博多でゴールデンウィークのビッグイベントと言えば、やはり「博多どんたく」に限ります。
博多どんたくは、夏の「博多祇園山笠」、秋の「放生会」と合わせて、「博多三大祭り」の一つになります。
約650団体が参加し、県外、海外からも約200万人の観光客が足を運び、博多市内あちこちで、演舞台やパレードなどが繰り広げられ、お祭り一色になり、老若男女関係なく大変賑わいます。
今回は、そんな「博多どんたく」について、見どころやおすすめポイントなど、お祭りの魅力をまとめてみました。
目 次
博多どんたく2022年日程
今年は開催決定がだされました!
毎年5月2日が前夜祭、5月3、4日が本祭となっています。
過去のスケジュールは以下の通りで、今年も同じような日程になるでしょう。
5月2日
16:30~20:30. 前夜祭.(福岡国際センター)
5月3日
9:00~22:00. 各演舞台でのイベント(演舞台が市内34ヶ所にあり)
10:00~. 式典(ベイサイドプレス. 博多埠頭)
10:00~11:30. パレード(博多駅前. どんたくストリート)
13:00~19:00. パレード(明治通り. どんたく広場)
5月4日
9:00~22:00. 各演舞台でのイベント(演舞台が市内34ヶ所にあり)
10:00~13:00. パレード(博多駅前. どんたくストリート)
15:00~20:00. パレード(明治通り. どんたく広場)
15:00~17:00. マーチングパレード(明治通り. どんたく広場)
17:00~18:30. マーチングフェスティバル(市役所ふれあい広場. お祭り本舞台)
18:50~19:20. フィナーレの総踊り(各演舞台. 最後に打ち上げ花火あり)
※パレードの終了時間はだいたいの目安となります。
2022年4月から、博多どんたく公式サイトがオープンしました。
情報が更新されていきますので、こちらでチェックも忘れずに!
博多どんたくとは(由来や歴史)
正式名称は『福岡市民の祭り「博多どんたく港まつり」』になります。
そもそも「どんたく」ってどういう意味なのかいうと、オランダ語の「ZONDAG(ゾーンターク)=休日という意味」から、名付けられたそうです。
明治時代に一時禁止されていた「松囃子」を復活させる際に、この名前に決めたようです。
起源は古く、約830年前(1179年)の平安末期時代に、京都の御所のお正月を祝う宮中参賀の行事が地方に伝わり、それが九州に伝わった際に、シャレッ気の多い博多町人がさらに発展させて、現代に至るお祭りになったとの事です。
しゃれとんしゃー。(=お洒落ですね。という意味の博多弁です。)
ゴールデンウィーク期間中、日本で一番賑わうお祭りとも言われます。
市民達が各々の仮装をして、しゃもじを叩いて市内を練り歩く「博多松囃子」は、国指定重要無形民俗文化財となっています。
なぜしゃもじを叩くのかというと、昔、商家の前をどんたく囃子が通りかかった時、お囃子の見事な音色に夕食の支度をしていた商家の女将さんが浮かれ出し、手に持っていたしゃもじを叩いて、そのお囃子の中に加わったことから、とされています。
博多どんたくの見どころは
前夜祭
まず、5月2日の前夜祭ですが、これは地元民じゃないとなかなか難しいようです。
天神近くの福岡国際センターにて無料で見られるのですが、整理券が必要になります。
博多どんたくの10日前に、市内各所(4ヶ所)で、6000枚配布されますが、すぐに無くなってしまうようです。
前夜祭では、「どんたく隊による演舞」「有名人の歌謡ショー」などが楽しめます。
毎年、有名人が出演され、過去には、由紀さおりさん、安田祥子さん、2015年は水森かおりさん、2012年にはコロッケさんが出演されました。
今年のゲストが誰になるのかも気になるところですね。
本祭
5月3、4日の本祭では、市内の特設演舞台が30ヶ所もあり、あちこちで催し物が楽しめます。
地元向けのイベントが多いようですが、お祭り本舞台(福岡市庁舎前 ふれあい広場)、博多本舞台(博多駅広場)には、有名人やアイドル、有名などんたく隊が出演するとのことで、すごく楽しめそうです。
日程が近付いたらHPにプログラムが発表されるので要チェックです。
博多どんたくといえば、やはり「どんたくパレード」が一番盛り上がります。
パレードには毎年約200団体が参加しています。
企業、消防隊、自衛隊などの官公庁、学生、幼稚園生、ミス・タイランドなどの外国人団体、九州他県からも参加して、博多松囃子はもちろん、音楽隊、フラッグ、バトン、チアリーディングなどそれぞれの衣装を着て、最高の笑顔で市内をパレードして行きます。
過去には、東京ディズニーシー15周年で、ミッキーマウスをはじめとするディズニーの仲間たちが、どんたくパレードに出演しました。
ビッグゲストですね。
おすすめポイント
どんたくパレード
どんたくパレードは是非見てほしいと思うのですが、人波にのまれるくらい見物客が多く、道路の最前列で見たい場合、パレードの開始1時間以上前にはレジャーシートで場所取りをしておく必要があります。
以前は、競争率は高かったものの桟敷席というのがあったのですが、去年は工事のため中止となっており、今年はどうなるかまだ分からない状態です。
調べてみると、地下鉄の中洲川端駅の出入り口付近、その中洲川端駅近くの、明治通り沿いにある鈴懸本店のカフェ(通りがガラスに面していて、パレードがゆったり見られる)、中洲と天神の間にかかる西大橋付近(歩道が広く、本部近くなのでアナウンスの声も聞こえる)がおすすめスポットでした。
博多湾内クルーズ
また、5月3日、4日の夜には、博多湾内クルーズが航行されます。
過去の情報では、「どんたくナイトクルーズ」で、5月4日の19:30~20:30に、定員150名(なんと無料。※事前公募制。応募多数の場合は抽選)で湾内クルーズをしたそうです。
「マリエラどんたくるーず」では、3日、4日の19:15~約110分かけて、レストラン船で湾内クルーズをしながら、フランスコース料理のディナーや、博多仁和加など「どんたく」らしい賑やかなアトラクションも楽しめるプランがありました。
先着100名(大人6200円、11歳以下5170円)になり、こちらも事前予約は必要ですが、4日はフィナーレの打ち上げ花火が船から見られるそうなので、是非おすすめです。
屋台
お祭りなので、やはり屋台も楽しみたいですよね。
どんたくパレード周辺に大小約200軒の屋台が出ていて、ラーメン(豚骨スープが多いと思います)、焼き鳥、おでん、天ぷら、フレンチ、中華、バーまでたくさんあるようです。
パレードを見ながら屋台を楽しむのもお祭りならではですね。
博多・天神はショップがたくさんあるので、どんたくセールなどをチェックするのもおすすめです。
フィナーレの総踊り
最終日の4日「フィナーレの総踊り」では、博多市内のあちこちで「総踊り」が繰り広げられます。
参加型のイベントになり、誰でも飛び入り参加可能で、踊りを知らなくても全く問題ありません。
外国人の方も楽しんで踊りに加わっているようです。
新天町の演舞台会場にて、先着順で踊り用の「しゃもじ」がもらえるそうなので、是非ゲットして、思いっきりお祭りを楽しみましょう。
お祭り期間中は、オープンカー仕立ての観光バスを華やかに電飾した花自動車に乗って、一緒にパレードに参加することもできます。
ただし、事前抽選なので、前もって必ず事前にHPをチェックして下さいね。
この花自動車は6台あり、電飾や造化で装飾されているのですが、なんと一台1200個のLED電球を使っているようです。
夜にはライトアップもされ、さらに賑やかになり、見応えがあります。
毎年、飾りが違っていて、去年は魔法使いプリキュア、妖怪ウォッチといった子どもが喜ぶ花自動車もあります。
今年は何になるのかなって思うのも楽しみの一つですね。
交通アクセス
主な会場は、JR博多駅前、駅前通り、明治通り(天神)、ほか博多市内全域になります。
JR博多駅(住所:福岡県福岡市博多区博多駅前中央街1-1)を降りたら、一気にお祭り気分へ。
公共機関の利用をおすすめしますが、車でのお越しの場合、福岡都市高速博多駅ICから国道385号経由0.5km3分程です。
ただし、特設・臨時駐車場は設けられてないため、市内の有料駐車場を利用するしかありません。
この2日間は特別料金の駐車場が多く、どこの駐車場もすぐに満車になるため、遠方から来られる方には特におすすめできません。
九州自動車の古賀ICで、3号線まで下りて、東区の香椎や箱崎周辺の駐車場を利用する手もあります。
天神中心部の駐車場代に比べれば安く済むし、駐車場も多いです。
博多駅には、JR(箱崎からの場合は地下鉄もOK)を利用して数分で移動できます。
本数も結構あるので、大変便利です。
交通規制
パレードの関係上、交通規制が行われるので、要チェックです。
どんたくストリート(.博多駅前通り)
5月3日10:00~11:30./5月4日10:00~13:00
博多駅前2丁目交差点付近~博多区役所南口交差点にかけて交通規制されます。
どんたく広場(.明治通り)
5月3日13:00~17:00./5月4日15:00~20:00
呉服町交差点西詰~天神交差点東詰にかけて交通規制されます。
マナーを守って、楽しく博多どんたくに参加しましょう。
まとめ
前もって、プログラムなど公式HPをチェックしてから、見たいポイントを押えて出掛けると、より楽しめる事と思います。
博多どんたくの期間中、なぜか雨が降ることが非常に多いので、天気予報も忘れずにチェックして下さい。
パレードを最前席で見たい場合、レジャーシートと雨具は必須ですね。
場所取りは1時間以上前から始まっているので、トイレの場所確認や、お子さんがいる場合はおもちゃなど用意して、根気よく待つ必要があります。
もちろん、場所取りをしなくても、パレードは見られるので、人波をかき分けながら、楽しむ人も多いです。
筆者が子供の頃に、花自動車やパレードを初めて見た時、とてもワクワクした記憶があります。
お子さんに一度は見せてあげてほしいお祭りですね。
今年のGWは、老若男女関係なく皆で、楽しんで盛り上がれる「博多どんたく」はいかがでしょうか?
最高の思い出になると思います。