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花言葉・誕生花

セツブンソウの花言葉。人間嫌いという怖い意味も

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セツブンソウは古くから日本で愛されている花です。

その理由は、寒い冬から春へと季節が移り変わる時期に咲き、春の訪れをつげる花と言われているからです。

そんな日本の人々に親しまれている、セツブンソウですが、実は少し怖い花言葉を持つ花なんです。

 

セツブンソウとは

セツブンソウの原産地は日本です。

関東地方より西の本州で、観察できます。

その中でも特に多くのセツブンソウが見られるのは、太平洋側の地域です。

開花時期は2月から4月の寒い時期ですが、特別寒さに強い花というわけではありません。

セツブンソウはキンポウゲ科のセツブンソウ属に属しており、白い花を咲かせます。

石灰岩土壌に咲く事が多く、日陰でもしっかり育つことが特徴。

多年草の花のため、春以降は地上に出ている部分を枯らし、休眠しまた冬頃に花を咲かせます。

 

セツブンソウの名前の由来

日本が原産のセツブンソウ。

漢字では「節分草」と書きます。 

花が咲き始めるのが、2月の節分の時期であるため、この名前がついたと言われています。

 

学名は「Eranthis pinnatifida」です。

「Eranthis」はギリシャ語で、「春の花」という意味を持ちます。

セツブンソウが冬と春を分ける節分の時期に開花するため、春に咲く花ということで「Eranthis」と名付けられました。

「pinnatifida」は「羽状の中裂」という意味を持ちます。

セツブンソウは、茎を中心に取り囲むように葉がつきます。

その様子はまるで羽のように綺麗に並んでいるかのように見えるため、「pinnatifida」と名付けたのでしょう。

 

セツブンソウが誕生花となる日にち

2月2日、2月3日

 

セツブンソウの花言葉

セツブンソウは「気品」や「光輝」といった花言葉を持ちます。

「気品」は上品で気高い様子を、「光輝」はひかりかがやくという意味です。

セツブンソウの花は、1つの茎からたくさんの花を咲かすことはありません。

1つの花が上品に咲いているセツブンソウは、まさに気品あふれる様子だったのでしょう。

 

また、セツブンソウは郡をなして生息する場合が多く、その様子は春先に見られる名残雪のようにきれいといわれます。

そのため、「気品」や「光輝」といった花言葉をつけられたのでしょう。

 

セツブンソウの色別の花言葉

セツブンソウの花は白色の1色しかありません。

そのため、色別の花言葉はないようです。

 

セツブンソウの怖い花言葉

セツブンソウの見た目からも分かるような、イメージ通りの花言葉を紹介してきました。

そんなセツブンソウにはネガティブで、怖いと思わせる花言葉があります。

セツブンソウは「気品」や「光輝」以外に、「拒絶」や「人間嫌い」といった花言葉を持ちます。

アコニチンという毒を持っているセツブンソウ。

このアコニチンという毒は、トリカブトでよく知られている猛毒です。

この毒を持っている事から、「拒絶」や「人間嫌い」といった花言葉が名付けられたのでしょう。

セツブンソウは見た目が小さく、郡をなして生息している様子はとても美しいです。

しかし猛毒を持っている事から、プレゼントなどとして送る花としては、おすすめできません。 

セツブンソウは、日本だけに生息する固有種。

日本でも見ることができるのは、関東より西の本州だけです。

自生地として有名な場所は、栃木県栃木市の星野の里や埼玉県小鹿野町などです。

栃木県はセツブンソウが咲く、最北の分布地と考えられます。

セツブンソウは、近年摘み取られたり、猛獣により生息地が荒らされる事で、数が減っています。

そのため、セツブンソウが生息する地域では、種の保存法のための、保護過活動が盛んに行われています。

また、現在に日本で見られる黄花セツブンソウは、南ヨーロッパ原産の花です。

セツブンソウが毒を有することから、西洋では「冬のトリカブト」ともよばれるそうですよ。

 

春の訪れ告げる花として、昔から日本人に親しまれてたセツブンソウ。

数が少なくなり、生息地も少なくなった今、なかなかお目にかかれる機会は少ないかもしれません。

春に名残雪のように群れをなして咲くセツブンソウ、1度は見てみたいですね。

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