喪中の時は、年賀状を出さないというルールぐらいはなんとなく知っている物の、それ以外の細かいところはイマイチ良く解らない、という人が殆どかもしれません。
今回は喪中の時の挨拶について書いて行きます。
目 次
喪中の期間
喪中の期間は、亡くなった方との関係によって異なってきます。
続柄 | 忌日数 | 喪中日数 |
---|---|---|
父母 | 50日 | 13カ月 |
養父母 | 30日 | 150日 |
夫 | 30日 | 13カ月 |
妻 | 20日 | 90日 |
嫡子 | 20日 | 90日 |
その他の子 | 10日 | 90日 |
養子 | 10日 | 30日 |
兄弟姉妹 | 20日 | 90日 |
祖父母(父方) | 30日 | 150日 |
祖父母(母方) | 30日 | 90日 |
おじ・おば | 20日 | 90日 |
曾祖父母 | 20日 | 90日 |
喪中のあいさつ
家族間の喪中の新年挨拶は?
親戚づきあいや普段から緊密に連絡を取っている様であれば、葬式や告別式の時にお互いに顔を合わせるでしょうから、喪中明けに手土産を持って挨拶回りを行うなどすれば良いのではないでしょうか?
もし、そんなに親しくない家族関係の場合は親族が亡くなった旨の葉書を送付し、喪中である事を知らせ、その葉書で挨拶と変えましょう。
また、それでも喪中期間中であるため挨拶にためらいがある場合は、寒中見舞いという形で葉書を送付し、挨拶と変えたとしても失礼はないようです。
会社での喪中で新年の挨拶は?
職場では年頭の挨拶「あけましておめでとうございます」を避け、いつもと同じように挨拶をした後、昨年はお世話になりました程度の挨拶で軽く済ませ、特に喪中である事をアピールする事は無いようです。
中には喪中である事を、伝えているにもかかわらず挨拶をされてしまうなど、不測の事態が起こりますが、その時は臨機応変に対応しましょう。
取引先などを相手にする場合は、あくまでも会社対会社という事になるため、喪中という事は関係ありません。
取引先の人があなたに会うときはその仕事を一緒にするときの代表者としてあなたにコンタクトしてくるので、例年通り挨拶して、個人的な事情は避けて置いた方が良さそうです。
相手が気づいてしまったのなら、心遣いしないで下さいと一言付け加える程度にとどめておきましょう。
あくまでも「あけましておめでとうございます」という挨拶は避けて、旧年中お世話になったことを感謝する挨拶にとどめておけば、正解のようです。
最近は個人情報の観点から、会社での年賀状のやりとりを公に辞める動きもありますので、そういった会社もありますので、同僚であってもその様な個人的事情を知らないことがあります。
新年の挨拶を寒中見舞いで出す場合の例文
今まで書いてきて解った様に、喪中の時は年賀状を出せないので寒中見舞いの中で、身内が亡くなった旨を伝えます。
その例文を書いていきます。
(例文)
寒中見舞い申し上げます。
早々年賀状を頂き、ありがとうございました。
昨年九月に祖父が他界し、新年の挨拶を控えさせて頂きました。
欠礼のお知らせを申し上げず、大変失礼しました。
本年も家族共々よろしくお願いします。
平成○○年○月○日
この様な形で家族が他界した旨を書いて送付することで、良いかと思います。
喪中が明けて大分経過している場合には、松の内1月7日過ぎに出すと良いでしょう。
まとめ
現在葬式のやり方やその後処理についても、様々変化しています。
例を出すと、昔であれば家族が亡くなると葬儀社が来て大きい祭壇を組んで、送り出すといった形が当たり前でした。
最近では住居の関係や大家族で住むスタイルは少ないので、出来るだけコンパクトに済ませるようになりつつあり、葬儀も家族葬や密葬に変化してきています。
そのため、昔の様に家族が他界した場合にご近所や故人の友人などに喪中葉書を送るなどの行為も行わない事もあります。
何故なら、友人関係が希薄という可能性がありますね。
そのため新年の挨拶自体も行わないという事もあります。
本来であれば、喪中葉書や寒中見舞いでなくなったことを知らせる様な必要最低限のコミュニケーションは必要なのではないかと感じています。
しかし、個人情報が漏洩する心配があるという事は間違いないのでその時の対応を失礼のない様に行っていく必要がありますね。
ですが、失礼にならない対処法というのが確かにあるのでどういう風習がそこにはあるのかを見極める必要がありますね。
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