「11月30日 いい30歳の日」
■はじめに
29歳最後の夜を寝て、目が覚めてみれば30歳。
体のどこも変わった気はしないのに、もはや20代ではなく30代で、世の中の扱いも変わってしまうことがあります。
男性の場合はそれほど意識しないようですが、「アラサー女子」とか呼ばれてうんざりする女性もいるようですね。
目 次
いい30歳の日とは
11月30日の「いい30歳の日」は、女性向けライフスタイル誌のWeb版である「OZmagazine」を発行している「スターツ出版」が制定した記念日で、30歳を迎える女性たちを応援する目的で制定されました。
■いい30歳の日の意味と由来
「アラサー」という言い回しは女性誌が年齢を明確にしないで世代を表現しようと考え出した言葉でした。
男性は「30代だからなんだ?」とばかり気にしませんでしたが、最近は男性も好んで使う言葉のようです。
当然、アラサー、アラフォー、アラフィフも登場し、今では還暦前後の女性の「アラウンド還暦」を略してアラカンと、15~25歳の「アラウンド20」を略して「アラハタ」なんて言うそうです。
30歳代は女性の分岐点なんてよく言われますが、これからという20代、ある程度人生の方向が定まった40代に比べると、30代は仕事や結婚など、今後の人生に迷うことも多いようです。
■いい30歳の日のイベント
「OZmagazine」編集部の「OZmall」は11月下旬、30歳前後の女性を対象に「30歳からの新しい好きを見つけよう」をテーマとした「30歳パーティー」を開催します。
セミフォーマルというドレスコードもあって、ホテルのディナーのほか、ヘアスタイリングショーやライブ、トークショー、抽選会など盛りだくさんの企画でアラサーの第1歩を楽しめるそうです。
いい30歳の日の雑学
▽アラサークライシス
心理学に「クォーターライフ・クライシス」という言葉があるそうで、これは人生の4分の1を過ぎるころに陥りがちな心理的危機感を言います。
ちょっと計算が合いませんが、「アラサークライシス」は30代が陥りやすいということで引用された造語になります。
「アラサークライシス」は誰もが陥るというわけではなく、比較的「意識の高い」女性に多いとも言われていますね。
ひたすら働いていた20代の女性も、アラサーになると後輩も多くなって、仕事をリードする立場になります。
ある日、そんな自分を見つめると「私はこの先どうするんだろう」なんて思い悩むことになります。
友人の多くは結婚し、子育てに明け暮れる毎日で、自分だけが違う世界に取り残されたような気になって不安や焦りを感じてしまうのが「アラサークライシス」なんです。
この「アラサークライシス」には段階があって、まず、仕事や恋愛など自分の選択がいけなかったと思い始め、「ここから抜け出せばなんとかなる」と強く考え始めます。
そこで思い切って仕事を辞め、恋人とも別れて、今までの閉そく感から自分を解放し、周囲のあらゆるものから距離を置いて、自分が何をしたいのかという「自分探し」を始めることになります。
この段階がかなり微妙なところで、うまく自分自身を理解できれば、人生の再建が始まって目標に向かって歩き出すことができます。
しかし、そううまく行く女性ばかりではなく、大切なことはまず自分だけがこんな悩みを抱えたわけではないと悟り、SNSなんか気にしないで他人と比べないことです。
また、同年代とのコミュニケーションを図ることで、疎外感が自分だけの悩みではないことも知ることができます。
どうしても自分の目標が見つからない場合は、理想とする人のマネをすることで、自分の行動の第1歩が踏み出せるかもしれません。
■最後に
あるアンケートによれば、30代女性の悩みの多くは「このままでいいのか」というもので、他には「貯金できない」「生活費不足」「給料が上がらない」といったお金の問題、中には「肩こり」や「疲労」「腰痛」といった体の不調を訴える声も多く聞かれました。
30代で肩こりや疲労なんてと思いましたが、現代の働く女性には避けられない悩みなんでしょうか。
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