「3月21日 世界詩歌記念日」
■はじめに
詩を書こうと思い立つのはどんな心境になった時でしょうか。
筆者はバリバリの文科系なので(数学、物理、化学がまるでわからない)、若いころはけっこう詩作をしたものですが、ネガティブな気持ちになるとペンが進んだように思います。
目 次
世界詩歌記念日とは
ユネスコが1999(平成11)年に、詩的表現を通じて言語の多様性や伝承を重んじる運動を推進しようと、3月21日を「世界詩歌の日」(World Poetry Day)と制定しました。
■世界詩歌記念日の意味と由来
そのまま訳せば「世界詩の日」になると思いますが、「詩歌」とあれば和歌や俳句などの韻文すべてが含まれてしまいます。
なぜ「詩」ではなく「詩歌」とされたのかは不明ですが、「言語の多様性」を謳うためと思われます。
■世界詩歌記念日のイベント
日本では詩歌をひとつにひっくるめる考え方は採用しないようで、詩や和歌、俳句の活動にはあまり連携がなく、「世界詩歌の日」には背を向けています。
世界詩歌記念日の雑学
▽韻文と散文
「韻文」とは一定のリズム(韻律)を持ち、和歌の五七五七七、俳句の五七五といった形式の整った文章で、分類上は和歌も俳句も「定型詩」に含まれ、詩は定型詩と自由詩に分かれます。
従って、定型詩、自由詩、和歌、俳句はすべて「詩歌」になります。
「散文」は韻律や定型にとらわれない普通の文章なので、小説やエッセイ、手紙、日記は散文です。
しかし、最近は話し言葉で書く「口語自由詩」や、ふつうの文章で書く「散文詩」、定型の字数にこだわらない俳句なども多く詠まれ、逆に詩のようでありながら実際は散文の随筆である「詩的エッセイ」なども現れて、境界もあやふやになりつつあります。
日常会話で「詩的」と言うと「情緒がある」といった意味になりますね。
▽表現を豊かにする「修辞法」
詩は自らの心や感性を文章で表現し、読んだ人にその想いを伝える文学作品ですが、文章に心地よさ、魅力がなければ想いを届けることはできませんから、文章表現を豊かにするため「修辞法」をマスターすることが大切になります。
修辞法の代表は「比喩」表現で、これは読者にイメージを伝えるために使用し、直喩と隠喩があります。
たとえば「白い肌」を「雪のように白い肌」とするのが直喩で、「雪女」を引用するのが隠喩です。
しかし、たとえであることの表現に、「まるで」や「ような」を多用することは文章が稚拙になってしまいます。
「陽が昇る まるで私の心を映すような輝く朝だ」
「陽が昇る まばゆい光を受けて私の心も輝く朝だ」
比べてみて、どうでしょうか。
気持ちを強調したい場合は「倒置法」、強く主張したいときは「同語反復」を用います。
「ネコを捨てるなんて 絶対に許さない」を
「絶対に許さない ネコを捨てるなんて」とするのが「倒置法」で、
「私はあなたとは違う」を
「私は私、あなたとは違う」とするのが「同語反復」です。
「緩叙法」は日常でもよく使われていて、
「キミのことが好き」と言いたいところを、
「キミのことはキライじゃないよ」なんてね。
「キミが怒っている」を
「キミがカンカンに怒っている」として、様子を文字にするのが擬態法で、動物の鳴き声の表現にもよく使います。
この他にも「擬人法」、名詞を句点( 。)の前に置いて文を閉めて強調する「体言止め」、わかりやすいように関連性のある単語を並べる「列挙法」などがあります。
■最後に
ここで昔の詩を披露するのは、あまりに恥ずかしいので、
「 記念日の 想いたゆたう 彼岸花 」
筆者の拙い一句でこの稿を締めようと思います。
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