▪はじめに
みなさんは青汁を飲んだことはありますか?
ケールや大麦若葉などの栄養を手軽に摂ることのできる食品です。
昔は美味しくないことを前面に出したCMも話題になりましたが、最近では美味しく改良されて人気の商品になりました。
今回は、そんな青汁に因んだ記念日や雑学についてのお話です。
目 次
葉っぱの日とは
葉っぱの日は、毎年8月8日にあります。
葉っぱの日は、青汁商品を取り扱うキリンウェルフーズ株式会社(現ヤクルトヘルスフーズ株式会社)が制定した記念日です。
▪意味
葉っぱの日は、「野菜不足を手軽に補うことのできる青汁を毎日飲んで、健康で快適な生活を送ってもらおう」という目的のもとに制定されました。
▪由来
葉っぱの日は、青汁の主原料がケールや大麦若葉の葉っぱなので、「8(は)8(っぱ)」の語呂合わせが由来となっています。
▪イベント
ヤクルトヘルスフーズ株式会社では、青汁製品を作っている大分県の真玉工場の工場見学を行っています。
ビデオ上映や実際にケールや大麦若葉が青汁になるまでの工程を見学することができ、最後には青汁の試飲もあります。
見学が出来るのは、毎週月曜日から金曜日(土、日、祝日、年末年始を除く)10:30~11:30と14:00~15:00の1日2回で、見学料は無料です。
ただし、1回20名までの予約制なので必ず事前に予約してください。
葉っぱの雑学
<ケールはキャベツやブロッコリーのご先祖様>
青汁の原料として最も使われているのがケールで、キャベツやブロッコリーのご先祖様にあたります。
ケールは地中海地方が原産で、βカロチンや葉酸・ビタミンKなどが豊富で栄養価の高い野菜です。
ケールと人間の歴史は古くて、約2000年前にはギリシャで栽培されていました。
世界で最初にケールを栽培したのはケルト人だと言われ、ケルト人が栽培した野菜だから「ケール」と呼ばれるようになったとされています。
ケルト人は民族ごとで移動しながら生活していたので、どんな土地でも栽培出来て冬でも枯れないケールを重宝し、移動先の土地で栽培していました。
その様子を見た他の民族が真似をしてケールを栽培したため、ケールはどんどん広まっていったのです。
日本には江戸時代に伝わっていましたが、観賞用の葉ボタンに改良されて野菜としては扱われなかったようです。
当時の日本人の口には合わなかったのでしょうね。
確かにケールは、葉っぱが固くて苦みも強く食べにくい野菜です。
昔のヨーロッパ人も食べにくかったようで、品種改良が重ねられてキャベツやブロッコリーが誕生しました。
キャベツやブロッコリーは柔らかくて甘みのある栄養価の高い野菜ですが、ケールにはかないません。
このケールの豊富な栄養を美味しく効率的に摂るために作られたのが青汁なのです。
<大麦若葉は絞らないと栄養を取ることが出来ない?>
青汁の材料としてもう一つ代表的なものが大麦若葉です。
大麦若葉はその名の通り大麦の葉で、ビタミンCやβカロチンなどのビタミン類やカルシウム・鉄・カリウム・銅・マグネシウムなどのミネラル類、食物繊維などが多く含まれています。
また、抗酸化作用を持つSOD酵素が多く含まれていて、健康維持やアンチエイジングに効果的だとされています。
しかし、これらの大麦若葉の栄養素は、大麦若葉を食べることでは摂取することが出来ないのです。
大麦若葉は人間が消化吸収することのできない固い繊維質の中に入っているからです。
それに、そもそも麦の葉っぱは人間は食べませんよね。
しかし、大麦若葉の豊富な栄養素を見過ごすのはもったいない!ということで研究が重ねられ、大麦若葉を絞って固い食物繊維を取り除き青汁にすることで今まで摂ることのできなかった大麦若葉の栄養素を摂取することが出来るようになったのです。
▪まとめ
青汁は健康に良いと分かっていてもなかなか飲む機会が少ないですよね。
昔流行ったCMのイメージもあって飲みにくいのではと思って躊躇してしまいますし。
でも、最近の青汁は随分飲みやすく改良されていますし、野菜不足が気になる時には青汁を試してみるのもいいかもしれませんね。
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