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神武天皇祭とはいつ?意味や由来、イベントは。日本の初代天皇

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■はじめに

まだ冬の余韻が抜けきれない3月から、4月に入るといよいよ本格的な春を意識するシーズンになります。

お住まいのエリアによっては、すでに桜が見頃を迎えているところも多いですよね。

そんな4月の始まりは、日本の始まりにとって欠かせない神武天皇祭です。

 

神武天皇祭とは

神武天皇祭は毎年4月3日にあります。

神武天皇祭が制定されたのは、幕末の孝明天皇の時代、1860年(万延元年)3月11日に神武天皇の御陵祭として始まり、1871年(明治4年)9月に定められた「四時祭典定則」で規則化されました。

 

その後、1908年(明治41年)9月19日制定の「皇室祭祀令」で改めて法制化されました。

同法は、1947年(昭和22年)5月2日に廃止されましたが、以降も宮中祭祀として存続しています。

神武天皇祭は、神武天皇を祭る皇室の祭祀(宮中祭祀)とのことで、永劫的に特定の一代の天皇を毎年大祭で祭る唯一の祭祀になります。

 

■意味

神武天皇祭は、神武天皇に対して興味を認識を持ってもらいたいという意味合いがあります。

そして、神武天皇に対する敬慕の気持ちを表す日でもあるんですね。

神武天皇を祀る神社はもとより、日本全国の神社のほとんどで遙拝式(ようはいしき)或いは祭典が行われています。

 

■由来

4月3日は、初代天皇である神武天皇の崩御日に相当します。

崩御日は「日本書紀」によれば、紀元前586年(神武天皇76年)3月11日ですが、これをグレゴリオ暦に換算して4月3日としています。

このことから、神武天皇祭は4月3日に制定されました。

 

■イベント

奈良県橿原市・橿原神宮にて毎年【神武天皇祭】が行われています。

これは、神武天皇の崩御された4月3日に行われる祭典です。

御祭神の偉業を讃え10時より祭典が執り行われ、午後からは国栖奏(奈良県指定無形民俗文化財)が奉納されます。

古くから「神武さん」と親しまれていて、地元はもとより他府県からの参拝者で終日賑わいます。

 

また、神武天皇祭付近の週末には、奉祝行事として橿原神宮周辺において「春の神武祭」が開催されます。

橿原神宮のライトアップや映像ショー、植木市、フリーマーケット、古代衣装による参道パレードなどが行われます。

そして橿原神宮森林遊苑にて、地元橿原を中心とした食材を堪能できる「フードマルシェin神宮の杜」や、有名アーティストが参加するステージイベントが催されるとのこと。

 

他にも、4月3日には全国各地の神社にて、神武天皇祭遙拝式としての式典や祭典が行われています。

お近くの情報をチェックしてみてくださいね。

 

神武天皇祭の雑学

神武天皇祭にちなんだ雑学をご紹介します。

 

□神武天皇とは!?

神武天皇は、日本の初代天皇で、在位は神武天皇元年1月1日〜神武天皇76年3月11日までです。

「日本書紀」・「古事記」によれば、天照大御神(あまてらすおおかみ)の五世孫であり、日向から大和国への東征を行い畝傍橿原宮(うねびのかしはらのみや)(現在の奈良県)に都して、日本国を建国したとされる人物です。

 

□神武天皇と橿原神宮

日本最古の正史ともされる「日本書紀」において、日本建国の地と記されたのが橿原です。

天照大神の血を引く神倭伊波禮毘古命(かむやまといわれびこのみこと)(後の神武天皇)が、豊かで平和な国づくりを目指して、九州高千穂の宮から東に向かい、想像を絶する苦難を乗り越え、畝傍山(うねびやま)の東南の麓に橿原宮を創建されました。

第一代天皇として即位されたのが紀元元年で、今からおよそ2,600余年前のことです。

日本の歴史と文化の発祥の地でもある橿原は、日本の原点ともいえる場所なんですね。

 

■まとめ

神武天皇祭についてご紹介させて頂きました。

日本の歴史の始まりと関係のある記念日があり、2,600年以上経った今でも式典や祭典などが行われているんですね。

毎年4月3日神武天皇祭には、お近くの神社の情報をチェックしてみたり、歴史に思いを馳せてみてはいかがでしょうか。

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