霜降と書いて「しもふり」とも読みますが、今回ご紹介するのは24節気の一つの方の霜降です。
二十四節気の霜降は「そうこう」と読み、霜降まで来ると10月後半に差し掛かるのでもう年末まであと少しといったところです。
今回はそんな霜降を楽しんでいただきたく、イベントや行事などご紹介していきます。
目 次
2023年の霜降はいつ?
2023年の霜降は10月24日となります。
先ほども挙げたように霜降は10月後半になるのでだいぶ肌寒くなり、年末に向けて徐々に忙しくなり始める時期だと思います。
ただ霜降から15日後にはもう立冬で冬の訪れも近づいていますので寒さに注意して、体調を崩さぬよう過ごしていただきたい節気でもあります。
霜降の意味や由来は?
霜降の意味合いは読んで字のごとく「霜が降りる頃」です。
晩秋の寒さで露ができていたところが、さらに寒くなることによっていよいよ霜ができ始めるころを指しています。
このことからわかるように霜降は十分寒い時期となります。
霜降の時期にぜひ食べたい旬の食べ物は?
霜降の時期に食べたほうが良いとよく言われているのが「さつまいも」です。
というのも旬の時期というのもありますが、霜降の時期になると肌寒いのでサツマイモを焼いて焼き芋にして食べると、体内から温まりますよね。
さらにサツマイモは食物繊維が多いので腸内環境を整えてくれる食材で知られていますが、栄養価自体も高いのでお勧めです。
他にも秋鮭やほっけなどもお魚売り場では人気ですので魚が好きな人は要チェックです。
10月にあるお勧め行事.イベント
霜降の時期は比較的年末に向けて忙しくなると言われていますが、まだまだ霜降の頃を楽しめる行事やイベントは各地でたくさん行われています。
今回はそんな中からおすすめのイベント・行事をご紹介していきます。
10月 武雄温泉秋まつり
佐賀県武雄市では霜降の頃に伝統的な歴史ある秋祭りが行われます。
この武雄温泉秋まつりでは、前夜祭で宵のまつり「エイトウ」が行われるほか本祭で流鏑馬(やぶさめ)が行われたりします。
800年ほどの歴史ある流鏑馬ももちろんですが、前夜祭にあるエイトウも壇ノ浦の戦いからの物語があり、歴史ある感慨深いものとなっています。
ぜひ、歴史好きやお近くにお住まいの方は観に行っていただきたいお祭りです。
10月 琉球の祭典.(全島旗頭フェスティバル)
10月には沖縄ではお祭りがたくさん行われますがこの琉球の祭典もぜひ参加していただきたいお祭りです。
こちらの琉球の祭典はかの有名なエイサーをはじめ、日本各地の踊りなども踊られ、沖縄の人のイメージであるように県外、海外の人も包んで辺りが陽気な音頭で盛り上がる祭典となっています。
巨大な旗頭も見物ですが那覇市民、観光客ともに盛り上がれるのがこの祭典の大きな特徴です。
10月 庖丁式(ほうちょうしき)
千葉県南房総市にある高家神社には料理の神様(磐鹿六雁命)が祀られています。
そのため、幾多の料理人がお参り、見物、奉納に訪れる人もいます。
古式型の料理の手捌きは鮮やかで、日本の熟練の技を十分に披露してくれ、伝統の技を披露する厳粛ある儀式となります。
料理に精通する人は一度は見ていただきたい例祭となります。
10月下旬. 高台寺の紅葉ライトアップ
10月下旬になると京都市東山区にある高台寺ではライトアップが行われます。
臥龍池を中心とした庭園は観る人をも魅了する美しさで、庭園に興味がない人をも惹きつける美しさです。
秀吉とネネの物語も有名ですので歴史好きの方にももってこいの場所でもあります。
夜にライトアップされて映し出される紅葉や楓は鮮やかで綺麗です。
「二十四節気とは?意味や使い方、二十四節気一覧」
二十四節気とは?意味や使い方と節気一覧。
このように霜降の頃は景色やお祭りに限らず伝統的な行事が多いのでぜひ皆さんも各地域の行事・イベントに参加して霜降を楽しんでみてください。