▪はじめに
最近、クリームやフルーツがたくさん乗ったインスタ映えするパンケーキが人気ですが、家で作って食べるホットケーキも捨てがたいですよね。
我が家でも時々無性に食べたくなって、よく朝ご飯やおやつに作ったりします。
今回は、子供にも大人にも人気のホットケーキに因んだ記念日や雑学についてご紹介していきます!
目 次
ホットケーキの日とは
ホットケーキの日は、毎年1月25日にあります。
この記念日は、ホットケーキミックスを販売している森永製菓株式会社によって制定されました。
▪意味
ホットケーキの日は、1902年(明治35年)1月25日に北海道旭川市で日本観測史上最低気温を記録した日に因んで、「寒い日こそホットケーキで温まってほしい」という願いが込められています。
▪由来
ホットケーキの日が1月25日になったのは、1902年(明治35年)の1月25日に北海道旭川市で日本記録史上最低気温の-41.0℃を記録したことに由来しています。
▪イベント
ホットケーキの日に因んだイベントは、残念ながら見つけることができませんでした。
ホットケーキの雑学
<「ホットケーキ」と名付けたのは日本人だった!>
ホットケーキとパンケーキ、よく似た食べ物でどこが違うのかよく比べられますが、ホットケーキは元々西洋から伝わったパンケーキを日本人が「ホットケーキ」と名前を付けて呼ぶようになったものだったのです。
パンケーキが日本で初めて紹介されたのは1884年(明治17年)で、当時は「薄餅」という名前で紹介されていました。
その後1923年(大正12年)に日本橋のデパートの食堂で日本で初めてパンケーキが売り出されます。
この時にパンケーキに名付けられたのが「ハットケーキ」でした。
「パンケーキ」とはフライパンなどの鍋を使って作れるケーキということが名前の由来となっていますが、大正時代の日本人には「パン」=「ブレッド」というイメージが定着していた為、パンと間違われないように「ハットケーキ」と名付けたといわれています。
「ハット」は「HOT」のネイティブな発音を聞こえた通りに文字にしたもので、帽子の「hat」とは関係ありません。
ハットケーキはあっという間に人気メニューになり、家でも手軽に作れるようにと1931年(昭和6年)にホーム食品から「ホットケーキの素」が発売されました。
この時に、「温かいうちに食べられるケーキ」として「ホットケーキ」という名前を付けたといわれています。
しかしこの「ホットケーキの素」はアメリカのパンケーキミックスを見本に作ったもので砂糖が入っておらず、あまり売れませんでした。
そして「ホットケーキ」という名前もあまり浸透しなかったのです。
有名な漫画「サザエさん」の中でも、サザエさんがホットケーキを作る話なのに『どら焼きを作る』というセリフになっていたとか。
その後、1957年(昭和32年)に森永製菓が砂糖をブレンドした「ホットケーキの素」を売り出したところ爆発的に売れ、砂糖が入った甘いパンケーキのことを日本では「ホットケーキ」と呼ぶようになったのです。
<実は日本にも昔からホットケーキがあった?!>
日本のホットケーキはパンケーキを元にして作られたもので、ホットケーキはパンケーキの仲間ということになります。
そもそもパンケーキとは、フライパンや鍋などで作るケーキの事を指していて、クレープやガレットなどもパンケーキの仲間になるとされています。
中にはピザやお好み焼きもパンケーキの仲間になるという人も…。
パンケーキは、日本でいう所の「粉もの」という感じでしょうか?
さて、パンケーキが日本で紹介されたのは明治時代ですが、実はそれ以前から日本でもホットケーキのようなクレープのような食べ物が存在していたのです!
その名も「ふな焼き」!
「ふな焼き」は主に九州や関西など西日本でよく食べられていたもので、地域によって若干材料が変わってきますが、基本は小麦粉に米粉と黒糖を混ぜて水で溶いたものを「ほうらく」という鍋に薄く伸ばして焼き、くるくると巻いて食べるものです。
なぜ「ふな焼き」という名前なのかというと、ほうらくという鍋の底が船の形に似ていたからだそうです。
「ふな焼き」は和歌山県や広島県、熊本県や福岡県などで今でも郷土料理として親しまれていて、黒糖やあんこ、高菜漬けなどを巻いて食べたりもするそうです。
地元や旅行先などで食べる機会がある方は、ぜひご賞味ください!
▪まとめ
いかがでしたでしょうか?
ホットケーキの日が日本の最低気温に由来していたとは意外でした!
カフェでお洒落なパンケーキも良いですが、寒い冬の日には懐かしくて温かいホットケーキをご家庭で堪能してみてください!
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