■はじめに
日本にはたくさんの山があります。
子どもの頃、遠足で山に登ったという方も多いのではないでしょうか。
山岳部などに所属し、本格的に活動している方もいらっしゃいます。
一昔前は山ガールが流行しましたよね。
今では若い方や女性の登山者も多く見かけるようになりました。
近年はアウトドア系の漫画やアニメがヒットしたことや、インスタ映えな写真が撮れるとさらに人気に。
10月3日は、そんな今注目されている登山の日です。
目 次
■登山の日とは
登山の日は、日本アルパイン・ガイド協会によって制定されました。
日本アルパイン・ガイド協会は1971年に設立されたのですが、当時は厚生省の管轄でした。
その後環境省の管轄へと移行しました。
ちなみに、協会の初代会長は故橋本龍太郎元首相です。
彼が登山は山を舞台にするからと発言したことで環境省の管轄になったという裏話があります。
その後、2003年には公益社団法人日本山岳ガイド協会へと名前を変えることになりました。
現在もガイドの育成や環境保護などの活動を続けています。
ちなみに、さまざまなガイドの資格を取得することもできます。
■意味
登山の日には、登山を通すことによって自然の素晴らしさを知り、また自然からの恩恵に感謝するという意味があります。
登山をする、というのは自然との触れ合いでもあります。
穏やかな登山で美しい山の風景や植物に触れるというのも楽しいですよね。
逆に、かなりハードな登山に挑戦する方もいらっしゃいます。
どういった登山をするかによって意味合いも違ってきますが、自然であることは間違いありません。
私達の普段の生活にもさまざまな自然があります。
しかし、登山で触れることができる自然は、もっとスケールが大きいですよね。
まさに自然の雄大さを感じることができます。
■由来
登山の日の由来となったのは、10(と)+3(ざん)という語呂合わせです。
日本の記念日にはこういった語呂合わせが由来になっているものがたくさんありますね。
わかりやすいところで言うと、1月5日のイチゴの日や8月3日はちみつの日など。
ちなみに、翌日の10月4日には投資の日もあります。
こういった語呂合わせの記念日はわかりやすいので覚えやすいですよね。
登山の日に似た記念日として山の日がありますが、山の日は8月11日。
こちらはお盆休みとの連携や夏山シーズンなど色々な条件から決定されました。
とはいえ、なぜ8月11日なの?と疑問を感じている方も多いです。
その点、10月3日の登山の日はわかりやすく覚えやすいですよね。
■イベント
残念ながら、登山の日にはあまりイベントは多くありません。
山の日は国民の休日なので、どうしてもこちらの方が優先されてしまいますね。
実際、山の日にはさまざまなイベントが開かれています。
色々なアクティビティが用意され、非常に盛り上がってきています。
自然を体験したり、各地の名産品を楽しんだり。
固定イベントになってきているところも多いです。
登山の日も同じくらい盛り上がってほしいですね。
■登山の雑学
登山の日にちなんだ雑学をご紹介します。
□山では「危ない」よりも「逃げろ」
登山をしていると、落石など自然の驚異に襲われることがあります。
そんな時、「危ない」と声をかけてしまうのは実は間違いなんです。
なぜなら、「危ない」と言われると何が危険なのかを探してしまうからです。
その間に逃げ遅れてしまうことがあるということですね。
そのため、直感的に行動するために「逃げろ」という言葉が推奨されています。
□遭難救助は有料!
時々山で遭難した方のニュースを見かけますよね。
大規模な救助が行われます。
地元の土地勘のある消防団の方々が駆り出されることも少なくはありません。
こういった遭難救助は全て有料なので、もちろん自分で支払わなければなりません。
警察や自衛隊の場合は税金で支払われますが、民間の場合は非常に大きな金額になります。
しっかり山岳保険に入り、ルートを守るようにしましょう。
■まとめ
今回は登山の日を紹介させて頂きました。
近年は幅広い年齢層から人気を集めている登山。
だからこそ安全を第一に楽しみたいですね。
登山の日は自然に触れるのはもちろんですが、そんな安全について考えてみるのもおすすめです。
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