■はじめに
一年で一番寒さの厳し2月上旬から、下旬に入ると徐々に春へ移行するシーズンになります。
お住まいのエリアによっては、すでに衣替えを始めているところも多いですよね。
そんな2月の後半には、私達の生活にとって欠かせないふろしきの日があります。
目 次
ふろしきの日とは
ふろしきの日は毎年2月23日にあります。
ふろしきの日が制定されたのは、2000年(平成12年)のこと。
日本風呂敷連合会によって制定されました。
京都ふろしき会、京都ふろしき振興会、東京ふろしき振興会で組織されていて、それぞれには関連企業が会員として加盟しています。
■意味
ふろしきの日は、歴史あるふろしきに興味を関心を持ってもらいたいという意味合いがあります。
そして、業界側がふろしきを広くPRする日でもあるんですね。
例えばふろしきの正しい包み方に関するワークショップが行われたり、販売店では特別セールが行われています。
■由来
2月23日は、「つ(2)、つ(2)、み(3)」と読むことができます。
ふろしきは様々なものを包む用途に使われますので、その語呂合わせから、ふろしきの日は2月23日に制定されました。
■イベント
東京・渋谷区神宮前にある「むす美」は2005年に開業した風呂敷専門店です。
こちらでは毎年、ふろしきの日に合わせて【B反市】が行われています。
B反とは、仕立て上げると目立たない染めムラや傷がある反物のことです。
過去にもふろしきの日2月23日に京都店、東京店ともに開催され様々な種類の風呂敷がお得な価格で販売されました。
また、ふろしきの日に合わせて、2月1日~2月28日の期間中、4,000円以上の購入でバッグにしたふろしきがもらえる「ふろしきプレゼントキャンペーン」も開催されました。
また、北海道江別市でも毎年【えべつFUROSIKIフェスティバル】が開催されます。
これは、道内外から受けた応募作品の展示や一次選考を通過した作品を風呂敷に仕立てて人気投票を行うというもの。
最終日の「風呂敷オンステージ」ではふろしきのファッションショーなどで開場が盛り上がります。
他にも、あちこちでふろしきをテーマとしたイベントが開かれています。
包み方のワークショップや有名クリエイターらによる展示やふろしきを題材とした展覧会など。
お近くの情報を、ぜひチェックしてみてください。
ふろしきの雑学
ふろしきの日にちなんだ雑学をご紹介します。
□ふろしきの由来とは!?
物を包む布として登場したのは奈良時代にまで遡ります。
当時は衣包(ころもつつみ)や平包(ひらつつみ)と呼ばれていました。
そして「ふろしき」と呼ばれるようになったのは平安時代以降のこと。
入浴前後に広げた布の上で服を着替えたり、蒸し風呂の時代には床に布を敷くこともあり「風呂敷」という言葉が生まれたと言われています。
また、入浴の際に衣類や道具を包み持って行く習慣が庶民に根付き、銭湯が誕生した江戸時代には風呂に敷く布で包むことから風呂敷包みや風呂敷と広く呼ばれるようになりました。
□ふろしきの定義
前述しました通り風呂で使われていたことから、ふろしきと呼ばれるようになったとされていますが、現在は物を包む一枚の布を指します。
また、形状も大きさも様々で強度のある布地から布団を包める大風呂敷というサイズまであります。
■まとめ
ふろしきの日についてご紹介させて頂きました。
普段見かけることは減ってきているものの、ふろしきのお世話になったことがあるという方もたくさんいらっしゃるかと思います。
お祝い事やアレンジされたギフトなどでも人気ですよね。
最近では、レジ袋の代わりとしても注目され環境問題にも一役買っているふろしき。
毎年2月23日ふろしきの日には、ふろしきの購入を検討してみたり、関連イベントをチェックしてみるのがおすすめです。
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