■はじめに
5月に入り、新生活、新環境に慣れ始める時期になっていますね。
そんな気持ち的にも時間的にも余裕が出来てくる頃こそ、体調管理には気を付けたい時期でもあります。
今回はそんな5月にある記念日で、健康食品の一つとして有名である、「ヨーグルトの日」についてご紹介します。
目 次
ヨーグルトの日とは
ヨーグルトの日は毎年5月15日にあります。
この記念日が日本で制定されたのは2012年だそうです。
制定したのは、当時の明治乳業でした。
現在、明治乳業は(株)明治と名称を変更しています。
■意味
(株)明治がヨーグルトの日を5月15日とした由来はヨーグルトという食品を全世界に広めるきっかけを作った人物の生誕日が5月15日だったためとされています。
この人物の生誕を記念するとともに、自社製品であるヨーグルトをもっと食べてほしいという意味がヨーグルトの日に込められています。
■由来
ヨーグルトを世界に広めた人物とは、ノーベル生理学・医学賞を受賞した経歴のあるロシアの微生物学者であり動物学者であったイリヤ・メチニコフという人物です。
メチニコフは、白血球の食作用を提唱し、免疫系において先駆的な研究を行ったことで有名な人物です。
メチニコフがブルガリア旅行中に、ブルガリアのスモーリャン地方に当時としては非常に高齢である80歳~100歳をも超える高齢者が多いことに衝撃をうけ、「健康に関係深いブルガリアだけにあるものは何なのか」ということを考え、彼らが常食としていたヨーグルトに着目したのが、きっかけでした。
当時提唱した仮説は、ヨーグルトに含まれる乳酸菌が腸内で増殖し、老化の原因とされる大腸菌が駆逐されるというものでしたが、現在はヨーグルトを経口摂取しても、胃で乳酸菌はほとんど死滅して腸には到達しないということが判明しています。
しかし、メチニコフがヨーグルトを「不老長寿の妙薬」として世界に発表したことが当時、欧米文化圏でほとんど知られていなかったヨーグルトを世界中で広めるきっかけとなりました。
■イベント
(株)明治が主催するヨーグルトの日に関連するイベントが毎年行われているそうです。
2018年は5月11日~13日に「明治ブルガリアヨーグルトpresentsヨーグルトパーク」という名前のイベントが行われました。
明治ブルガリアヨーグルトの巨大パッケージの中に入って記念撮影できるコーナーや、ヨーグルトのこと、ブルガリアのことについて学べる展示スペース、ヨーグルト大使として活躍しているV6の岡田准一さんの顔写真が入った巨大パッケージなどがあります。
その中でもひときわ盛り上がっていたのは、自分の写真と名前を入れた世界に一つだけのオリジナルパッケージのヨーグルトが作れるコーナーでした。
そこで自分のパッケージを作って、記念写真を撮り、SNSでも話題となったそうです。
そのほかにも、3種類のヨーグルトの食べ比べが出来る、利きヨーグルトも行われており、一口のヨーグルトといっても様々な違いがあることを実感できます。
2017年に行われた同様のイベントでは、ヨーグルト大使の岡田准一さんとリオデジャネイロオリンピック金メダリストの登坂絵莉さんが登場したようで、毎年盛り上がっているようです。
SNSでは、(株)明治だけではなく、他のメーカーも自社のヨーグルト商品をPRして、おいしい組み合わせなどを紹介していることがあります。
例えば、ニッカウヰスキーは、「ボルス ヨーグルト」というリキュールを使ったオリジナルカクテルを紹介したり、フタバ食品は「サクレ」というアイスにヨーグルトを混ぜた「フローズンヨーグルト風アレンジ」を提案したりと、様々な食べ方を紹介したりしているので、ぜひ検索してみて試してみてはいかがでしょうか?
■まとめ
今回はヨーグルトの日について紹介させていただきました。
今や全世界中で親しまれている食品であるヨーグルトですが、世界中に広まったのは100年ほど前と意外と最近のことだったのかと思いました。
現在は様々なヨーグルトが手軽に手に入るので自分でいろいろと食べ比べしてみるのもおもしろいかもしれませんね。
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