■はじめに
まだ肌寒さの余韻から抜けきれない3月から、4月に入るといよいよ本格的な春を意識するシーズンになります。
年度始めということもあり、歓迎会などで忙しくしている方も多くいらっしゃるのではないでしょうか。
そんな4月の後半は、私達の飲み会に欠かせない地ビールの日です。
目 次
地ビールの日とは
地ビールの日は毎年4月23日にあります。
地ビールの日が制定されたのは、1999年(平成11年)のこと。
日本地ビール協会を中心とする「地ビールの日選考委員会」によって公募が行われ制定されました。
選考委員には、地ビールの販売店や製造業など、地ビールに関わる10名が加盟しています。
■意味
地ビールの日は、消費者に対して地ビールに興味を感心を持ってもらいたいという意味合いがあります。
そして、業界側が地ビールの文化をさらに大きく育てようという意図をPRする日でもあるんですね。
例えば地ビールのキャンペーンやフェアが各地で行われています。
■由来
1516年4月23日は、ドイツの「ビール純粋令」が施行された日です。
そして、ドイツの「ビールの日」にもなっています
このことから、地ビールの日は4月23日に制定されました。
■イベント
2010年から、福岡市・早良区にて【九州地ビールフェア】が行われています。
これは、九州をはじめとする世界で認められた国内の地ビールを、楽しむことができるというもの。
会場では、ビールにピッタリの絶品フードの販売や、ビールのお持ち帰り販売コーナーも設置されています。
2019年もRKB放送会館横にて4月27日~5月6日の10日間にかけて開催され、たくさんの来場者で賑わいました。
10周年ということもあり、豪華賞品が当たるスタンプラリーも実施されましたよ。
他にも、この時期から夏にかけて、あちこちで地ビールをテーマとしたイベントが開かれています。
各地域で様々な地ビールを飲み比べすることができますよ。
飲食店でもキャンペーンをしているところもありますので、ぜひチェックしてみてください。
地ビールの雑学
地ビールの日にちなんだ雑学をご紹介します。
□ビール純粋令とは!?
ビール純粋令とは、ビールとは何かを世界で最初に定めたものです。
品質の悪いビールが横行していることを嘆いたバイエルン候によって、ビールの醸造や販売について細かく定められたものになります。
「ビール醸造には、ホップ、大麦、水以外の原料を使用しないものとする(16世紀半ばに酵母が追加される)」といった原料に関することなどが記されています。
この純粋令は、ドイツ・バイエルン地方で継承され続け、発布から500年以上が経っている今でも大切に守られ、ビール造りが行われています。
□地ビールとは!?
地ビールと呼ばれるビールについては、明確な定義はないようで、酒税法でも特に定められていません。
醸造所で少量生産している個性あるビールやメーカーのビールの総称として使われています。
日本酒でいうところの「地酒」に習い、地域ブランドのご当地ビールを地ビールと呼んだのが広がったのではないかと考えられています。
また、地ビールが登場した背景には、1994年(平成6年)の酒税法の一部改正があげられます。
ビールの製造免許取得の際に、必要な年間最低製造数量の基準が2,000キロリットルから60キロリットルへ大幅に引き下げられ、それにより少ない生産量でもビールを製造できるようになりました。
このことがきっかけで、全国各地に少量生産で地域性を打ち出した地ビールが誕生したと考えられます。
■まとめ
地ビールの日についてご紹介させて頂きました。
毎日、ビールのお世話になっているという方もたくさんいらっしゃるかと思います。
特に春から夏にかけて、飲み比べが出来るビアガーデンやフェアを楽しみにしているという方も多くいらっしゃるのではないでしょうか。
観光の際に各地で購入できるご当地ビールも人気ですよね。
毎年4月23日地ビールの日には、地ビールのイベントをチェックしてみたり、地ビールを楽しんでみるのはいかがでしょうか。
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