寒露(かんろ)といえばご存知の方もいるかもしれませんが24節気のひとつです。
二十四節気のうちでも寒露は17番目の節気です。
24節気の後半ともあり、寒さも肌にひしひしと感じるような季節ですが、日本中でもさまざまなイベントや行事などがあります。
そのような寒露の楽しみ方を今回はご紹介していきます。
目 次
2023年の寒露はいつ?
2023年の寒露は10月8日となります。
24節気の中でも有名な「秋分」の次の節気となります。
そのため秋分の日から約15日後がこの「寒露」とされており、厳密にいうと10月8日から次の霜降までの期間がこの「寒露」となります。
10月に入るともあって名前にもあるように「肌寒い」季節なのが特徴です。
寒露の意味や由来は?
寒露は「晩秋から初冬にかけてできる露」のことをさします。
さらに意味合いとしては「晩秋にかけてできる露も冷たく感じるころ」を表しているのがこの寒露です。
いかに朝晩が寒くなってきていることを表しているのが特徴です。
寒露の時期にぜひ食べたい旬の食べ物は?
先ほど寒露は寒くなった頃合いを示すと説明しましたが、最初にあげたようにまだ実際は10月です。
そのため寒露の季節は「秋」になるので、まだまだ食欲の秋ならぬ旬の食べ物が多いです。
特に食べていただきたいのがきのこ類や芋類です。
芋類の中でもサツマイモや里芋がお勧めなのですが、注意しないといけないのが傷みやすさです。
寒露は次第に寒さもきつくなっていくのですが朝晩の気温差が開きやすくなっていくので食材が傷みやすい季節でもあります。
そのため、できるだけ食材を手に入れたら早める食べるように心がけましょう。
10月のお勧め行事.イベント
寒露でも日本中では寒さに負けないようにいろいろな行事・イベントが行われています。
今回は特にお勧めの行事・イベントをご紹介していきます。
10月 那覇大綱挽まつり
沖縄県那覇市では10月になると超特大の綱挽きが行われます。
この綱はただ大きいだけでなく、枝綱自体が無病息災のお守りの効果があると言われているありがたい大綱です。
さらに歴史自体も古くからあるので市民には馴染みあるものですが、この大綱挽祭りの特徴として観光客も参加できます。
そのため、大綱を囲んで周囲を一体にする感じは多くの人を盛り上げて賑やかにしてくれます。
ぜひお祭り好きの方には参加していただきたいお勧めのお祭りです。
10月 清水港マグロまつり
静岡県静岡市ではこの寒露の時期になる頃に、清水港でマグロまつりが行われます。
これは静岡市がマグロの水揚量日本一ということもあり開催されるもので、脂の乗ったマグロを堪能することができるお祭りです。
マグロ好きにはたまらないマグロづくしのお祭りで、マグロに関したさまざまなイベントが行われます。
ぜひお手すきの方がいましたら参加することお勧めです。
10月上旬 六殿宮秋季例大祭
熊本県熊本市では、「クギなし門」として国の重要文化財の指定を受けている「楼門」がある六殿神社で、「六殿宮秋季例大祭」が行われます。
歴史ある大祭なのももちろんですが、何といっても流鏑馬(やぶさめ)や馬追いの神事が人気で、一目見ようとさまざまな観光客が遠くから足を運んで観に来るほどの神事となります。
ぜひ、歴史好きの方や、それ以外の方にも観ていただきたい大祭の一つです。
10月 佐原の大祭 秋祭り
こちらも先ほど同様歴史的大祭ですが千葉県香取市で佐原(さわら)の大祭が行われます。
佐原の大祭の特徴は何と言っても関東3大ともうたわれる豪華絢爛の山車です。巨大な人形が飾られているほか伝統的な関東彫りまで入っているので神輿、山車好きの方にはぜひ見ていただきたい山車となっています。
「二十四節気とは?意味や使い方、二十四節気一覧」
二十四節気とは2022年のいつ?意味や使い方と節気一覧。
このように寒露は肌寒い季節ですが秋祭りや、大祭が多いように寒さに負けずに賑やかに行うお祭りが多いですので、ぜひみなさんもお身体にはお気をつけて寒露を楽しんでください。