穀雨は24節気のうちの一つで、清明の次になります。
穀雨は農業される方の種まきの目安とされる重要な時期なので、ガーデニングや農園などに興味がある方はぜひご参考ください。
目 次
2023年の穀雨はいつ?
穀雨は春分も過ぎた清明と立夏の間にある24節気の6番目にあたります。
清明から15日目頃と定められており、2023年の穀雨は4月20日となります。
穀雨の次が立夏となっていますので穀雨は「春」最後の節気となっています。
穀雨の意味や由来は?
穀雨は「春の雨が降り、百穀(多くの穀物)が潤う頃」という意味を持っています。
この春の雨は農耕する人たちにとってはとても重要な雨で、これからの穀物の成長を促したり、種をまくにはうってつけの時期とされています。
この時期の雨が大地を潤すと言われていることから「百穀春雨」と言われたりもします。
穀雨の時期にぜひ食べたい旬の食べ物は?
まず食べる機会が少ないかもしれないですが、穀雨に食べてほしい旬の食材はヨモギです。
このヨモギは穀雨の時期が旬と言われていますが「ハーブの女王」と呼ばれるほどの薬草です。
さらに体にも良いと言われている上に、美肌効果も期待されているほどで韓国の女性の人たちに人気ともいわれています。
ヨモギを蒸すことによって食べやすくなります。
この蒸したヨモギをパンに練りこんだり、お菓子に加えたりといろいろ工夫されたレシピをみんなが作っていたりもしますので、ぜひそちらもご参考ください。
次にお勧めなのが新茶です。
なぜ新茶なのかというと穀雨の時期は八十八夜の時期ともあり、八十八夜に摘まれた新茶は不老長寿の縁起物とされています。
ただ縁起物というだけでなくその年の穀物などの出来高を占う意味合いもあるので、農耕をされる方は気にかけて新茶を呑む人もいるぐらいです。
みなさんもぜひそう言った意味合いを感じながら、新茶を呑んでいただくとさらに楽しめるかと思います。
穀雨の4月にある行事・イベント
4月第3日曜日にある 久田見まつり.(糸切りからくり)
岐阜県加茂郡八百津町にて糸からくりを使ったお祭りが行われます。
歯車などを利用して下から糸をひき人形をあやつる技術は、国の無形民俗文化財にも指定されているほどの技術です。
さらにこの人形劇はその年で取り上げられたものを参考にして作られたりするので、毎年見ても楽しめるようになっています。
お祭り当日まで地元の方も知らないということもあり、観光客であっても地元の人同様に、ドキドキ感を楽しめるのもこのお祭りのいいところです。
4月25日~4月29日 長崎帆船まつり
長崎市にある長崎港に国内外から帆船が集結するお祭りで、船好きやまだ船好きではない人までも楽しめるお祭りです。
このお祭りのすごいところは一般公開されているので、船内探検ができる上に体験クルーズまで参加できます。
さらにステージイベントや、花火にライトアップなど多彩なイベントが用意されていますので、子どもから大人まで十分楽しめるのも特徴です。
4月下旬~5月上旬. となみチューリップフェア
富山県砺波市は生産量日本一と言われているほどのチューリップの産地とされています。
穀雨の時期頃ということもあり、恵みの雨の恩恵を受けているチューリップは生き生きとした生命力を持ち合わせているので、色鮮やかに咲いています。
チューリップを使った地上絵を演出していたり、様々な角度からチューリップを観ることができるので、心が安らぎながら一日を過ごすことができます。
さらにフェアの期間中は富山の食を堪能したりすることもできるのでお勧めです。
4月第3日曜日 翠波高原 菜の花まつり
穀雨の時期の愛媛県四国中央市の翠波高原は一面菜の花で包まれます。
一面と咲いた菜の花を見ると心が落ち着くとともに香りもよく、家族連れの人で賑わっています。
菜の花祭り当日は菜の花を楽しめるだけでなく、音楽ライブやバザーも開かれるので、さらに楽しむことができてお勧めです。
このように穀雨は人の生活と切って離せないほどの身近な季節です。
ぜひ皆さんも穀雨を意識しながら楽しんでみていただけたらと思います。
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