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いい育児の日とはいつ?意味や由来、イベントは。子育てに関心を

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「11月19日  いい育児の日」

■はじめに

パパは気を利かせたつもりで、「赤ちゃん、見ていてあげる」なんぞと言おうものなら、「あげる」とはどういうつもりなのかと、ママの逆鱗に触れること多し、といった昨今だそうで、これは赤ちゃんの件に限らず、家事全般に及んでいます。

 

子育てや家事は夫婦がともにすべきことである以上、「あげる」という言い草は上から目線、責任放棄以外の何物でもないとして、ママの琴線に触れてしまうんですね。

確かにその通りなので、パパとしては返す言葉もないようです。

 

いい育児の日とは

11月19日は、全国13県の知事からなる「日本創生のための将来世代応援知事同盟」が2017(平成29)年に制定した「いい育児の日」です。

 

参加13県は岩手、宮城、福島、長野、三重、滋賀、鳥取、岡山、広島、山口、徳島、高知、宮崎(後に山梨、茨城が参加し2019年現在15県)で、「いい育児の日」の趣旨は、家庭や家族を大切にし、子育てを社会全体で応援するための行動を起こす日としています。

いい(11)育(19)児→11月19日という語呂合わせですね。

 

■いい育児の日の意味と由来

「日本創生のための将来世代応援知事同盟」の設立趣旨は、「人口減少に歯止めをかけて地方への人の流れをつくり、東京一極集中型社会を変え、地方創生のため行動する」というもので、「いい育児の日」は女性・若者支援と並んで、その実践テーマのひとつにすぎません。

また、国への提案・要望などは同盟でとりまとめるそうですが、「いい育児の日」の具体的な行動は、それぞれの自治体が独自に立案、実施しています。

 

さて、どんなものかと同盟のWebを拝見したところ、あれこれと提言はしているようですが、総務省のHPを見ているようで、地方ならではの具体的な提案は見当たらず、知事の写真ばかりが目立っています。

正直、どこまで本気で知事さんたちが取り組んでくれるのか、心もとない感もありますが、そう心配することはありません。

自治体の現場は頑張っています。

 

■いい育児の日のイベント

知事の号令一下、各県の職員は「いい育児の日」をなんとか盛り上げようと、様々に工夫をこらしたイベントに取り組んでいます。

たとえば、長野県では企業やNPOの協力を得て、農業体験、各ミュージアムツアー、読み聞かせサークル、父親教室などをはじめ、多くの体験型イベントを実施、変わったところでは赤ちゃん連れのママのための映画上映会もありました。

 

また、徳島県は老人クラブによる昔遊び体験、ダンスインストラクターによる親子体操でにぎわい、山口県では絵本、シャボン玉、ハーモニカ、親子クッキングなどの地域イベントが多くの市で開催されています。

この15県での催しは当然ですが、同盟不参加の京都府でも「ノー残業デー」として家族団欒を推奨し、鹿児島県では毎月19日を「育児の日」として子育て環境づくりをアピールしています。

 

いい育児の日の雑学

▽「育児の日」も別にあった

「いい育児の日」に先立つこと14年、2003(平成15)年には既に毎月の12日が「育児の日」として制定されていました。

これは兵庫県の神戸新聞社が、子育ては社会全体で担うもので、地域が一体となって子育て環境に取り組もうという趣旨で制定しました。

こちらは育(1)児(2)で12日を採用していますね。

 

▽イクメン・プロジェクト

日本の男性が家事・育児をする時間は、他の先進国と比べて最低水準であり、これが産後女性の離職率を高め、また少子化の原因だとして、2010(平成22)年の育児・介護休業法施行を機に、厚生省が「イクメン・プロジェクト」を提唱、男性の育児参加を社会に広くアピールしました。

 

イクメンに励む芸能人の話題が多く採り上げられた効果もあって、現在では男性の子育ては「手伝う」ことではなく、夫婦の共同作業であるとの意識が浸透しています。

しかし一方では、男性が産休・育児休暇を取りづらい現実もあり、またその板挟みのプレッシャーで男性の「産後うつ」発症も見られ、社会全体の認知にはまだまだ時間を要しそうです。

 

そんな中の2019年8月、面白い外電記事が写真付きで各紙に掲載されました。

ニュージーランド国会で、生後1か月の赤ちゃんを議場に連れてきた議員の代わりに、3人の子育て経験を持つ議長が、議長席で赤ちゃんにミルクを飲ませながら議事進行をしたとのことです。

議長の子守りはともかく、日本がこうした国会になるには、あとどのくらいの年数が必要でしょうか。

 

■最後に

「いい育児の日」のアピールのため、それぞれの自治体はずいぶん頑張っていますが、自治体内のイベントではローカルニュース止まりで、この日の趣旨を全国へ訴えるにはパワー不足です。

やはり全自治体が足並みをそろえ、力を結集することが求められると思います。

たとえば、当日には東京・銀座をデモ行進するとか、1年間、TVの「サザエさん」のCM枠を買い取るのもインパクト十分だと思いますね。

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