「西の日」というのを聞いたことがあるでしょうか？
西についての記念日なのですが、東西南北で記念日があるのは西の日だけのようです。
ついつい東の日、南の日、北の日もありそうな気がしますが、認定されているのは西だけなのです、
いったいどのような日なのか紹介していきます！
目 次
西の日とはいつ？意味や由来は？
「西の日」とは、毎年2月4日にあります。
2（に）4（し）という語呂合わせで、「西の日」。
この日は西の方に向かって歩くと幸運に巡り合えるそうです。
西についての雑学あれこれ
西についてや西の方ということにどのような意味があるのかを、様々な分野からご紹介してみます。
西は、日が去る方向の意味の「去にし」が西に転じた言葉です。
太陽が沈むことから、衰退や死の象徴とされているのでちょっと暗いイメージかもしれません。
風水
風水にはよく方角が出てきます。
風水とは、中国発祥の「気」の力を使った開運のための環境学。
生まれ持った運は変えられないので、風水を用いて、その後の環境の運を変えていきます。
風水において西は「金の方位」で、豊かさや楽しみごと全般を司る方位です。
金運や恋愛運の運気は西がいいので、宝くじを買ったり、デートは西の方角に行くといいようなのでぜひ試してみてください。
中国の神話
中国の神話では、天の四方の方角を司る霊獣があり、西は白虎です。
白は五行説では西方の色とされます。
白虎とは細長く白い体の虎の形をしていて、四神の中では最も高齢の存在です。
中華圏ではライオンより虎が百獣の王であり、白虎はその中でも五百年を生きる誉れ高い獣の王とされています。
中国の天文学でも方角に四神を対応付け、西方白虎となっています。
仏教
仏教で極楽浄土は西の方角にあるとされ、西方浄土ともいいます。
十億万仏土先の西方にあり阿弥陀如来がいるとされます。
西方浄土の考え方から、西を向いて拝むことがいいそうです。
盗賊のスラング
「go west」を英語の辞書で調べてみると、”西に行く”以外に、”おだぶつになる”、”破滅する”というちょっと物騒な意味が載っています。
これはもともと盗賊のスラングで、西というのはイギリスのタイバーンという村にあった公開処刑場へ向かうことを意味していたからだそうです。
19世紀のアメリカでは「go west」というと、新聞の編集者であり、政治家だったホレス・グリリーリーの「Go West, young man」（西部に行け若者よ）という西部開拓を呼び掛けた論説が有名です。
またこの言葉を曲に使い1970年代に大ヒットしたヴィレッジ・ピープルの「Go West」は西部のサンフランシスコをゲイ解放のユートピアとしたもの、ということです。
ギリシア神話
ギリシア語語源の「hesperian」という言葉には、”西方の””西国の”という意味以外に”ヘスペリデスの”という意味があります。
このヘスペリデスというのはギリシア神話の美しいニンフたちのことで「黄昏の娘たち」という意味です。
世界の西の果てにある「ヘスペリデスの園」に住んで黄金の林檎の世話をしている姉妹だそうです。
国名
漢字一文字で国名を表すとき「西」はスペインを表します。正式にはスペインを西班牙と表記されています。
ちなみに、日本の最西端の島は、東経122度にある与那国島(よなぐにじま)です。
西についての雑学あれこれはいかがでしたでしょうか？
西の日には自分の気分にあう意味を考えながらぜひ西へ向かって歩いてみてください。
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