ジャムやドライフルーツなどで、良く知られているブルーベリー。
日本での栽培も盛んです。
そんなブルーベリーは、人の人生になぞらえた、花言葉がつけられていました。
目 次
ブルーベリーとは
北アメリカが原産のブルーベリーは、日本でも栽培されています。
ブルーベリーは大きく分けて6つに分類されます。
そのうち食用として育てられるのは3種類です。
ハイブッシュ系といわれる品種は、寒さに強く高山地帯でも栽培されます。
もう一方は寒さに弱いですが、暑さに強く南の温暖地域で成育される、ラビットアイ系です。
野生種のローブッシュブルーベリー、という品種もあります。
主に、カナダやアメリカに自生しています。
大きく3種類に分けられたブルーベリーのうち、日本で育てられているのはハイブッシュ系とラビットアイ系です。
冬の寒さが厳しい日本では、ハイブッシュ系が全国で育てられます。
ラビットアイ系は、関東よりも南の地域が栽培に適しています。
樹高は1~3m程度で、4月頃に白色の花をつけます。
花はスズランのような形の小さな花です。
6月から9月には収穫期をむかえ、青紫色の実をとることができます。
ブルーベリーの名前の由来
「buleberry(ブルーベリー)」は西洋名ですが、日本でも一般的な呼び方です。
「berry」には、種はあるけれども、核がない柔らかい果肉の果物という意味があります。
また、果実自体が青色をしていたことから、「buleberry」と名づけられました。
ブルーベリーという呼び方が一般的ですが、「沼酢の木(ヌマスノキ)」や「沼酢塊(ヌマスグリ)」、「アメリカ酢の木(アメリカスノキ)」などという和名もあります。
名前がつけられた由来はわかりませんが、酸性の土を好み、果実が甘酸っぱく熟すことが由来かもしれません。
学名は「Vaccinium corymbosum(ウァッキニウム コリンボスム)」です。
「Vaccinium」とはスノキ属を意味します。
ブルーベリーをはじめ、ビルベリーやクランベリーなども含まれます。
ブルーベリーが誕生花となる日にち
8月21日
ブルーベリーの花言葉
「思いやり」「好意」「実りある人生」「知性」などが花言葉です。
西洋の花言葉には「prayer(祈り)」などがあります。
ブルーベリーは厳しい冬をこし、春に花を咲かせ、夏から秋に甘酸っぱい実をつけます。
その繰り返しが、人の人生のように思えることから、「実りある人生」という花言葉がつけられたそうです。
果実は核がなく、果肉がたくさん詰まっていることから、「好意」「知性」などという花言葉がつけられました。
ブルーベリーの色別の花言葉
ブルーベリーの花色は白のみです。
そのため、色別の花言葉は、つけられていないようです。
ブルーベリーの怖い花言葉
苦楽のある人生を思わせるような、花言葉がつけられているブルーベリーですが、それ以外にも少し怖い花言葉がつけられていました。
西洋の花言葉には、「traicion(裏切り)」があります。
西洋では、青や紫色が涙を表す色とされています。
青紫色の果実が、悲しい印象を思わせたのかもしれませんね。
ブルーベリーの花言葉に「復讐」というものがあるといううわさもありますが、そのような花言葉は確認できておりません。
ブルーベリー似た植物
ブルーベリーに似ている植物は多くあります。
ビルベリーやクランベリーは、同じスノキ属の植物でよく似ています。
似ている植物の中でも、注意しなければならないのが、ヨウシュヤマゴボウです。
ヨウシュヤマゴボウ
ブルーベリーと同じ原産が北アメリカで、明治の初頭に日本に伝えられました。
現在日本では帰化植物として、扱われています。
6月から9月に開花期をむかえ、花色は白もしくは紅色です。
秋ごろになると、実はブドウの房のようにつき、ブルーベリーに似たクロっぽい実がなります。
実の見た目はブルーベリーのようですが、有毒です。
誤って食べてしまった場合は、嘔吐や下痢、神経麻痺などの症状がでます。
ブルーベリーと間違えて食べないように注意しましょう。
そんなヨウシュヤマゴボウの花言葉は、「元気」「内縁の妻」「野生」などです。
甘酸っぱく、そのまま食べたり、ジャム、ドライフルーツなどの加工品としても楽しまれるブルーベリー。
果実ができる前に咲く白い花は、とても可愛らしい白い花です。
日本各地でブルーベリー狩りができる場所があるので、生産地を訪れてみてはいかがですか。