▪はじめに
プロレスは、昭和の時代には日本中を熱狂させた娯楽スポーツのひとつです。
私が子供の頃には父がよくテレビで見ていましたし、人気の女子プロレスラーがレコードデビューしたり、プロレスをモチーフにしたマンガが子供たちの間で流行ったりしていました。
今回はそんなプロレスに因んだ記念日や雑学などについてご紹介します。
目 次
プロレスの日とは
プロレスの日は、毎年2月19日にあります。
プロレスの日は、1954年(昭和29年)のこの日に東京の蔵前国技館で日本初のプロレスの本格的な国際試合が行われたことに因んで制定された記念日です。
この日に行われたのは、日本の力道山・木村正彦組とカナダ出身の世界タッグ王者シャープ兄弟とのタッグマッチで、引き分けという結果でした。
▪意味
プロレスの日には、1954年(昭和29年)の2月19日に日本で初めて本格的なプロレスの国際試合が行われたことを記念するという意味があります。
この国際試合はテレビ中継され、新宿駅西口広場に置かれた街頭テレビに2万人の人が集まるほど注目を浴び、その後の日本でのプロレスブームの火付け役になったといわれています。
▪由来
プロレスの日は、日本初の本格的なプロレスの国際試合が1954年(昭和29年)2月19日に行われたことに由来しています。
▪イベント
プロレスの日に因んだイベントは、残念ながら見つけることができませんでした。
プロレスの雑学
<日本ではいつからプロレスが始まったの?>
プロレスの歴史はとても古く、古代ギリシャ時代から行われていた競技だといわれています。
現在のプロレスの元になったのは、19世紀後半にアメリカで広まった「カーニバル・レスリング」という興業だとされています。
その後プロレスはアメリカで現在に近い形に発展してき、1883年(明治16年)に日本人初のプロレスラー元力士のソラキチ・マツダがアメリカでデビューしたといわれています。
その後も日本人や日系人が次々にデビューし、1887年(明治20年)に三国山という日本人レスラーが帰国し東京・銀座で「西洋大角力」という名前で日本初のプロレス興行を行いましたが、観客がほとんど入らず失敗に終わりました。
戦後、1951年(昭和26年)に力道山が登場したことによりプロレスは爆発的な人気となります。
これにより、力道山がデビューした1951年(昭和26年)は「日本のプロレス元年」ともよばれています。
力道山の試合を見るために街頭テレビに多くの人が集まる様子は、戦後の日本の代名詞ともいえる光景で、多くの人たちがプロレスから元気をもらっていたんだろうなと思います。
<覆面レスラーになったウルトラマンがいるって本当?>
日本の覆面レスラーで有名なのは、タイガーマスクや獣神サンダーライガーですよね。
プロレスにあまり詳しくない私でも知っているくらいです。
それは、アニメに出てくるキャラクターということもあると思います。
どちらもアニメとのタイアップで生れた覆面レスラーで、子供たちだけでなく世代を超えて人気の高いレスラーとなり、長くプロレス界を支えるレスラーとなりました。
このようにアニメなどから生まれた腹満レスラーはこれだけではなかったのです。
なんと日本の国民的ヒーローであるウルトラマンも覆面レスラーになっていたのです!
ウルトラマンの覆面レスラーは日本のレスラーではなく、メキシコのレスラーでした。
1964年にメキシコでデビューしたベンチュラ・チャベス・ベレスは、1975年に覆面レスラー「ウルトラマン」として試合に出るようになり、1979年(昭和54年)に初来日し藤波辰巳と対戦しました。
そして1982年(昭和57年)に再来日し、初代タイガーマスクとのヒーロー対決を行ったのです。
結果はタイガーマスクの圧勝でした。
その後日本でもウルトラセブンやアミーゴウルトラ(帰ってきたウルトラマンをモチーフとする)ウルトラマンロビン・ウルトラタロー(ウルトラマンタロウをモチーフとする)・ウルトラエースなどウルトラマンをモチーフとした覆面レスラーが次々と生まれています。
▪まとめ
最近ではテレビ中継されることがほとんどなくなってしまったプロレスですが、現在でもとても面白いアクロバティックなエンターテインメントです。
地方都市などで巡業をしていたりするので、機会があればぜひご覧になってください!
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