成人する若者たちを各地でお祝いする成人式。
その名の通り、大人になった節目とされる行事ですが、お祝いの相場はいくらになるのでしょうか。
そして、いつ渡すのがよいとされるのか等、マナーも併せて紹介します。
目 次
成人式のお祝いの相場は?
まず、成人式のお祝いの相場がいくらなのかについては、相手との関係によって変わってきます。
一般的な例として紹介しますので、参考にしてみてください。
孫 10,000~100,000円
子ども 10,000~50,000円
兄弟・姉妹 10,000~50,000円
姪・甥 10,000~30,000円
その他の親戚 5000円~20,000円
知人の子供、その他 5,000円~10,000円
身内の相場は1万円~となっていて、特に祖父母から孫に対しての金額や、親から子どもへの金額が大きいことが分かります。
これは、お祝い金としてではなく、成人式で着る振袖や袴、スーツ等を用意する場合も含まれます。
また、晴れ着姿を写真館等で撮影すると数万~10万円程度掛かります。
私は進学の都合で上京していて、成人式に実家へ帰ることが出来なかったので、振袖で前撮りをしてもらいました。
その他、社会人になって必要となる腕時計、靴、アクセサリー、バッグ、財布、万年筆、名刺入れ等を贈ったりお酒やディナーをプレゼントするケースもあります。
成人式のお祝い、いつ渡す?
次は、お祝いを渡すタイミングについてです。
一般的には成人式前日までか、当日に渡すのが良いとされています。
渡す相手が遠方で、直接会って渡すことが難しい状況も多々あるかと思います。
その場合にも、なるべく前日までに現金書留等で、送り届けるのが望ましいです。
成人式のお祝いに関するマナーは?
成人祝いに限らず結婚、出産、長寿等の節目のお祝いは、三親等以内の親族に贈るのがマナーとされています。
もちろん、三親等以外でもお付き合いの程度によって、お祝いするかどうかは決まります。
そしてその渡し方ですが、現金をそのままではなく御祝儀袋に入れて渡しましょう。
御祝儀袋は以下のように準備します。
・水引(飾り紐)
紅白蝶結びのものを選びます。
・表書き
上段に「祝御成人」「成人お祝い」「御成人御祝」等と書きます。
下段には、差出人(ご自身)の名前をフルネームで書きます。
連名で包む場合もフルネームで書き、目上の方が右側にくるようにします。
夫婦連名の場合、夫の名前をフルネームで右側に、妻は名前のみを左側に書きます。
・中袋
表面には中央に漢数字で金額を書き、裏面には左下に差出人の住所と氏名を書きます。
御祝儀袋によっては記入欄がありますので、その場合はそのように記入しましょう。
お札は新札を準備し、肖像画が中袋の表向き、上側になるように入れます。
基本的に封はしなくて大丈夫ですが、「封」と書いてあればのり付けしてください。
・包み方
中袋の準備が出来たら上包みをします。
水引を上にずらし、上包み裏面下側を伸ばして下から中袋を入れるとスムーズです。
上包みの表裏、上下と中袋を合わせるようにし、元通り折り返します。
この時、上包みの裏面下側の折り返しが上になるように気を付けてください。
今回のように慶事の場合は下側が上、弔事の時は上側が上になりますので、お祝いは上向きと覚えてくださいね。
最後に水引を戻し、御祝儀袋は完成です。
地域によってはお祝いがお互い重なってしまった場合、成人式に限らず無しにすることもあるそうで、家族や親戚間でもどのようにするか決める場合もあるかと思います。
頻繁に行われるお祝い事ではありませんが、大人の仲間入りをし、これから社会に出る新成人への贈りものです。
大人として温かく迎え入れる気持ちを第一に、周りとも相談しマナーを守ってお祝いすることが大切です。
そして本人にはもちろん、ご家族にもお祝いの言葉を忘れずにかけてくださいね。