晴れた日には太陽の下で輝き、人々に元気を与え、暗闇や雨の降る日はそっと花びらを閉じ静かに眠るディモルフォセカという花があります。
きっと春頃になると花屋さんなどで一度は見たことがあるという人も多いでしょう。
マーガレットやデージーに似た花ですが、それらのように名前はあまり知られていないかもしれません。
目 次
ディモルフォセカとは
ディモルフォセカはキク科アフリカキンセンカ属の一年草です。
草丈は20㎝~40㎝程度で花は黄色やオレンジ色のものが多いですが、白やピンクなどの色もあります。
花は3月から5月頃にかけて咲き、大きさは4~5㎝程度、光に当たると咲き、暗いと閉じるのが特徴です。
オステオスペルマムと交雑されると多年草になることもあります。
秋に種を蒔くと春先から初夏まで花を咲かせます。
ディモルフォセカの名前の由来
ディモルフォセカは和名ではアフリカキンセンカ、アフリカンデージーとも呼ばれています。
ディモルフォセカのディモルフォはギリシャ語で「二つの形」を意味し、セカは「箱」という意味があります。
ディモルフォセカは花の中心部と花びらにそれぞれ二種類の種があることが由来ではないかと言われています。
ディモルフォセカが誕生花となる日にち
4月7日、4月20日、5月11日、6月29日
ディモルフォセカの花言葉
ディモルフォセカの花言葉は「元気」「富」「豊富」「変わらぬ愛」「無邪気」です。
「元気」は見たままのイメージでその明るい黄色やオレンジのビタミンカラーは元気を与えらえます。
また太陽に当たっている時はキラキラと輝き、日が隠れている時は花を閉じる特徴も明るい方へと向かう前向きなイメージもありますね。
次に「富」と「豊富」ですが、こちらも日に当たるとキラキラした黄色の花がたくさん咲くことからついたのではないでしょうか。
ひとつの花に花びらがたくさん重なっているのも豊かな感じを連想させます。
「変わらぬ愛」「無邪気」の花言葉もディモルフォセカの愛らしい姿にぴったりの花言葉ですね。
ディモルフォセカの色別の花言葉
ディモルフォセカの色別の花言葉は特に無いようです。
ですが、イメージ的には「元気」「富」「豊富」は黄色やオレンジの花でピンクや白のディモルフォセカは「変わらぬ愛」や「無邪気」の花言葉が似合いますね。
ディモルフォセカの怖い花言葉
ディモルフォセカの怖い花言葉は特に無いようです。
ディモルフォセカはキンセンカにも似ていることから和名はアフリカキンセンカと呼ばれていますが、キンセンカ自体は怖いマイナスの花言葉が並んでいます。
「別れの悲しみ」「寂しさ」「悲嘆」「失望」などディモルフォセカのような良い花言葉ではないようです。
見た目は似ていても花言葉の意味合いは全く違いますね。
ディモルフォセカの寄せ植え
ディモルフォセカは春の寄せ植えにぴったりの花です。
ディモルフォセカを取り入れると一気に春らしい明るい寄せ植えになります。
ハンキングバスケットや鉢植えなどを用意して、土は水はけのよい草花用の培養土などがおすすめです。
黄色とオレンジ色のディモルフォセカを単体で植えるだけでも華やかですが、ワイヤープランツやアイビーも一緒に植えると、より一層引き立ちます。
ブルー系の小花を足してもおしゃれに見えますね。
花がらはこまめにつんで、夏は1日1~2回、春、秋は1日1回、冬は土が乾いてきたら与えましょう。
また12月~2月の寒い時期は冷気を避けるため室内に入れておきましょう。
ディモルフォセカは花が終わりに近づくと花の中心が黒っぽくなってきます。
つぼみになっている花が次から次に咲きますので終わりに近づいてきた花は剪定してあげましょう。
肥料は2週間に1回程度、液肥を与えましょう。
こまめに手入れをしてあげると春先から初夏頃まで長く花期を楽しめます。