女性の日とはいつ？イベントや意味や由来は？

更新日：2020年4月27日

「女性の日」というのを聞いたことがあるでしょうか？

女性の活躍が取り沙汰される昨今ですが、いったいどのような記念日なのでしょうか。

女性にまつわるイベントや記念日の紹介をしていきます。

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女性の日とはいつ？意味や由来は？

「女性の日」とは、毎年4月10日にあります。

厚生労働省(当時の労働省)が1949年(昭和24年)にこの日を「婦人の日」(=婦人参政権記念日)としました。

1946年(昭和21年)4月10日に戦後初の総選挙が開催されたのですが、この時始めて女性の参政権も行使され39人の女性が当選しました。

その後、50年目の1998年(平成10年)に「女性の日」と改称されました。

また、この日から16日までを「女性週間」とし、女性の地位向上のための啓発活動のイベントなどが全国で開催されてきました。

【女性参政権70周年記念シンポジウム】

～女性を議会へ、本気で増やす！～

2016年の4月10日に、女性参政権70周年記念シンポジウムが上智大学で開かれました。

70年たった今の日本でも女性議員は10%満たず、この比率は先進国で最下位だそうです。

この女性議員が少ない現状をなんとかしたい、女性たちの求める議員を増やし、女性たちの声を届けるために何ができるか考えようといったイベントです。

詳細はこちら。

【国際女性デー】

「国際女性デー」とは毎年3月8日にあり、女性の権利と世界平和をめざして世界各国で記念行事や催しが開催されています。

1904年3月8日にアメリカ・ニューヨークで、女性労働者が婦人参政権を要求してデモを起こしたことをきっかけに、1910年にドイツ・コペンハーゲンで行なわれた国際社会主義者会議でクララ・ツェトキン(社会主義者)らが、「女性の政治的自由と平等のためにたたかう」と提唱したことから始まりました。

国連は1975年(国際婦人年)の3月8日に、この日を「国際婦人デー」と定め、1977年には国連総会で「国際女性デー」が決議されました。

現在では、国連事務総長が女性の十全かつ平等な社会参加の環境を整備するよう、加盟国に対し呼びかける日となっています。

日本では1923年3月8日に赤瀾会(せきらんかい・社会主義フェミニスト団体)主催で初の女性デーを開催しましたが、反対派の妨害で警察によって解散させられたそうです。

その後は戦争などで一時中断したものの、戦後に政党や労働組合の婦人部が中心となって全国各地で集会を行うようになりました。

【女性の健康週間】

「女性の健康週間」とは、毎年3月1日から3月8日(国際女性デー)までの期間になります。

産婦人科医が女性の健康を生涯にわたって総合的に支援することを目指し、日本産科婦人科学会と日本産婦人科医会が2005年に活動を開始しました。

2008年からは、厚生労働省も国民運動として主唱し、国や地方公共団体、関連団体でさまざまな活動を行っています。

世界中でも女性にまつわる記念日や活動が行われてきたことが分かります。

日本では、1986年に男女雇用機会均等法が施行され、2015年8月には女性活躍推進法が国会で成立しました。

すぐに周知できることばかりではありませんが、この日に少し、女性の活躍について考えてみるのも良いかもしれませんね。

以上、女性の日についてでした。

他にもおもしろい記念日がたくさんあります！

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