清明は24節気のうちのひとつで春分の次に当たります。
春分とは違った楽しみ方があるのでぜひご参考ください。
目 次
2023年の清明はいつ?
先ほども挙げましたが清明(せいめい)は24節気の5番目に当たります。
春分から15日後と定められており、2023年の清明は4月5日となります。
春分も過ぎてますので暖かい風が吹き始め、桜が綺麗に咲いてるのがこの頃と言われています。
清明の意味や由来は?
清明は「春先の清らかで明るく、生き生きとした様子を表した『清浄明潔』という語を略したもの」と言われています。
万物が清く明るく美しい頃合いの季節とされています。
他にもこの清明は中国から伝わったという説もあり、沖縄では清明祭(シーミー)というお墓参りして食事する風習も残っていたりします。
清明の時期にぜひ食べたい旬の食べ物は?
清明の頃にはだいぶ暖かくなってきているので、ぜひ食べてほしい旬の食材がたくさんあります。
清明の時期には、野菜では以下のような食材が旬を迎えます。
○三つ葉
○ふき
○にら
○新じゃが
○ごぼう
○タラの芽など
朝市など行くと、鮮度のいい野菜を手に入れることができます。
魚貝類では次のような食材が旬を迎えます。
○鰆(さわら)
○さより
○初ガツオなど
このような食材が、清明を迎える頃より旬である言われています。
魚貝類で特におすすめなのがさよりと鰆です。
この時期のさよりは特に脂がのっている魚が多く、刺身にしたら抜群においしいと言われています。
鰆も春の魚と書くようにこの時期になるとさよりと同様に脂がのって美味しい状態になっていますのでお勧めです。
清明の行事・イベント
清明祭
沖縄では清明の頃に中国から伝えられたと言われている行事があり、清明祭(シーミー、ウシーミー)というお墓参りが行われています。
これは清明の頃に先祖のお墓に親戚が集まり、お線香やお花、重箱料理をお供えをして供養をするお祭りとされています。
お供えする料理の中身は、かまぼこや肉の煮付け、厚揚げや魚や魚のてんぷら等を重箱に詰めます。
その重箱料理と果物やお菓子と共にお供えして、お墓の前でみんなで食事をとります。
4月 造幣局「桜の通り抜け」
大阪市北区の造幣局構内にある桜並木は、「日本さくら名所100選」にも選ばれているほどの桜の名所です。
約560mも楽しめる桜の通り抜けですが、一般開放されるのは開花期からわずか1週間とされています。
無数の八重桜が見どころと言われていますが、21時まで解放されているため、普段とは違った桜の姿を楽しめるのでお勧めです。
4月2日 城下町小幡さくらまつり
群馬県甘楽町では、昭和60年から始められている「城下町小幡さくらまつり」が行われます。
このお祭りの特徴は、もちろん名前にあるようにさくらの舞う景色も綺麗なのですが、「武者行列」を見に来る人が多いです。
これは甲冑を身に纏った戦国武将の織田隊が城下町小幡を勇壮に練り歩く様を表現しています。
お祭り会場では武将たちを見るだけでなく、野点や抜刀術も行っているので、桜以外でも十分見ごたえがあります。
4月上旬 松山春まつり(お城まつり)
愛媛県松山市にある松山城周辺の城下町では、4月上旬になると市民参加による大名武者行列が3日間にかけて行われます。
松山城にて桜を見ながら食事もできるとともに、城下町でもさまざまなイベントが行われているので、市民や観光客までも参加して賑わいます。
清明の頃になると、「清く明るい季節」と言われているように、花見や行事も増えてきます。
ぜひ皆さんもいろいろなところに足を運んで、日本の四季を楽しんでみてください。
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