人間の口内で常に起こっている現象のことです。

食事を摂ると、歯の表面についた歯垢(プラーク)の中のむし歯菌が炭水化物や砂糖などを使って酸を作り、歯のエナメル質からリンやカルシウムなどのミネラルを溶かし始めます。

これを脱灰(だっかい)といいます。

しかし、食後しばらくすると唾液の持つ中和する働き(緩衝作用)によって、口内は徐々にpHが戻り始め、唾液の中にある溶け出したリンやカルシウムなどのミネラルが再び歯の表面のエナメル質に取り込まれ、歯は元の状態に戻ります。

この現象を「再石灰化」といいます。

 

<再石灰化を促す方法>

人間の口内では、歯の再石灰が日常的に行われていますが、間食や夜食などダラダラとものを食べ続けたりハミガキを怠ったりしていると、脱灰される時間が長くなって再石灰化による歯の修復時間が少なくなってしまい、初期むし歯(歯に穴が開く手前の状態)になってしまいます。

この初期むし歯の状態をそのまま放置していると、虫歯となり歯に穴が開いていくのです。

けれども、初期むし歯の段階で適切な口腔ケアを行うことで再石灰化を促して初期むし歯を治し、むし歯を予防することができます。

 

適切な口腔ケアとは、次のようなものです。

・ブラッシングなどで歯垢をきれいに落とす

ブラッシングは、毎食後と寝る前に必ずしましょう。

とくにむし歯になりやすい「歯と歯の間」「歯と歯ぐきとの境目」「詰め物・被せものの境目」などの凹凸がある部分は歯ブラシが届きにくく歯垢が溜まりやすい場所なので、タフトブラシやフロスなどを使ってこまめにケアするとよいでしょう。

また、寝ている時は唾液の分泌量が減るので、寝る前に歯みがきをした後は飲食をしないようにしてください。

 

歯みがきする時間が無い時は、洗口液で20~30秒口の中をすすぐことで口腔内をきれいにすることができます。

また、洗口液は歯みがき後の磨き残し対策としてもおすすめです。

 

・唾液が十分に歯の表面に接触するようにしておく

しっかり噛んで食事をすることで唾液がたくさん出るようになるので、よく噛んで食べるようにしましょう。

しかし、口が開いていると口内が乾燥してしまうので、口を閉じるよう意識することも大切です。

飲食をせずにいると自然に唾液が分泌されますが、分泌速度が遅いので時々シュガーレスガムを噛むことをおすすめします。

とくにキシリトールガムは甘味なので唾液の分泌が促進されますし、糖ではないのでむし歯菌に酸を排出させることもありません。

また、キシリトールガムには歯の再石灰化を促す成分も配合されていますし、歯垢を歯に付きにくくする作用もあるのでおすすめです。

 

・フッ素や薬用ハイドロキシアパタイトを配合したハミガキ剤を使用する

フッ素には、むし歯菌が出す酸の量を抑え、歯から溶け出したリンやカルシウムを戻して歯の再石灰化を促す働きがあります。

現在市販されているハミガキ剤の9割がフッ素が配合されたものですので、日常的にフッ素を使用している人が多い状態です。

 

薬用ハイドロキシアパタイトには、歯垢の吸着除去、歯から溶け出したミネラルを補給しハイドロキシンアパタイト結晶を作って再石灰化を促すなどの作用があります。

 

フッ素や薬用ハイドロキシアパタイトは口内に多く残すことで再石灰化の効果が高まるといわれています。

ですから、歯みがき剤はたっぷりと使い、歯みがき中の唾液は吐き出さず、歯みがき後のうがいは軽く(2回くらい)するとよいでしょう。

 

▪まとめ

私たちは、唾液の働きによって歯を再石灰化し、歯をむし歯から守っています。

しかし、きちんと歯みがきしなかったり食事以外の間食や糖の入った飲み物をだらだらと飲み食いし続けたりしていると歯の再石灰化が間に合わず、むし歯になってしまいます。

むし歯にならないようにするために、飲食の時間をきっちり決めたり、今回紹介した適切な口腔ケアを意識して行ってみてください。

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