■はじめに
年始の1月から2月は慌ただしく過ごされて、食生活が乱れがちという方も多くいらっしゃるのではないでしょうか。
そんな2月の始まりは、私達の食生活に欠かせない大豆の日です。
目 次
■大豆の日とは
大豆の日は毎年2月3日にあたります。
大豆の研究や関連商品に力を入れているニチモウ株式会社(現在のニチモウバイオテックス株式会社)が制定しました。
■意味や由来
大豆の日は、煎った大豆をまく行事の節分が毎年2月3日頃になることに因んで、この日に制定されました。
制定したニチモウ株式会社では独自の麹菌発酵技術を用いて、良質な大豆胚芽から大豆イソフラボンの吸収性をアップさせた抽出物(AglyMax)を得て食品やサプリメントとして商品化したものを販売しています。
遺伝子組み換えをしていない大豆胚芽を原料としていることや副作用の心配がなく安全とされているAglyMaxは、日本だけでなく米国、欧州でも特許を取得しているのだそうですよ。
大豆の有効成分をより良い形で取り入れられるように研究を続け提供しているニチモウ株式会社によって、大豆の関連商品をアピールするという意味合いで制定されました。
■イベント
節分には全国各地で豆まきが行われていますが、ニュース等でよく目にするのが著名人が参加する節分会ではないでしょうか。
これは主に東京近辺の神社仏閣で行われていて、節分の風物詩とも言えますよね。
中でも特に人気があるのは大河ドラマの出演者や歌舞伎役者、現役力士が登場することで知られる成田山新勝寺の節分会です。
2018年は横綱の白鵬、稀勢の里、大河ドラマの西郷どんからは鈴木亮平、瑛太、北川景子らがゲストだったのだそうですよ。
当日は合わせて1トン以上の大豆と落花生、更には福御守も撒かれるそうで、大混雑の中で著名人から受け取ることが出来たらとてもラッキーだと思います。
他にも毎年プロレスラーの方達が参加する池上本門寺の豆まきや、北島三郎ファミリーが参加する高尾山薬王院等、まだまだたくさんありますのでぜひチェックしてみてください。
■大豆の雑学
大豆の日にちなんだ雑学をご紹介します。
□節分と大豆
節分は春夏秋冬それぞれの季節を分けるという意味があり、実際は1年のうち4回あります。
季節の始まりが立春、立夏、立秋、立冬になり、その前日が節分になりますが、江戸時代以降には年初とされる立春の前日を特に重要視するようになり、邪気を払う行事として定着しました。
この際に行われるのが、福豆と呼ばれる煎った大豆を使った「豆まき」です。
「鬼は外、福は内」という掛け声はお馴染みかと思います。
古来から日本では米や豆等の穀物に生命力や魔除けの力が宿るとされています。
「魔目(まめ)」という語呂合わせから魔の目を射る(煎る)という意味が転じて、煎った大豆が使われるようになったそうで、「魔滅(まめ)」という語呂からも魔を滅するという意味を表すと言われています。
また、大豆は他の穀物よりも大きい為、邪気を払うのに最適とも言われ、撒いた後には煎った大豆を年の数だけ食べて一年の健康を願う風習があります。
□大豆の種類
大豆は大いなる豆と表記され、その名の通り立派、偉大といった意味を表します。
その種類は多岐にわたり大・中・小の大きさでも分類され、そのまま料理に使われる煮豆等は大粒、醤油や豆腐、味噌等の加工品は中粒、納豆には主に小粒が使われています。
ちなみに、小豆より小さい大豆もあるのだそうですよ。
また、黒・黄・白・緑等の色によってもたくさんの種類があり、黄大豆のことを日本では主に大豆と呼んでいます。
おせち料理でよく目にする黒豆も実は大豆で、黒大豆とも呼ばれます。
大豆の収穫時期は10月頃の秋なのですが、お盆前後の夏に収穫した熟す前の緑色のものは、実は私たちに親しみのある枝豆になります。
■まとめ
大豆の日についてご紹介させて頂きました。
意識してみると何かしら大豆製品を毎日食べているという方も多いのではないでしょうか。
昔ながらの日本食に欠かせない大豆ですが、ほとんどが輸入に頼っている状況だそうで、世界でも栄養面等の注目を集めています。
また、肉に匹敵する程のタンパク質を含んでいる唯一の植物であることから日本だけでなくドイツでも「畑の肉」と呼ばれ、アメリカでも「大地の黄金」と呼ばれているのだとか。
毎年2月3日大豆の日には、大豆製品をチェックし食生活を見直すのも良いかもしれませんね。
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