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太陽暦採用記念日とはいつ?意味や由来は。暦変更は大混乱!

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「11月9日  太陽暦採用記念日」

■はじめに

筆者は一息つくと、机の前の壁にぶら下がっているカレンダーを何を考えるでもなく、ただボーッと眺めている時間が、齢を重ねるごとに増えている気がします。

整然と並ぶ数字に時の移ろいを感じると言ったら、感傷的に過ぎるでしょうか。

今日はカレンダーの太陽暦がテーマです。

 

太陽暦採用記念日とは

明治政府は1872(明治5)年11月9日(旧暦)、それまで使われていた太陰暦を太陽暦(新暦)に変更するとの詔書を布告、わずか1か月後にはその年の12月2日の翌日が新暦の明治6年1月1日となりました。

この詔書布告を記念して、11月9日が「太陽暦採用記念日」とされています。

 

■太陽暦採用記念日の意味と由来

まず太陰暦ですが、これは日本書紀によれば持統天皇6年(西暦692年)から使われたそうで、月が満ち欠けする周期を基準とするため、1か月は29or30日となって1年は約354日になります。

 

しかし、これでは16~17年経つと正月が真夏になってしまうので、19年に7回の割合で1年を13か月とする閏月を設けて、季節と日付の補正をしましたが、それでも年によっては季節に大きなズレが生じるため、季節を表す目安として考え出されたのが、冬至や春分、夏至、秋分などの24節気です。

 

明治政府が採用した太陽暦は「ユリウス暦」と呼ばれ、1年を365日として、4年に1度の閏年で補正するものでしたが、それでも約130年に1日のズレが出るため、「100で割り切れるが400では割り切れない年は閏年としない」とする「グレゴリオ暦」が登場し、現在は世界中でこの「グレゴリオ暦」が使われています。

2000年は閏年でしたが、2100年、2200年、2300年は閏年にはなりません。

詳しくは↓

うるう年とはいつ?意味や計算方法、過去や今後の閏年一覧も

 

ちなみに「ユリウス」は共和政ローマの最高執政官の名前で、紀元前45年にローマに太陽暦を導入したことから「ユリウス暦」と呼ばれ、1582年から現在に至る「グレゴリオ暦」はユリウス暦の改良を命じたローマ教皇グレゴリウス13世が由来となっています。

 

■太陽暦採用記念日のイベント

どういう理由をつけてこの記念日のイベントを開催するのだろうと、楽しみに探してみましたが、やはり何のイベントもないようですね。

 

太陽暦採用記念日の雑学

▽暦変更の混乱

いきなり12月2日の夜が明ければいきなり初日の出、そんな制度改変に非難や混乱が生じないはずもありません。

今ならクリスマスが吹き飛んだことで子どもたちは大騒ぎですが、プレゼントやお歳暮の心配もなくなってお母さんは内心ホッとするかもしれません。

 

まず大打撃を受けたのが東京・浅草の年末恒例の「年の市」で、11月に年の瀬の肩代わりをさせるのは心理的にムリだったようで、まるで人出がなかったようです。

それ以上の大損害がカレンダー業者で、翌年の暦が売り切れたころの改暦布告で返品のヤマとなり、今に換算すれば10億円以上の損害だったそうです。

旧暦と新暦の時差1か月、この差によって「お盆」は7月の新盆、8月の旧盆に分かれました。

 

▽曜日の始まりは月曜か日曜か

暦に付き物の「曜日」の起源や並びについては諸説ありますが、今では世界共通になっています。

日本では平安時代から吉凶を占うために使われていましたが、明治政府の太陽暦採用を機に生活サイクルとして本格的な利用が始まり、西洋に合わせて土曜の午後と日曜が休日と定められました。

 

ところで、政府は週の始まりが月曜か日曜かを明らかにしないままだったので、この論争は長く続きましたが、余暇を楽しめる時代になって金土日を「週末」と表現するようにもなり、月曜週初派が優勢になりました。

「遊んでから働く」「働いたから休む」なんて論争も懐かしいですね。

 

しかし、カレンダーは相変わらず混在していて、我が家のねこカレンダーは毎年、左端が赤い日曜始まりですが、ある年に右端日曜のカレンダーに代えたところ、見にくいと家人の非難が殺到しました。

結局は習慣次第ですね。

 

■最後に

はるか昔の西暦年の「ある日」が何曜日に当たるかを算出する「ツェラーの公式」なるややこしい計算式があります。

ユリウス暦、グレゴリオ暦のどっちでもわかるそうです。

筆者の誕生日は月曜でしたが、これはこの式で算出したのではなく、親切な計算サイトによるもので、誕生日を入力すれば瞬時に答えを出してくれます。

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他にもおもしろい記念日がたくさんあります!

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