■はじめに
まだ寒さの余韻が抜けきれない3月から、4月に入るといよいよ本格的な春を意識するシーズンになります。
年度の始まりの時期ということもあって、掃除に力をいれているという方も多くいらっしゃるのではないでしょうか。
そんな4月の後半は、私達の生活にとって欠かせない清掃デーです。
目 次
清掃デーとは
清掃デーは毎年4月22日にあります。
1954年(昭和29年)のこの日、「清掃法」が制定されたことで出来た記念日です。
清掃法は、日本の廃棄物に関する法律で、現在は廃止されていますが、4月22日~28日は「全国環境衛生週間」となっています。
■意味
清掃デーは、清掃に対して興味を認識を持ってもらうという意味合いがあります。
そして、身の回りや地域を清掃する日でもあるんですね。
今でも全国で自治体や学校などを中心に清掃活動が行われています。
■由来
1954年4月22日に、それまでの「汚物清掃法」を改正して「清掃法」が制定されました。
このことから、清掃デーは4月22日に制定されました。
その後、1970年(昭和45年)に清掃法を改定する形で、「廃棄物の処理および清掃に関する法律(廃棄物処理法)」が成立しました。
■イベント
愛媛県松山市では、1976年から毎年【市民大清掃】が行われています。
これは、市民みんなで美しいまちづくりを進めていくことを目的としていて、自宅の周辺や近くの公共施設(公園など)に落ちているごみを拾おうというもの。
集められたゴミは、指定された時間までに、各地区(公民館・町内会単位など)の決められた場所に排出することになっています。
ゴミの分別についても当日、指定がありますので注意してください。
昨年も7月14日朝7時~9時にかけて行われました。
車両の提供など、たくさんの企業や団体からボランティアとして協力を得られたとのことです。
他にも、一年を通して全国の地域や学校、団体などで様々な清掃活動が行われています。
市街地であったり、河川敷周辺等など。
開催される時期も地域によって様々ですので、お近くの情報をぜひチェックしてみてください。
清掃の雑学
清掃デーにちなんだ雑学をご紹介します。
□清掃とは!?
清掃(Cleaning)とは、ゴミやほこりなどの不要物を室内や機器などから取り除き、衛生的な環境を整備して、人の健康を守ったり、機器の正常な動作を確保したりすることです。
□汚物清掃法から廃棄物処理法に至るまで
「汚物清掃法」は、1900年に伝染病の蔓延を防ぐために制定され、この法律によってごみ収集が市町村の義務として位置付けられました。
「清掃法」は、生活環境の清潔と汚物の衛生的処理による公衆衛生の向上を目的として制定され、対象の汚物を「ゴミ、燃えがら、汚でい、ふん尿及び犬、ねこ、ねずみ等の死体」としました。
1960年代になると、高度経済成長に伴って、大量消費、大量廃棄によるゴミ問題が顕在化しました。
また、ゴミ焼却場自体が公害発生源として、問題となってきました。
1970年(昭和45年)の公害国会において、清掃法を全面的に改定する形で、「廃棄物の処理及び清掃に関する法律」(廃棄物処理法)が成立しました。
■まとめ
清掃デーについてご紹介させて頂きました。
地域の清掃活動に参加したことがあるという方もたくさんいらっしゃるかと思います。
他にも、学校であったり、ボランティア、河川敷や海岸を中心とした清掃活動の情報もありました。
清掃を継続することは大変なことかと思いますが、それが生活や地域を衛生面から守ることにつながっているんですね。
毎年4月22日清掃デーには、お近くの清掃活動をチェックしてみたり、身の回りの清掃に力をいれてみるのはいかがでしょうか。
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