年が明けて元日の次の祝日にあたる「成人の日」には、新成人をお祝いする成人式が各地で執り行われます。
成人式が実際いつなのか、何年生まれが対象なのか等を紹介します。
目 次
2023年の成人式はいつ?
毎年、成人の日は1月の第2月曜日と「国民の祝日に関する法律」で決められています。
なので、2023年1月9日(月・祝)が成人の日となります。
会場ごとに多少前後はしますので地域の状況をしっかりと確認するようにしましょう。
もともとは1月15日(小正月に由来)とされていた成人の日ですが、2000年(平成12年)からはハッピーマンデー制度により、1月の第2月曜日の曜日固定に変更されました。
以前はお正月休みやゴールデンウィーク、お盆等に成人式を行っていた地域も多くありましたが、この制度で連休になったことにより、成人の日やその前後に行う自治体が増えてきました。
進学や就職で地元から離れて暮らしている人たちは、連休になった方が地元の成人式に出席しやすくなったのではないでしょうか。
ただ、成人式の招待状は住民登録してある住所宛に11月~12月上旬頃に送られてきます。
地元から新住所へ住民票の移動手続きをしている場合は、3ヶ月程前までに出席したい市区町村(地元の管轄部署)に問い合わせましょう。
その自治体によりますが、通常出席は出来ます。
もし、連絡をしていなくても成人式会場に入れる場合がほとんどですが、招待状が記念品の引換券であることが多い為、招待状が無ければ記念品がもらえない等といったことがあります。
2023年の成人式は何年生まれ
次にご紹介するのは2023年に迎える人の年齢についてです。
2023年に成人式を迎える方々は平成14年4月2日~平成15年4月1日生まれの方々です。
ただし、法改正で18歳以上が成人となり、18歳で成人式を行うなら、平成14年4月2日~平成17年4月1日生まれが成人式を迎えることになります。
今のところ、通常通り20歳以上で成人式を行う予定のところが多いようです。
もしかしたら地域によっては変更される場合があるので、各自治体の広報などを見るようにしましょう。
2024年の成人式は何年生まれ
次にご紹介するのは2024年に成人式を迎える人の年齢についてです。
2024年に成人式を迎える方の年齢・生まれは平成15年4月2日~平成16年4月1日生まれの方々です。
2024年の成人式はいつ
2024年に迎える成人式は1月8日(月・祝)です。
地域によって異なる日に式典を行うところがありますので、自分の自治体をしっかりと確認するようにしましょう。
2025年の成人式は何年生まれ
次にご紹介するのは2025年の成人式についてです。
2025年に成人式を生まれる方の年齢は平成16年4月2日~平成17年4月1日生まれの方々です。
2025年の成人式はいつ
2025年の成人式は1月13日(月・祝)です。
地域によって異なる日に式典を行うところがありますので、自分の自治体をしっかりと確認するようにしましょう。
成人式年齢早見表
次は実際に20歳で成人式を迎える際の年齢早見表を簡単にご紹介したいと思います。
2023年は平成14年4月2日~平成15年4月1日生まれ
2024年は平成15年4月2日~平成16年4月1日生まれ
2025年は平成16年4月2日~平成17年4月1日生まれ
2026年は平成17年4月2日~平成18年4月1日生まれ
2027年は平成18年4月2日~平成19年4月1日生まれ
2028年は平成19年4月2日~平成20年4月1日生まれ
2029年は平成20年4月2日~平成21年4月1日生まれ
2030年は平成21年4月2日~平成22年4月1日生まれ
このようになっています。
成人とは
成人と言えば今でこそ二十歳として認識されていると思いますが、昔ではそうではありませんでした。
昔の奈良時代以降では、数え歳で12歳から16歳ではすでに成人として見なされていました。
そのため、この12歳から16歳では今の成人式のように「元服」と呼ばれる儀式・お祝いを行って成人とされていました。
この元服では成人した・大人になったということがわかりやすいように、大人の髪型にするような点や服装を大人のものにするということをしました。
さらに、戦国時代の話などでよく耳にすると思いますが、幼少期使っていた呼び名とは違った呼び名として変えられています。
この儀式などは江戸時代以降では貴族の方につけ継がれ、髪型を切るというような簡単な形式と化しています。
昔はそのような神聖な儀式を送って成人を迎えたとされているのですが、現在のような成人式スタイルに変わったのは戦後以降です。
戦後の1946年に埼玉県にて新成人が集められ、青年祭を行ったのが由来です。
青年祭は戦後傷ついた青年たちの心の中、未来にも希望を持ってもらおうという目的で開かれたものです。
現在のような成人式を行い、新しい門出を祝ったことから現在の成人式として受け継がれています。
以前までは、新年を迎えてから最初の満月の日に元服の儀式を行っていたのですが、最近ではこの満月が由来で1月15日が成人式と定められていました。
しかし、ご存知だと思いますが、2000年にハッピーマンデー法が定められたため、現在の成人式は1月の第二月曜日となっています。
成人式はこのような歴史ある行事なので、厳格ある行事として成人式を迎えるのが好ましいです。
成人は18歳?20歳?
成人式は主に20歳の方が行うようになっています。
20歳を迎えた人が成人式を送るのですが、早生まれの方などはまだ19歳ですが、一緒に成人式を迎えます。
しかし、現在では成人は20歳とされているのですが、日本ではこのようになっていても海外では遅いくらいです。
というのも、世界共通して成人の年齢は決まっているというものではなく、プエルトリコなどでは最も早い14歳で成人として見なされます。
他にも中国やアメリカでは18歳で成人を迎えるとされています。
日本と同じ20歳で成人を迎えるのはニュージーランドとタイなどがあります。
しかし、この20歳で日本は成人を迎えるとされているのですが、現在では民法改正案が提示され、成人の年齢が18歳に代わる可能性があるとされています。
これは選挙権が18歳以上になったことも関係があると言われているのですが、民法改正案が通れば今後18歳で成人式を迎えるようになる可能性があります。
さらに、この変更があれば成人式は1月ではなく違う月に行うのではと言われているほどなので、今後の動きに注目です。
成人式は何をするの?
成人式の式典の内容は日時も含めて自治体によって様々です。
主に、市区長や関係者のスピーチや新成人代表の挨拶、記念品贈呈や記念撮影等ですが、実行委員によるアトラクションがある場合もあります。
式典への出席よりも同級生と久しぶりに会ったり、企画されていればそのまま同窓会へ参加することが目的の人もたくさんいます。
服装は「平服でお越しください」と招待状でだいたい案内があり、男性だとスーツや袴、女性だと振袖が多いようですが、女性もスーツで出席して大丈夫です。
そもそも成人式とは?
国の法律で定められた成人の日は、「おとなになったことを自覚し、みずから生き抜こうとする青年を祝いはげます」を趣旨としている祝日です。
その趣旨に則り、各地で開催される成人式ですが、奈良時代に行われていた元服(数え歳で12~16歳の男子が対象)が始まりと言われています。
現在と同じように地域ごとに20歳で成人式が行われるようになったのは戦後のことで、1946年に埼玉県(現在の蕨市)で開催された青年祭が発祥なのだそうです。
それが全国に広まり、国民の祝日として1949年の1月15日を「成人の日」と制定することとなりました。
海外で同じような行事は無く、その由来から日本特有の風習とも言える成人式ですが、最近では参加しない人も増えているようです。
あくまで自由参加ですし、実際にわたしも卒業と就職を控えていた時期で、地元に帰ることが出来ず参加も出来ませんでした。
ただ、もう十数年前のことになりますが、数ヵ月後に里帰りした時に、仲の良い友達数名で撮った成人式の写真に、私の人型と名前を書き足したものをもらった記憶があります。
みんなと晴れ着姿で参加したかった思いと、その時に私のことも思ってくれていたことに嬉しく思いました。
どうしても友達同士集まる機会は年々少なくなってきますし、大事な節目の一つでもありますから、参加するかしないかはよく考えてみてくださいね。
事前に日にちはしっかりと確認するのが好ましいです。
【まとめ】成人式の意味や由来を知って成人式を迎える!
今回は成人式などの年齢についてご紹介しましたがいかがだったでしょうか。
成人式は今回ご紹介したことからもわかるように、歴史ある行事で形は違えど昔から行ってきた行事となっています。
そのため、成人式をこれから迎える方はぜひ意味や由来を踏まえて成人式を過ごしていただけたらと思います。
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