最近では歩道なのに自転車優先みたいな感覚が、自転車運転者にはあるようで信じられないスピードで突っ込んでくるケースもあります。
これが特に雨が降って傘を差して運転してしていた場合には、歩行者も運転者も事故に巻き込まれるケースもあります。
今回は、自転車に傘を差して乗ると違反になるかと言うことについて書いていきます。
目 次
自転車で傘を差して乗ると違反になるの?
少し雨が降っているからと言って傘を差して自転車を運転すると、違反となります。
これは2015年6月より、道路交通法が改正されて自転車に対する見方もより厳しくなりました。
そのため今までのように傘を差して自転車に乗って近くへ外出というのは、やらない方が良いそんな世間の見方になってきました。
自転車というのは免許制ではなく、ある程度練習を重ねれば乗れる簡単な乗り物です。
しかし、最近では回りを見てない自己中心的な人間が増えて、傘を差していない通常運転時でもイヤホンをしたまま運転し事故に発展しているケースもあります。
因みに2016年は、11月末までで自転車対人の事故は都内だけで交差点と交差点付近で248件の事故が起きており、単路では356件もの事故が起きています。
死亡事故は起きていませんが、東京都内だけでこれだけの事故が起きているのは調べるまで解りませんでしたが驚きです。
事故の原因は、やはり自転車の走る位置とスピードそれと歩行者がよけきれないことで
事故に発展しているのだと思います。
傘を差して自転車に乗ってしまうと、どの様な罪に?
罰則は5万円以下の罰金で自転車運転者の遵守事項違反となります。
これは運転しているところを警察に見つかった時点の話です。
状況が変わり、交差点で信号無視をして人をひいてしまった場合などには莫大な賠償金が発生します。
事例として、高校生が夜間携帯を片手で操作しながら自転車を無灯火で運転し50代の女性と衝突し、結果として相手に手足が痺れるという障害を負わせてしまいました。
裁判で負けて、自転車を運転していた高校生は、賠償金5400万円を請求されました。
たかが自転車と馬鹿にしていると事故を起こして加害者になるケースも考えられます。
雨の日の自転車運転はどうすれば良い?
雨の日に自転車を運転する場合には、レインコートを着て運転する必要があります。
レインコートというと、雨合羽とも言われて材質もあまり良い物はありませんでしたが、
最近では改良されて撥水加工されたレインコートなどもありますから、どうしても雨の日に自転車を運手しなければならない場合には検討してみてください。
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また、傘立具等も売られていますが、傘立て具の幅が0.3ミリで傘の長さが2メーター以上の長さがあり、傘を開いた状態で運転すると違反となります。
しかしこれは、東京都、大阪、埼玉県での規定でその他の県などではしっかりとハンドルを両手で持って運転できていれば傘を固定しても、罰則には当たらないようです。
そのため住んでいる地域に確認をする必要性はありますね。
まとめ
自転車というと、手軽な乗り物故に軽視する部分もありますが、自動車を運転していると考えて良
いかもしれませんね。
現時点では自転車に免許を交付しようという話は、あるにはありますが具体的には動き出してはいません。
しかし、裁判の判例を見る限り自分で動かして乗る乗り物は自転車であろうと自動車であろうと人を死に追いやることが出来るという観点では同じと考えて良いと思いました。
自分には関係ないなんて考えているのかもしれませんが、それは違います。
自転車を運転する限り、誰もが加害者にも被害者にもなる可能性を孕んでいると心にとめておいた方が良いと感じました。
今後自転車運転の認識が変わることと、安全な運転がされることを願ってしまいます。
それに伴って歩道や車道の幅も広げるなどの行政の努力も必要かもしれません。