「メーデーの日」というのを聞いたことがあるでしょうか?
ある程度以上の年代の方には馴染みのある日ですが、最近の若い方は以外と知らないかもしれません。
目 次
メーデーの日とはいつ?意味や由来は?
「メーデーの日」とは、毎年5月1日にあります。
メーデーとは世界各地で行われる労働者の運動の日で、5月(Mayメイ)1日( dayデー)からきています。
labor day「労働者の日」ともいわれています。
もともと五月祭とし、労使ともに夏の訪れを祝ってましたが、近代「労働者の日」となりました。
1886年5月1日に当時の合衆国カナダ職能労働組合連盟が、8時間労働制要求のストライキを行ったのが始まりです。
1890年には、アメリカやヨーロッパ各国で第1回国際メーデーとして国際的連帯でのデモが行われ、それ以降労働者の権利を主張する日として継続されています。
日本のメーデーの歴史
1905年社会主義の平民社主催の茶話会が日本においてのメーデーの始まりです。
1920年に第一回メーデーが開催されましたが、アメリカが労働者主体だったのに対して、日本は政治結社が主体となり約1万人の労働者を集め集会が開かれました。
社会主義色の強さから1936年にメーデー開催が禁止となります。
戦後、1946年に復活しますが、やはり政治色がからんだもので、1989年以降は単独のメーデーはあるものの全国規模では開催されていません。
現在は、働く仲間をねぎらい、家族や地域とで楽しめるイベントの日として開催されるものが多いです。
日本では祝日ではないメーデー
国際連合などにより定められた国際デーのため、世界では80以上の国で祝日となっています。
国によっては学校、会社、お店だけでなく交通機関も運休したりします。
日本では、なぜ祝日ではないかというと、ゴールデンウィーク期間中であり既にある祝日との調整の関係と、1873年から勤労感謝の日が祝日として制定されてて、趣旨が似ているということから、メーデーは祝日とはなっていません。
アメリカもメーデーは祝日ではなく、9月の第1月曜日が「レイバーディ」として祝日になっています。
労働者を讃える催しもありますが、学校が9月から新学期のため、この日は「夏の最後を楽しむ休日」として家族で旅行に行ったり、恒例の「レイバーディ・セール」が行われたりと、近年かなり様変わりしているようです。
イベント
日本では祝日ではないため、メーデーは地域メーデーとして、5月1日の直前の土日に式典、デモ、イベントなどを行うことが多いです。
東京では日本労働組合総連合会のメーデー中央大会が代々木公園で毎年行われます。
2016年は式典のほか、トークディスカッションや展示ブースの出店等があり約4万人の参加者が結集しました。
2014年には安倍首相が出席し話題となりました。
地域によって、イベントの内容は異なります。
ブラスバンドやファッションショー、フリーマーケット、出店など家族で楽しめるものもあるので、お近くの地域のメーデーに参加してみてはいかがでしょう。
この日はメーデーの意義や労働について考えてみるいい機会かもしれませんね。
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