「4月15日 ヘリコプターの日」
■はじめに
ヘリコプターで夜の都会を見下ろす遊覧飛行。
1度は経験したいとも思いますが、筆者、あまり高いところは…。
目 次
ヘリコプターの日とは
1986(昭和61)年に全日本航空事業連合会が、ヘリコプターの利用促進PRのため、4月15日を「ヘリコプターの日」と制定しました。
なぜ、この日かと言うと、4月15日はあのレオナルド・ダ・ヴィンチ(1452~1519)の誕生日だからです。
なぜ、ダ・ヴィンチかと言うと、なんと15世紀にもかかわらず、ダ・ヴィンチがヘリコプターを考案し、図案のスケッチを残しているからですね。
もっとも、当時、硬いものは岩と木しかなかったので、実際にヘリの製作には着手していませんが、プロペラの回転によって上昇するという原理が図案には描かれていました。
■ヘリコプターの日の意味と由来
ヘリコプターは飛行機と違って、離着陸に滑走路を必要とせず、空中で静止(ホバリング)でき、低空で飛行できることから、単に人や物資の移動に限らず、幅広い用途で利用されています。
ヘリに搭載された航空レーザーシステムは、高精度の地形データ取得や災害時の被災状況把握に役立ち、事件・事故の報道取材は記者の肉眼を必要とするためにヘリが使われます。
特に、山間部の送電線工事や木材運搬などは、狭い場所、ホバリングというヘリの利点が最大限に発揮されています。
また、遊覧飛行で空からの景色を楽しませるほか、ドクターヘリは多くの人命を救っています。
■ヘリコプターの日のイベント
特に「ヘリコプターの日」のイベントは見当たりませんが、1年中どこかで開催されている航空機や空港、それに自衛隊など、「空」を舞台とするイベントの脇役としてヘリを間近に見ることができます。
ヘリコプターの日の雑学
▽ドクターヘリ
ドクターヘリは医療機器や医薬品を搭載して病院の敷地内で常に待機しており、出動要請によって医師、看護師が搭乗して飛び立ち、救急現場でケガ人や急病人を治療し、患者を病院へ搬送します。
特に、都市部と違って、近くに病院のない地方山間部では、ドクターヘリによる早期の治療開始が多くの人命を救っています。
しかし、1機年間2億円という運営費がネックとなり、全国への普及は思うように進んでいません。
ドクターヘリの配備拠点は44道府県、計58拠点にとどまっています。
日本と同じくらいの国土面積のドイツには80拠点があり、九州(9拠点)と同程度の面積のスイスは13拠点で、少なくとも日本には60拠点が欲しいところです。
さすがに東京都にはドクターヘリはありませんが、小笠原諸島の救急搬送は東京消防庁や海上自衛隊に要請することになっており、観光客も多いことから年間240件の搬送があるそうです。
▽らせん+翼=ヘリコプター
ギリシャ語の「helic」は「らせん」、同じく「opter」は「翼」を意味します。
この2つを組み合わせて「ヘリコプター」となったので、語源にこだわるなら「ヘリコ・プター」と区切るのが、正統派パラノイアのたしなみです。
そんな人たちの参考に、似たような単語をお教えしましょう。
▼ア・カペラ▼ウラジ・オストク▼カ・メハメハ▼キリマ・ンジャロ▼クアラ・ルンプール▼トリ・コロール▼ニュー・ジーランド▼ニュート・リノ▼プエルト・リコ▼プリマ・ドンナ▼マク・ドナルド
▼綺羅・星のごとく▼三・半規管▼清・少納言▼登・竜門
■最後に
フルネーム「レオナルド・ディ・セル・ピエーロ・ダ・ヴィンチ」を略称表記する場合は「レオナルド」というのが正しいそうです。
「ダ・ヴィンチ」とは「ヴィンチ村出身」を意味するそうなので納得もしますが、しかし、「レオナルド」ではどこのレオ様なのか区別がつきませんね。
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