「猫の日」というのを聞いたことがありますか?
飼い猫は過去4年間で30万匹増え2016年は987万匹だそうです。
いずれ飼い犬の頭数を超えるとも言われるほど人気なので知ってる方も多いのではないでしょうか。
そんなかわいいネコの記念日について紹介します。
目 次
猫の日とはいつ?意味や由来は?
「猫の日」とは、毎年2月22日にあります。
ペットフード協会が主催し、猫好きの文化人、知識人からなる「ネコの日制定委員会」が一般公募した中から1987年に制定されました。
猫と一緒に暮らせる幸せに感謝して、猫とともにこの喜びをかみしめる記念日という趣旨で作られました。
ニャン(2)ニャン(2)ニャン(2)の語呂合わせですので、たいへん覚えやすいですね。
「にゃんにゃんにゃんの日」と言われてもいるようです。
約9000通の公募の約3割がこの日だったそうで、多くの人がこの日に納得なのでしょう。
猫の日イベント
猫の日に合わせ全国各地でイベントが行われます。
ちよだ猫まつり
猫の殺傷処分5年連続ゼロの千代田区で「ちよだ猫まつり」として、猫の譲渡会や物品販売、ライブなどが行われます。
猫まつりは区役所を会場とする全国初の大規模なチャリティイベントです!
「ねこ休み展」
大人気の猫に関するのグッズや展示が行われる猫休み展です。
「猫の世界 in WACCA 〜All Cat Love〜」
猫との共生について知ってほしい、考えてもらいたいという思いで催される、地域猫の保護活動を支援するイベントです。
「ニャーニバル(ARROW)」
人気のにゃんシリーズのグッズが集まるというARROWのイベントです。
他にも各地で、猫のアート展や猫の健康相談が行われたり、
大阪では猫好きの落語家による「猫の日落語会」が 天満天神繁昌亭で開かれたりします。
猫好きにとっては、たまらない一日になりそうです。
ぜひ来年のイベント情報をチェックして癒されてきてください。
招き猫の雑学
お店のレジ横などで見かける招き猫、もともと養蚕や農作物の敵であるネズミを駆除する縁起物でしたが、養蚕が衰退してからは商売繁盛の縁起物とされました。
主に三毛猫がモデルで、右手を挙げているものは「金運招来」、左手を挙げているものは「千客万来」と言われています。
それ以外の色の招き猫もあり、それぞれ招くものが変わってきます。
青は「学業向上」「交通安全」、ピンクは「恋愛」、黒は「魔除け」「幸運」、赤は「病除け」などです。
この招き猫の招き方、海外に行くと手の向きが反対で販売されています。
英語圏では日本の「おいでおいで」のポーズは「しっしっ、失せろ」という意味になってしまうので、アメリカなどの招き猫は手の甲が前から見える形です。
9月29日は9(くる)29(ふく)として日本招猫倶楽部により「招き猫の日」と制定されています。
三重県伊勢市、愛知県瀬戸市、長崎県島原市をはじめ各地でイベントも行われるので、たくさんの中から自分に合った招き猫を探すのも面白いかもしれません。
その他の猫の日
「招き猫の日」以外にもいくつか猫関連の記念日があります。
毎月12日…わんにゃんの日
2月22日…ディズニーマリーの日
11月22日…ペットたちに「感謝」する日です
世界に目を向けるとたくさんの猫の記念日があります。
いくつかご紹介すると・・・
2月17日…イタリア・猫の日
4月4日…台湾・猫の日
6月4日…全米猫をハグする日
8月8日…世界猫の日
8月17日…黒猫感謝の日(アメリカ)
8月27日…中国・猫祭り
10月16日…全米野良猫の日
10月27日…全英黒猫の日
11月17日…イタリア・黒猫の日
黒猫の日が目につきませんか?
実はこれには理由があります。
世界の黒猫の迷信
日本でも、夜中に黒猫が横切ると不吉だ、という迷信がありますが、魔除けとして考えられたり大切にされました。
ところが西洋ではというと、古くから魔女の使い魔として不吉なものとされ、特にイタリアでは今でも年間数万匹の黒猫が迷信を信じる人たちから殺害されているそうです。
そういう迷信を払拭するために制定されたのがイタリアの黒猫の日です。
メディアが黒猫の写真を募集したり、動物愛護団体が啓蒙イベントを行ったりして広めていっているので、ぜひこの機運が高まって黒猫も他の猫も安心できる世の中になるといいですね。
他にも黒猫は古代エジプトのもので、頭部が猫という像があります。
壁画にも飾りをつけた黒猫が発掘されていますが、これはバステトというエジプト神話に登場する女神で、家や子供たちを守る、母なる女神として崇められています。
神話にも出てくるように、古代エジプトでは猫が大事にされ、王の命令によって輸出が禁止されたりしていました。
特に黒猫は、飼うと幸運をもたらす猫として崇拝されたそうです。
日本では妖怪に猫又がいますが、時代や場所でいろいろ変化する猫たち。
それだけ古くから人間と密接に関わってきたということでしょうね。
ライバルの犬?にも記念日がありますので、こちらもご覧になってみてください。
他にもおもしろい記念日がたくさんありますよ!