■はじめに
テレビを見ていると住宅のCMをよく目にしますよね。
結婚したら夢のマイホームを持ちたいと考える人も多いのではないでしょうか?
広い庭を作ってバーベキューをしたり、花壇にお花を植えてガーデニングを楽しんだり、休みの日には日当たりのいいリビングでひなたぼっこしたりと考えるだけでワクワクしてきますね。
そんな6月の下旬には、私たちの生活の中心となる家とつながりの深い住宅デーがあります。
目 次
住宅デーとは
「住宅デー」とは毎年6月25日に定められています。
これはスペインの有名な建築家である、アントニオ・ガウディの誕生日にちなんで、1978年に全国建設労働組合総連合によって制定されました。
■意味と由来
住宅デーが制定された1978年頃、当時の日本は高度経済成長期。
経済も活性化され、住宅も大量生産でバンバン作られていく一方で、職人さんをめぐるトラブルも出てきました。
短期間でたくさんの住宅を安く建設するために、工場で多くの部品が作られるようになり、その結果職人さんがいなくても家がつくれる住宅業者が誕生したのです。
それまでは家を建てるなら大工さんや職人さん、というつながりがありましたが、徐々に住宅業者に地位を奪われるようになっていきました。
そこで地域の皆さんに改めて“町の大工さんや職人さんなどの腕前や仕事ぶりをアピールする”ことを目的につくられたのが住宅デーです。
住宅デーは
・国土交通省
・林野庁
・(独)住宅金融支援機構
・(公財)住宅リフォーム. 紛争処理支援センター
・(公財)日本住宅・木材技術センター
・(一財)日本建築防災協会
・住宅保証機構(株)
・(株)住宅あんしん保証
の後援を得て開催されています。
地域の職人さんたちが、住宅相談会、住宅リフォーム助成などの情報提供、保育園・小中学校、独居老人宅などの修繕ボランティアを行ってくれるイベントなのです。
家のことで困ってどこに相談していいかわからないときに、直接職人さんに相談できるのは嬉しいですね。
■イベント
住宅デーのイベントは全国各地で、6月の土日を中心に行われています。
職人さんによる「包丁研ぎ」や「まな板けずり」、子供向けの「木工コーナー」なども人気です。
また無料住宅相談コーナーもあり、耐震診断の紹介や、畳の表替え、襖・障子の張替えなども専門の職人さんに相談にのってもらえます。
各地でイベントの詳細は異なり、ポスターやチラシ配布でお知らせしている場合もあるので、お近くの住宅デーイベントを調べて家族で行ってみるのもいいですね。
■住宅の雑学
□「駅から徒歩○○分」って何メートルくらいなの?
新しい家を探そうと不動産のホームページを見ると、よく目に付くのが「駅から徒歩○○分」などの表示。
徒歩1分、徒歩5分、徒歩10分・・・これって結局何メートルなの、と疑問に思ったことはないでしょうか?
実はこれ「道路距離80mを歩くのに要する時間を1分とする」というちゃんとした規定があるんです。
つまり徒歩1分は80mということになり、徒歩5分なら400メートル、徒歩10分なら800メートルになります。
□誰が歩いて測ったの?
徒歩1分が80mということは分かったけど、じゃあ誰が歩いて測ったのかというと、これは健康な女性がハイヒールのサンダルを履いて歩いた速度になります。
実際に歩いてみた平均分速が80.3mだったことから、徒歩1分=80mという基準ができたそうです。
ちなみにこの時間に信号や踏み切り待ちの時間は含まれません。
ということは実際に歩いてみると徒歩○○分よりも多くかかりそうですね。
物件探しは自分の目で実際に見てみることが大切ですね。
■まとめ
普段は見ることの少ない職人さんたちの技を、しっかりと見ることができる住宅デー。
自分たちの住んでいる家もそうやって建てられたんだと思うと、ますます愛着が湧きますね。
ぜひおじいちゃんおばあちゃんも一緒に、家族みんなで住宅デーに足を運んでみてはいかがでしょうか。
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