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回転寿司記念日とはいつ?意味や由来、イベントは

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「11月22日  回転寿司記念日」

■はじめに

筆者が初めて回転寿司なる店を見たのは新宿・歌舞伎町の「元禄寿司」で、もう半世紀近く前のことになりますね。

もう記憶もおぼろげで、ネタの種類も今ほど多くはありませんでしたが、1皿100円で懐のさみしい時代、気軽にお寿司が食べられてよく通ったものです。

考えてみれば、今でも消費税分しか値上げされていないというのは驚くべきことです。

 

もうひとつ、回転寿司が気に入った理由があって、筆者は極端な偏食なので、お寿司はマグロ(赤身)、イカ、卵、せいぜい頑張ってもタコくらいしか食べられないので、勝手に皿を手に取る回転寿司は気後れしないで済んだことですね。

 

回転寿司記念日とは

回転寿司は日本の食文化のひとつとも言われるようになりましたが、その先駆けは1958(昭和33)年4月、東大阪市にオープンした日本初の回転寿司店「廻る元禄寿司1号店」でした。

この回転寿司システムの考案者であり創始者の白石義明(1913~2001)の誕生日11月22日を「回転寿司記念日」として、元禄寿司を経営する元禄産業が制定しました。

 

■回転寿司記念日の意味と由来

白石がビール工場のレーンからヒントを得て、後に特許を取得する「コンベア旋回式食事台」を考案したのはよく知られています。

元禄寿司のシステムが全国に知れ渡ったのは、1970(昭和45)年の大阪万博に参加したことで、コンベアの権利が消える1978年までは、国内の回転寿司200店以上が店元禄寿司のフランチャイズでした。

コンベア解放によって他の資本も回転寿司に進出しましたが、「回転」「まわる」という表現は商標登録が有効のままで、他店は「回転」を店名に冠することは出来ませんでした。

 

1997年に元禄が「回転」の表記を解放した以後、新規の出店ラッシュはさらに続くと同時に、均一料金に代わって高価なネタやデザート、フルーツ、フライドポテト、麺類までが回転するようになり、家族連れの人気が高まったことで、回転寿司の隆盛も極まった感がありました。

そのころには元禄寿司1強時代はとうに終わっていますが、乱立したチェーン店も人件費の高騰、利益率の低さなどで淘汰された後、寿司ロボット導入や流通システム、店舗運営の効率化・標準化による大手資本が参入し、今日に至っています。

 

■回転寿司記念日のイベント

日本回転寿司協会が毎年、寿司職人の腕を競う「全日本回転寿司MVP選手権」を開催していますが、内輪のイベントなので「回転寿司記念日」とは関係ありません。

毎年の入賞には全国に名が知れたチェーン店は見当たらず、ローカル色豊かな店名が並んでいますが、これは寿司ロボットに参加資格がないためとも思われます。

 

回転寿司記念日の雑学

▽寿司ロボットが握るシャリ玉は1時間3600個

人件費削減と業務効率化の武器として出現した寿司ロボットは、1秒に1個、1時間では3600個のシャリ玉を握ることが出来ます。

慣れた寿司職人でもせいぜい1時間に600個程度と言われるので、これだけでも6人分の活躍になり、後は寿司ネタを乗せるだけなので素人でも十分です。

 

カウンターの寿司屋では、職人さんがシャリを桶から取る際に、シャリに空気を混ぜ込みますが、寿司ロボットも職人の手に負けない同様の機能を備えており、実際にCTスキャンで検証したところ、空気の含有率に変わりはありませんでした。

機械上部にあるスクリューがシャリをかき混ぜながらローラーに送るためで、ローラーの構造は企業秘密だそうです。

 

▽人気の寿司ネタは?

マルハニチロが関東圏、関西圏で実施したアンケート調査によると、回転寿司店を選ぶ際に重視するのは、①美味しい②安い③新鮮という結果で、これは順当なところですが、値段については「格安で均一料金」が70%超を占めています。

次は何皿食べるかで、男性平均10.8皿、女性平均は7.8皿、1人当たりの支払額平均は均一価格店が1358円で、皿によって値段が違う店では1910円でした。

 

人気の寿司ネタは①サーモン②赤身のマグロ③ハマチで、我慢を強いられる高級ネタは①大トロ②中トロ③ウニと出ました。

寿司以外のサイドメニューは1人平均1.8皿で、人気は①茶碗蒸し②うどん③みそ汁でした。

ちなみに回転寿司でデート経験のある人は54%でしたが、お店もだんだんおシャレになっていることから、今後はこの数字も上がることでしょう。

 

■最後に

筆者の実家は東京・築地で、マグロの小さな卸問屋を営んでいましたが、バブル崩壊の煽りを受けて倒産してしまいました。

バブルの崩壊によって寿司業界は、接待に使うような高級店と、大衆向けの回転寿司の両極化が進み、個人営業の街の寿司屋の廃業が加速しました。

 

高級店は名の通った卸問屋、回転寿司チェーンはスケールメリットの生かせる商社から仕入れるルートが確立していましたが、個人の寿司屋の激減は取引先の中小卸問屋の経営を直撃しました。

今や、家族そろって手軽に利用できる回転寿司は年間売上が7000億円に迫る勢いで、寿司市場全体の半分近くを占めています。

寿司屋は回転しているものだと思い込んでいる小学生も多いそうですね。

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