「頭痛の日」というのを聞いたことがあるでしょうか?
病院にあるポスターなどで見たことがある方もいるかもしれませんね。
何か頭を悩ますのか、それとも病気なのかという嫌な日のような感じですが、実は記念日なのです。
目 次
頭痛の日とはいつ?意味や由来は?
「頭痛の日」とは、毎年2月2日にあります。
2001年に頭痛薬も販売しているジョンソン・エンド・ジョンソンが「ず(2)つう(2)」の語呂合わせから制定しました。
病院で処方される「カロナール」と同じアセトアミノフェンを成分にしたものがジョンソン・エンド・ジョンソンが発売する「タイレノール」です。
ちなみに日本頭痛協会では2月22日を「頭痛の日」と制定しています。
どちらも頭痛に悩んでる方の存在をアピールし、理解を求めるものです。
頭痛の種類
現在15才以上の三人にひとりが頭痛持ちと言われるほど、頭痛に苦しんでいる人は多いです。
二日酔いや風邪が原因の日常的な頭痛もありますが、約80%が慢性頭痛です。
慢性頭痛は大きく3つに分けられます。
1、片頭痛
頭部の片側がズキンと痛み、吐き気を伴ったり、光・音・臭い・気温の変化に敏感になる。
女性に多くみられ、遺伝することも多いとのこと。
原因:脳の血管が急に拡張することで神経が刺激され痛みが起きる。
2、緊張性頭痛
頭が締め付けられるように鈍く痛む。
めまい、だるさが伴うこともある。
原因:首、肩回り、側頭部の筋肉が緊張した結果、血流が悪くなり痛みが起きる。
3、群発頭痛
じっとしていられないほどの激しい痛みがある。
目の充血や、涙・鼻水などが出ることもある。
若い男性に多く、一定の期間集中して毎日起こる。
原因:目の後ろを通過する頭の血管が拡張することで起きる。
慢性頭痛の原因はそれぞれ違い、対処法も違ってきますので、よく自分の症状を見極めるのが大切です。
慢性頭痛以外に、くも膜下出血など病気によって起こる頭痛もありますので症状に注意し、早めに医療機関を受診しましょう。
頭痛の歴史
古代エジプトの女神イシスは太陽神ラーの頭痛を治すためアヘンを用いたといわれるくらい古くから認識されている頭痛。
時代や国によってコーヒー、紅茶や嗅ぎタバコなども治療薬として勧められ流行していたようです。
片頭痛に多い有名人
片頭痛を持つ人の脳は持たない人より脳の興奮性が高く脳が反応するため痛みを起こすので、辛い頭痛を起こす一方、優れた才能を開花されるとも考えられています。
片頭痛持ちには、モーツアルト、ベートーベン、ゴッホ、ピカソ、バーナード・ショー、夏目漱石、樋口一葉、芥田川龍之介など音楽家、画家、作家など多数知られています。
卑弥呼が天候を予測でき祭事を行う偉大な女王だった、というのも、織田信長は悪天候を予知する天才だったため桶狭間の戦いで突然の豪雨の中、奇襲に成功するといったことも、片頭痛持ち特有の気圧の変化に反応するものではないかと考えられています。
後白河法皇も頭痛に悩まされていて、自身が建立した三十三間堂は頭痛平癒を願ったものでした。
現在も一月に行われる「楊枝のお加持」は参拝者の頭痛平癒の祈願となっています。
頭痛持ちの後白河法皇がこだわりぬいて建てた三十三間堂、京都に行かれた際はぜひその想いに馳せながら訪れてみてはいかがでしょうか。
おばあちゃんの知恵袋
頭痛に悩まされるのは昔も現代も同じです。
昔の人はどのようにして頭痛を和らげていたのでしょうか。
頭痛を和らげるおばあちゃんの知恵袋を3つご紹介します。
こめかみに梅干し
梅干しの香り成分には痛みを鎮静したり軽減する効果があります。
また梅干しに含まれるクエン酸は血流を良くします。
こめかみにショウガ油
すり下ろしたショウガと同量のゴマ油をまぜ、こめかみに塗り込めます。
ショウガの香りは頭痛を和らげる成分があり、血行も良くなります。
おでこに大根のしぼり汁
偏頭痛の時は冷やす方が効果的です。
氷では冷えすぎる時には大根のしぼり汁をおでこにのせるといいでしょう。
急な頭痛に薬がもしなかった場合に、家にあるもので代用出来たらいいですね。
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