■はじめに
まだ春の余韻が抜けきれない3月から4月に入ると、いよいよ本格的な初夏を意識するシーズンになります。
年度が切り替わる時期ということもあり、新しい部活であったりスポーツに挑戦する方も多くいらっしゃるのではないでしょうか。
そんな4月の中旬には、スポーツなどでお馴染みのガッツポーズの日があります。
目 次
■ガッツポーズの日とは
ガッツポーズの日は毎年4月11日にあります。
1974年(昭和49年)のこの日に行われたボクシングの試合で、スポーツ紙が報じた「ガッツポーズ」というワードが世の中に広められました。
そしてファンによってガッツポーズの日が制定されました。
■意味や由来
1974年の4月11日に開催された、ボクシングWBCライト級タイトルマッチにて挑戦者であるガッツ石松がチャンピオンのロドルフォ・ゴンザレスに勝利しました。
この時にコーナーポストに登り喜びのポーズをとったのですが、それを新聞記者が「ガッツポーズ」と表現したことから、日本中に知られるきっかけとなりました。
ボクシングの階級で、このライト級はヘビー級に次いで歴史の古い階級であり、成人男性の体重の平均に最も近く一番選手層が厚い階級とも言われています。
しかも当時、日本人としてもですが東洋人のチャンピオンは誰一人として存在しませんでした。
メキシコから来日したチャンピオンのゴンザレス選手は2連続KO防衛中で戦績59勝50KO5敗だったのに対し、戦績26勝14KO11敗6分の石松選手が勝利するのは皆無に近い状況だったのです。
しかし自身の代名詞とも言われる「幻の右」で鮮やかに8ラウンドKO勝ちし、念願の世界タイトルを獲得しました。
今ではタレントのイメージが強い石松さんですが、まさにガッツを感じるエピソードですよね。
ガッツポーズを命名した記者も取材をする中で感銘を受け、記事に表現したのではないでしょうか。
■イベント
ガッツポーズに特化したものや中心とした関連イベントは見つかりませんでしたが、毎年SNSではガッツポーズの投稿がたくさんされているようです。
特にスポーツ選手やアイドルの投稿が多く、試合やコンサートの様子の投稿などでPRしていましたよ。
また、毎年というわけではありませんが、スポーツジム等では会員さんのガッツポーズした腕の写真を掲示したり、スーパー銭湯の受付でガッツポーズと伝えると割引されるサービスを行っているところもありました。
応援している選手の投稿やお近くの店舗等でもキャンペーンが行われているかもしれませんので、チェックしてみるのはいかがでしょうか。
■ガッツポーズの雑学
ガッツポーズの日にちなんだ雑学をご紹介します。
□もう一つのガッツポーズの記念日
ガッツポーズが日本で広く知られるようになったのは、紹介しました通り1974年の4月11日からですが、この言葉自体が誕生したのは2年前の1972年のこと。
この年の11月30日に発行された「週刊ガッツボウル」というボウリング雑誌で、ストライクを出したときにボウラーがとるポーズを「ガッツポーズ」と掲載したのが始まりとされています。
ボウリング場では、ストライクのとき等に「ナイスガッツ」と言う習慣があったことが由来ともいわれています。
□ガッツポーズの心理と効果
私たちは活気や喜びがあふれているときに、腕が重力に逆らう動きのガッツポーズやバンザイをする傾向にあります。
しかし、腕を上げるだけでなくガッツポーズは拳を握り、腕から指までグッと力を入れるポーズでもあります。
実は指先にはたくさんの血管と神経が集まっていて、拳の開閉や力の入れ具合だけでリラックスや緊張が脳に伝えられます。
寝ているとき等のリラックス時には手は開いた状態に、怒ったとき等の緊張時には自然と拳を握っているのではないでしょうか。
このことから、ガッツポーズは緊張を脳に伝え興奮を高める効果があります。
試合前などの気合いを入れるときや集中したいときには、ぜひ試してみてくださいね。
■まとめ
ガッツポーズの日についてご紹介させて頂きました。
筆者の子どもがちょうど記事を執筆している間にブロックで大作を完成させ、今までにないくらいのガッツポーズをして喜びを表現していました。
大人しい性格ですが、家族みんなで大喜びしていたこともあってか、よっぽど嬉しかったんだと思います。
毎年4月11日ガッツポーズの日には、ガッツポーズにあやかってポジティブな気持ちで新生活をスタートするのはいかがでしょうか。
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