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世界勤倹デーとはいつ?意味や由来、日本の貯蓄率は何番目?

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▪はじめに

勤倹とは、仕事に励んで無駄な出費を控えるということです。

常日頃から勤倹に努め、いざという時のために貯蓄をしておくことを勧めるために「世界勤倹デー」が制定されました。

今回は、この記念日と勤倹に関する雑学などについてご紹介していきます。

 

世界勤倹デーとは

世界勤倹デーは毎年10月31日にあります。

この記念日は1924年(大正13年)にイタリア・ミラノで開催されていた国際貯蓄銀行協会加盟国による貯蓄会議最終日にロンバルディ貯蓄銀行が提唱し、制定されたものです。

 

国際貯蓄銀行協会(ISBI)は1924年(大正13年)に設立されたもので、郵便貯金や貯蓄銀行などの貯蓄金融機関が貯蓄の奨励と預金者の保護を目的とした国際機関です。

日本は1952年(昭和25年)に加盟しており、現在は世界貯蓄銀行協会(WSBI)として活動を続けています。

 

▪意味

世界勤倹デーには、1924年(大正13年)に国際貯蓄銀行協会加盟国による貯蓄会議が開かれたことを記念する意味と、勤倹につとめ貯蓄を推奨するという意味があります。

 

▪由来

世界勤倹デーは、1924年(大正13年)に行われた国際貯蓄銀行協会貯蓄会議の最終日が10月31日であったことに由来しています。

 

▪イベント

世界勤倹デーに因んだイベントは残念ながら見つけることができませんでした。

 

世界勤倹の雑学

<明治時代の小学校には貯金の大切さを教える授業があった?>

現在の日本では、多くの人がお金を銀行や郵便局に預けるなどして貯蓄をしていて、世界一貯蓄が好きな国民性とまでいわれています。

しかし、明治時代以前までは貯蓄をしない人の方が多かったそうです。

郵便局や銀行は明治時代にできたものなので預ける場所がなかったというのもその理由の1つですが、そもそも日本人には「貯蓄する」という概念があまり根付いていなかったことが大きな理由だったのです。

 

明治時代に郵便制度を整え「日本近代郵便の父」とも呼ばれる前島密は、郵便貯金を普及させるため小学校で貯蓄の道徳についての授業を取り入れることを発案しました。

授業の内容は、「貯蓄をすると生活が豊かになる」「貯蓄をしていれば年を取ったときにも安心」といったような貯蓄の大切さを教えるものだったそうです。

また、明治時代に入ると士農工商の身分制度が廃止され、勉強や仕事を頑張って稼いだお金を貯蓄すれば出世して金持ちになることも夢ではなくなったこともあり、貯蓄は一般の人にも広まっていきました。

 

こうして日本人は、世界一貯蓄が好きな国民性といわれるまでになったのです。

 

<世界のなかで日本の貯蓄率は何番目?>

貯蓄率とは、所得から税金や保険料などを除いた個人や一家族が自由に使えるお金の中から、貯金や投資などの貯蓄に使われる割合のことです。

世界の貯蓄率の順位は、2018年(2019年12月20日発表)のデータで1位中国、2位スイス、3位ルクセンブルク、4位スウェーデン、5位ドイツで、日本は21位でした。

1位の中国は好景気によってお金持ちの人が増えたからという理由が強く、2位のスイスや3位のルクセンブルクは給料が高いからだとされています。

 

しかし、日本は貯蓄好きな国民性といわれているにも関わらず、順位はあまり高くありません。

これは、不景気が大きな原因といわれていますが、データが銀行などに純粋に貯蓄している人のみのものなので、実際にはもう少し上位にあるのではないかと考えられています。

そして、銀行にお金を預けていても貯蓄専用の口座を作らない人が増えてきているのも貯蓄率が低くなってきている原因とされています。

 

また、日本の都道府県別の貯蓄額ランキング(2018年のデータ)は、1位東京都、2位三重県、3位大阪府、4位愛知県、5位和歌山県となっています。

東京・大阪・愛知の主要都市が上位なのは最低賃金が高いので納得がいきますが、三重や和歌山ははっきりとした理由が分からず、貯蓄が上手な県民性なのではないかといわれています。

逆に貯蓄額が少ないのは、1位沖縄県、2位青森県、3位宮崎県となっており、最低賃金が低いことや高齢者が多いことが原因とされています。

 

▪まとめ

貯蓄をした方がよいことなどは小さなころから教えられているので、日本人はずっと昔から日本人は貯蓄が好きなのだと思っていましたが、その考え方の教育が明治時代から始まったことには驚きました。

現代の日本の貯蓄率はあまり高くありませんが、一時期に比べると上がってきています。

私たちもいざという時のために勤倹に努め、少しずつでも貯蓄をしておきたいですね。

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