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地図の日とはいつ?意味や由来は?伊能忠敬「最初の一歩の日」

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「地図の日」というのを聞いたことがあるでしょうか?

この日は別名「最初の一歩の日」とも呼ばれますが、何の最初の一歩なのでしょうか。

 

地図の日とはいつ?意味や由来は?

「地図の日」とは、毎年4月19日にあります。

 

日本で初めて精巧な地図を作った伊能忠敬が、

1800(寛政12)年4月19日に最初の測量として蝦夷地(北海道)に向けて出発した最初の日を記念したものです。

この地図は「大日本沿海輿地全地」といいます。

 

「大日本沿海輿地全地」

伊能忠敬は千葉で商いをしていましたが50歳で隠居し、暦学を学ぶため江戸に行き、天体観測や測量について学びました。

当時測量遠方に測量に行くには幕府の許可が必要ですが、ロシアの動きなど国防上幕府としても地図が必要な時期であったこともあり蝦夷地測量の許可がおり、その事業を担当したのが伊能忠敬でした。

 

当初は許可のみで自費でしたが、半年後東日本の地図をみた将軍家斉により、続けて西日本の地図を作るよう幕命が下り、正式な国家事業になりました。

歩いた道のりは約4千万歩以上、足掛け17年かかり作り上げた地図ですが、残念ながら伊能忠敬は測量を終え地図をつなぎ合わせる作業の中、73歳で生涯を閉じています。

 

出来上がったものは精巧なもので、開国後にイギリス海軍が日本沿岸の測量を行おうとした際に幕府の役人の地図を見て、その優秀さに驚き測量を中止したといわれるほどです。

1827年に起こったシーボルト事件はこの伊能忠敬の地図をシーボルトが国外に持ち出そうとした事件です。

 

地図関係の展示施設

「伊能忠敬記念館」

千葉県香取市

伊能忠敬の出身地である千葉県佐原市にある「伊能忠敬記念館」には国宝に指定された地図や測量器具などの伊能忠敬関係資料が展示されています。

http://www.city.katori.lg.jp/sightseeing/museum/

 

「地球の丸く見える丘展望館」

千葉県銚子市

千葉県北東部にある愛宕山の頂上にある展望館から見える風景は視界360°中、330°までが水平線なので地球が丸く見えることを実感できます。

http://www.choshikanko.com/tenbokan/

 

「地図と測量の科学館」

茨城県つくば市

国土交通省管轄の「地図と測量の科学館」は地図と測量の役割を誰もが楽しみながら学び、体験できる施設です。

http://www.gsi.go.jp/MUSEUM/

 

「国立科学博物館」

東京都上野公園内

「江戸時代の科学技術」のコーナーには江戸時代の天文、博物学、算術などと共に伊能忠敬が使用した測量器具(複製)が展示されています。

http://www.kahaku.go.jp/

 

「ゼンリン地図の資料館」

福岡県北九州市

国内最大手の地図情報会社「ゼンリン」の資料館です。

伊能忠敬の「大日本沿海輿地全地」が原寸大で床に常設され、その大きさと正確さを実際感じることができます。

http://www.zenrin.co.jp/mapgallery/

 

上にあげた以外にも各博物館では古地図の保管・展示を行っているので、興味ある方はぜひチェックしてみてください。

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