「5月1日 サラウンドの日」
■はじめに
サラウンド5.1、たしかに映画やシネコンの宣伝なんかでよく耳にします。
音響効果が素晴らしいとアピールしているところまではわかるんですけど、どう素晴らしいのか見当がつきません。
というか、そもそもサラウンドって何なのでしょう。
目 次
■サラウンドの日とは
2008年に電子情報技術産業協会(JEITA)と日本オーディオ協会(JSA)が、サラウンドの認知と普及を目的として、5.1chにちなんで、5月1日を「サラウンドの日」と制定しました。
日付だけは単純明快で大変わかりやすく、他の日はまず考えられないところです。
■サラウンドの日の意味
まず、サラウンドなんですが、聴く人の周りにいくつもスピーカーを配置して、音に取り囲まれる臨場感を出す再生方式なので、Surround と言うそうです。
サウンドとラウンドを早口で繰り返せば、いつの間にかサラウンドになります、ってホントか?
とにかく、この音響再生方式を映画館だけではなく、家庭にも設置してもらおうという意味合いです。
■サラウンドの日の由来
由来はもちろん「5.1」という数字なんですが、これは5.0と5.2の間ということではありません。
スピーカーを5つ、サブウーファーが1つで、5.1と表示するんです。
ちゃんと説明しますね。
まず正面のTV内臓のセンタースピーカー、その両脇にフロントスピーカー、斜め後ろに1個ずつで、これで計5個そろいました。
サブウーファーというのは低音域専用ですが、単独のスピーカーではなくて、センターに組み込まれるケースが多いようです。
このウーファーが「.1」なんですね。
ですから「5.1」とは、5&1ということなんですが、なんでコンマなんかでわかりにくい表記にしたんでしょうね。
ということで、スピーカーを増やした6.1chも7.1chもあります。
■サラウンドの日のイベント
サウンドの日という冠をつけた催しはいくつかあるみたいですが、タレントが大騒ぎするような盛り上がり方はなくて、音響がどうの、スピーカーがどうのといったマニア向けで、しかも「湯島でコーヒー付き2000円、定員20人、要予約」といった、ちまちましたものが多いんです。
サラウンドの日はイベントが難しいようです・・・
サウンドの日の立ち上がりからして、制定式典は経産省、総務省のあいさつ、メーカーの社の看板を背負って演説、次は放送局の技術者が機器や現状の報告、などなどお堅い感じがします。
それで、どういう活動で普及させるのかの具体的な方法論は、各メーカーや放送局にお任せのようで、各社ばらばらの対応になるようです。
初年度こそイベントをやったらしいですが、いまではWebだってもう「ページが見つかりません」・・・。
これからイベントがあるかはちょっと難しそうです。
■まとめ
音響の素人でも、最新設備の映画館で「スター・ウォーズ」や「ジュラシック・パーク」を観れば、その音響効果あってこそのSFXだと実感します。
でも「シアターの臨場感をご家庭で」とか言われても、大画面のTV、スピーカーひとそろいで一体いくらかかるんだ?
それに、4畳半や6畳ではなあ、音はあちこちからはね返って迫力満点だろうけど…。
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