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囲碁の日とはいつ?意味や由来、イベントに「打ち始め式」

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▪はじめに

2019年は、10歳の仲邑菫さんが史上最年少のプロ棋士になったことが話題になりましたよね。

菫ちゃんのおかげで囲碁自体も注目を浴びて、囲碁を始める人も増えたそうです。

今回は、今注目を浴びている囲碁に関する記念日や雑学についてご紹介していきます。

 

囲碁の日とは

囲碁の日は、毎年1月5日にあります。

囲碁の日は、2013年(平成26年)に日本棋院によって制定された記念日です。

現在では、公益財団法人日本棋院・一般財団法人関西棋院・公益財団法人ペア棋協会の3団体が囲碁を普及させるための活動を行っています。

 

▪意味

囲碁の日には、多くの人が気軽に囲碁に触れて親しんでもらうという目的があります。

 

▪由来

囲碁の日が1月5日となったのは、「1(い)5(ご)」の語呂合わせが由来となっています。

 

▪イベント

囲碁の日である1月5日には、囲碁ファンとプロ棋士との親睦と多くの人に囲碁の楽しさを知って貰うという目的のもと、日本棋院本院で毎年「打ち始め式」というイベントを行っています。

「打ち始め式」では、名誉称号保有棋士やタイトル保有棋士との懇親会(立食パーティー)や記念対局、プロ棋士の指導碁などが行われます。

プロ棋士と直接対局できる貴重なイベントなので、毎年全国から老若男女問わず参加者が訪れています。

 

「打ち始め式」への参加申し込み受付は、毎年12月初めから行われて120人の定員になり次第受付終了です。

参加料は大人10,000円(日本棋院会員8,000円)中学生以下3,500円中学生以下の付添人2,000円で、日本棋院受付もしくは電話またはfaxにて申し込みが出来ます。

興味のある方はぜひ参加してみてください。

 

イベント情報は

https://www.nihonkiin.or.jp/

にてご確認ください。

 

囲碁の雑学

<囲碁の道具はもともと占いの道具だった?>

4000年ほど前の古代中国で生まれた囲碁は、もともとは占いに使われるものだったといわれています。

現在でも碁盤の中央を「天元」と呼んだり、「星」と呼ばれる9つの点が記されているのは占星術に使われていた名残だという説もあります。

また、碁盤にあるマス目は19×19で361となります。

 

古代中国では、1年を361日として考えていたことから、暦に当てはめていたのではないかといわれています。

古代中国では、碁盤を宇宙、四隅を四季、碁石を星と見て361日の暦に当てはめて占いを行い、国を統治していたと考えられています。

 

<よく使う言葉の中に囲碁から生まれた言葉があった!>

奈良時代から親しまれてきた囲碁から今でもよく使う言葉が数多く生まれていたこと、皆さんはご存知でしたか?

どんな言葉が囲碁から生まれたのかご紹介していきましょう!

 

『駄目』

囲碁の「駄目」は両者の陣地(地)の境目にあってどちらのものにもならない目で、両者ともに価値の無い目のことを指します。

このことから、「効果がないこと」「よくない状態にあること」「してはいけないこと」などの意味で使われるようになった言葉です。

 

『一目置く』

囲碁では、弱い方にあらかじめ石を1つ置かせてハンディを作ることです。

日常的には、相手が自分より優れていることを認めて敬意を払い一歩譲るという意味で使われています。

 

『白黒つける』

囲碁で使われる白と黒の碁石が由来となっている言葉です。

日常的には、どちらが正しいかはっきりさせたい時に使われます。

 

『八百長』

日常的には「前もって示し合わせたとおりに勝負をつけること」という意味で使われています。

この言葉は、明治時代に八百屋の長兵衛(通称八百長)が囲碁仲間の伊勢海五太夫という相撲の年寄りと囲碁を打つ時に、バレないように手加減をしてわざと負けたりしていたという実話が由来となっています。

 

『布石』

囲碁では対局の初めの方に全体の局面を考えて石を配置することを意味する言葉です。

このことから、将来を見据えてあらかじめ備えておくことを「布石を置く」というようになりました。

 

その他にも『定石』『目論見』など囲碁から生まれた言葉はたくさんあるので興味のある方は調べてみてくださいね。

 

▪まとめ

囲碁は、やったことのない人にとっては少し難しいのではと手が出しにくいものに思われがちですが、実はルールはそんなに難しくなく老若男女問わず楽しむことができるゲームです。

興味を持たれた方はぜひチャレンジしてみてください!

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